苦手科目は作らない

択一式試験では、合計点の合格ラインがあると同時に科目別の基準もあるんですよね。

これがけっこやっかいなんです。基本的にはすべての科目で４点以上取らなければならないということですから、結局、苦手科目を作ったら合格できないということですよね。

ですから、苦手科目は絶対に作ってはいけません。

それとです、科目によって基準点が３点以上となっていることがありますよね。これってどういうことかといいますと、
「試験問題が難しかったので、皆できなかった。だから、４点を基準にすると合格者がすごく少なくなっちゃうから、基準を下げておきましょう」
ということなのです。ですから、場合によっては、基準点が下がるということです。

ということは、受験生の多くが知らないことがいっぱい出たときは、みんなできないから基準点が下がる可能性がある。つまり、多くの受験生が知らないことは知らなくても合格できるということですよね。

合格基準点とか見ていると、けっこう、どこを勉強すればよいのかとか、勉強方法に通じることが見えてきたりするもんなんですよね。

でも、そんな分析なんて受験生はわざわざしなくて良いんですよ。受験講師が分析した情報を聞けばよいだけです。もしこういう分析に興味があるなら、合格した後にすればいくらでも楽しめますよ。