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裏の家からは3m余り高くなっている敷地だからか、狭い庭なのにいろんな鳥がやってくる。
メジロ、ヒヨドリ、スズメ、キジバト、ウグイスなどだが、カラスは図体が大きすぎるからか入り込まない。
それで、南天の実も千両の実も良い色になったなと思う間もなく食われてしまう。
おそらく一番疑わしいのはヒヨドリだが、そんなわけで、南天、千両、万両、枇杷など多くの植物が勝手に芽をだす。
多くの植物が葉を落とすなか、南天は紅葉しながらもまだ葉を保ち、赤い実が殺風景を慰めてくれようという按配なのに、鳥にやられて正月までも持たない。
はじめの庭の南天は、勝手に生えたものを植木鉢に移植したら実を付けるまでになったもの。
田舎の南天の実は赤くたわわに実っても全く食われてなかったのに、こちら食い物が不足している筈もない気がするのにこの有様だ。
玄関前に置いているもう一つの鉢植え南天は、人も車も通るから半分くらい実は残っている。
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