今回の白書対策は、「医療費適正化の取組みの推進」に関する記載です
(平成22年版厚生労働白書P240~241)。
☆☆======================================================☆☆
2007(平成19)年度の国民医療費は、34.1 兆円(1人当たり26.7 万円)と
なっているが、医療技術の進歩、高齢化等により、今後も医療費が伸び続けて
いくことが見込まれる中、国民皆保険を堅持していくため、医療費の伸びの
構造的要因に着目し、必要な医療を確保した上で、効率化できる部分は効率化を
図ることが重要であり、生活習慣病の予防や、患者の心身の状態に応じた適切な
医療サービス等の効率的な医療の提供を推進していく必要がある。
このため、国と都道府県においては、生活習慣病対策と平均在院日数の短縮に
関する具体的な数値目標を掲げた医療費適正化計画(2008(平成20)年度~
2012(平成24)年度)を定めており、中間年度である2010年度には国と都道府県
それぞれにおいて、計画の進捗状況に関する評価を行い、必要な見直しを実施する
こととしている。なお、計画における療養病床数に係る目標は当面凍結し、機械的
な病床削減は行わないこととしており、今後、施設ごとの転換移行や患者の状態像
等について実態把握を進め、それを踏まえて計画の見直しを検討していくことと
している。
☆☆======================================================☆☆
「医療費適正化の取組みの推進」に関する記載です。
この白書の記載、選択式として注意ですね!
【17-社一-選択】
我が国の医療制度は、すべての国民が国民健康保険などの公的医療保険制度
に加入して、いつでも必要な医療を受けることができる( A )制度を
採用している。
近年、国民医療費は経済(国民所得)の伸びを上回って伸びており、国民
所得の約( D )%を占めるに至っている。中でも国民医療費の( E )
を占める老人医療費の伸びが著しいものとなっている。
という出題があります。
Aの空欄には、「国民皆保険」
Dは「8」、Eは「3分の1」が入ります。
「国民皆保険」という言葉は、この問題だけでなく、
過去に何度か空欄になっています。
ですので、この言葉は確実に押さえておく必要があります。
それと、
平成17年度の問題では、空欄になっていませんが、
「国民医療費」
これも、注意ですね。
「34.1兆円」という額、
平成17年度のような出題であれば、空欄になる可能性あります。
ですので、およその額を知っておくと、
「この1点に救われた!」なんてことも、あるかもしれません。
「医療費適正化計画」については、平成21年の試験で出題されています。
択一式での出題だったので、条文ベースでしたが。
白書の記載のような文章であれば、選択式での出題でしょう。
ですので、
「医療費適正化計画」という計画の名称はもちろんですが、
中間年度に、計画の進捗状況に関する評価を行うことや、
計画の作成主体なども、ちゃんと押さえておきましょう。
(平成22年版厚生労働白書P240~241)。
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2007(平成19)年度の国民医療費は、34.1 兆円(1人当たり26.7 万円)と
なっているが、医療技術の進歩、高齢化等により、今後も医療費が伸び続けて
いくことが見込まれる中、国民皆保険を堅持していくため、医療費の伸びの
構造的要因に着目し、必要な医療を確保した上で、効率化できる部分は効率化を
図ることが重要であり、生活習慣病の予防や、患者の心身の状態に応じた適切な
医療サービス等の効率的な医療の提供を推進していく必要がある。
このため、国と都道府県においては、生活習慣病対策と平均在院日数の短縮に
関する具体的な数値目標を掲げた医療費適正化計画(2008(平成20)年度~
2012(平成24)年度)を定めており、中間年度である2010年度には国と都道府県
それぞれにおいて、計画の進捗状況に関する評価を行い、必要な見直しを実施する
こととしている。なお、計画における療養病床数に係る目標は当面凍結し、機械的
な病床削減は行わないこととしており、今後、施設ごとの転換移行や患者の状態像
等について実態把握を進め、それを踏まえて計画の見直しを検討していくことと
している。
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「医療費適正化の取組みの推進」に関する記載です。
この白書の記載、選択式として注意ですね!
【17-社一-選択】
我が国の医療制度は、すべての国民が国民健康保険などの公的医療保険制度
に加入して、いつでも必要な医療を受けることができる( A )制度を
採用している。
近年、国民医療費は経済(国民所得)の伸びを上回って伸びており、国民
所得の約( D )%を占めるに至っている。中でも国民医療費の( E )
を占める老人医療費の伸びが著しいものとなっている。
という出題があります。
Aの空欄には、「国民皆保険」
Dは「8」、Eは「3分の1」が入ります。
「国民皆保険」という言葉は、この問題だけでなく、
過去に何度か空欄になっています。
ですので、この言葉は確実に押さえておく必要があります。
それと、
平成17年度の問題では、空欄になっていませんが、
「国民医療費」
これも、注意ですね。
「34.1兆円」という額、
平成17年度のような出題であれば、空欄になる可能性あります。
ですので、およその額を知っておくと、
「この1点に救われた!」なんてことも、あるかもしれません。
「医療費適正化計画」については、平成21年の試験で出題されています。
択一式での出題だったので、条文ベースでしたが。
白書の記載のような文章であれば、選択式での出題でしょう。
ですので、
「医療費適正化計画」という計画の名称はもちろんですが、
中間年度に、計画の進捗状況に関する評価を行うことや、
計画の作成主体なども、ちゃんと押さえておきましょう。