鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

見たことのない花がこの時季に その②正体判明

2021年12月11日 07時15分55秒 | 身の周りの植物




満開の花に違いないのに、なぜ調べてもでてこないのだろうと、思い余って『どなたか教えて欲しいのですが』と書いた。
そうして【ハナノナ】という無料アプリをスマホにインストールして画像を示したけれど正解らしいのはでてこなかった。
気持ちが落ち着かないので、散歩目的ではなく、ただただ分かりやすい画像を撮るために、気になる木を観に行ってきた。
もちろん【ハナノナ】もかざして見たけれど、正解は出てこない。
そうして何枚も撮っている時に気付いたのだけれど、これは花ではなくて実だ、であれば黄葉も頷けるではないか。
緑色に結実して色づくのはホオズキ(鬼灯)と同じだ。
花で調べても分からない筈で、ブログに書いた内容自体が違っている。
設問が間違っていたら正解は出るはずもないわけで、皆さまにはご迷惑をおかけしました。
帰宅して、『フウセンカズラのような実』で調べ、いくつかの記事も見て、正解にたどりついた。
ムクロジ科オオモクゲンジ(大木患子)、またの名がいくつかあるのだけれど分かりやすいのが、フクロモクゲンジ。
漢字だけで見ると女性の名前かとも勘違いしそうだ。
英語では、ゴールデンレインツリーとあり、黄色い花の散る様子が「金の雨を降らせる木」ということらしい。
大江健三郎の小説に「レインツリー」というのがあったような気がするけれど、いつも雨のように雫を垂らしている木のことだったはず。
それはともかくも、かなり珍しい木なのに、宅地の擁壁の外に、たぶん自然に生えて川にかぶさるほどになっている。
金網が張ってあり、人は入れない細い護岸縁土手の上なのだけれど、河川管理上邪魔になるという理由で切られるのも遠い先ではないかもしれない。
秋に咲くという花の時季を逃さずに観たいものだけれど、いつの年にちょうど都合よく観られるか。
花と見紛うほど見事に実の大きく色づく木が、すぐ近くにあったのを知らなかったとは、ぼーっと生きてきたものだ。
コメント (2)
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