六角枠に数字が書かれた標識の道路は府道なのだが、三桁でも部分的に幹線道路であったり、知る人ぞ知る抜け道だったりする。
住宅地を貫いている府道の片側石垣に向かって、運動靴がきちんと揃えてあった。
脱いで何をしたのか、石垣に登るために裸足になったのか、石垣から帰って来られなくなったのか。
次にまたこの散歩コースを通った時に、そのまま在ったなら不気味な妄想がもっと湧くだろう。
それとも、なんの違和感もなく風景に溶け込んでしまうのか。
靴の置いてあった場所からすぐの歩道手すりが、傾いていた。
縁石ブロックが5余りセンチほどずれてしまっているのは、歩道に荷重がかかって地割れが起きたのだろうか。
人通りは少ない歩道だから荷重ではなくて、アスファルトの膨張が原因ではないかと素人目に思う。
奥の方と同様のコンクリート基礎(地梁?)を作るべきところが、予算不足だったのだろうか。
今年は大阪西成で、崖上の民家が地崩れでめちゃくちゃに倒壊した事件があった。
この場所では、西成のように下方でなにかの工事をやっている気配はないので、予想外の想定外かも知れないが、通る度に観察していきたい。
二日前に紹介した多肉植物の白牡丹(ハクボタン)と天糸瓜(ヘチマ)の現場をもう一度撮りたくて行ってみた。
多肉植物が大きな石垣上から垂れ、槇の生垣に天糸瓜が2本ぶら下がっている面白い違和感の全体を1枚に収めたかったから。
ここもときどき通る散歩道なので、年々の変化が楽しみだ。
【追記、訂正】本日の散歩にて確認したところ、靴はそのままなので、まだ石垣から脱出できていないもよう。ずれた手すりは、『10センチほど』と書いたが、よく見たらそれほど大きくなかったので、『5センチ余り』に訂正。