丘陵地の斜面にある高校の桜の木の下が防草シートに覆われたことは昨年の3月15日に書いた。
畑の畝を覆うマルチとは違い、耐性のある強力シートは1年経っても真新しいままで、また気になって撮った。
この斜面に生える雑草を刈る手間を省くためだろうけれど、無粋で味気なくて呆れるばかりだ。
昨年の記事と重複してしまうけれど、また思うことを書いてみる。
雑草と言えども、植物に覆われた斜面の緑は目の保養となるのに、草も生えさせないような環境は生徒の情緒面に影響しないだろうか。
防草シートでも通水性はあるのだろうか。
桜に必要な水は斜面の上からシート内に雨が流れ込む仕掛けなのだろうか。
幹を伝って根元に届く雨もあるので水は十分なのだろうか。
桜が枯れ始めてから慌ててシートを外すようなことにならないかと心配になるが、1年間は枯れずにもったことになる。
この桜の樹々は歩道の上にかぶさるように伸びて、春の開花時季は見事な桜花のアーケード状態だった。
その後、車道まで伸びた枝を切るというような感じではなく、ばっさりと刈り上げて様相が変わった。
道路から見える校内には、まだ土の斜面が残っているのだが、いずれ防草シートで覆うつもりだろうか。
樹々が植わっていても地面に草花のない学校は美しくない。