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今を盛りと咲く花は見られないけれど、目は何かしらを求めてさまよい、何かしらを見つけて愉しむ。
色は花だけれど、色葉とすれば花と葉ではなくて、色良い葉という意味にならないだろうか。
検索してみると、イロハモミジの場合も紅葉(こうよう)の色を色葉と言ったのではなく、手のひらのように裂けた葉の先を数えるのに、いろはにほへとと言ったからというものだけ。
紅葉、黄葉は落葉樹だが、常緑の照葉樹は色葉に変化するのだろうかと、散歩中に見た柑橘類の葉っぱに思った。
2,3日前に撮った蜜柑なのだが、橙(だいだい)だろうか、橙であって欲しいので橙としておきたい。
橙は年々の実が同時に生って、それで代々繁栄のおめでたい蜜柑というわけだけれど、この蜜柑は代々かどうか分からない。
それよりも、葉の模様に惹かれて撮り、色葉へと連想がすすむのだけれど、変換中に彩葉という字も見つけた。
橙の実は黄に色づいても、また春になると緑に変わっていくそうなので、この実も葉もまた緑色に戻るのかどうか注目していきたい。
変化しそうにない、いかにも斑入りという模様の葉も見つけた。
3枚目のそれは調べてみると、斑入りクチナシという名で売られているようで、クチナシのかぐわしく匂う花が咲くのか、な。
これもまた注目しつつ散歩をすべしなどと思えば、チェックポイントがいくつもできて、どんどん多目的散歩になっていく。