鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

古井戸を暴く

2022年09月15日 08時51分51秒 | アングル






庭に手水鉢というには大きい石水槽があり、昨年からメダカを飼っている。
横に昔は井戸があり、がちゃぽんの手動ポンプがあり、顔を洗ったり家に入る前に手を洗ったり、蓋をずらして縄で縛った西瓜を降ろして冷やしたりしたものだった。
その井戸が、20年ほど前にか、屋根の瓦を下ろした時の瓦で覆われ、蔓草が蔓延って、どういう状態なのか分からなくなっていた。
給水用のパイプだけは井戸から玄関内に引き込んであり電動ポンプに繋がっていて、池に注水する仕掛けはできていたが、ポンプかパイプの不具合か井戸が枯れたのか、以前に作動させても水は揚がらなかった。
ということは、井戸に不要瓦を投げ込んで埋めてしまったのかもしれないと思われた。
私は10年前から遡ること10数年無人状態だった生家と関わりがなかったので、その間の事情が分からない。
はからずも私の管理することとなった生家は、中越地震と中越沖地震のせいもあって荒れ果てていて、少しずつ手を入れているのだが、今回は井戸跡の蔓を刈り取り、瓦礫を取り除いてみた。
井戸枠が割れていて、ガレキ撤去時に土が井戸底に落ちる水音がしていたので、井戸の体裁は保っているらしいと分かった。
井戸枠周りの土を除いて均し、井戸蓋の半割半月型をどけてみたら、ほぼ昔のままの井戸が現れた。
最上段の井戸枠が少しずれていて、かなり欠けているが、型枠を作って鉄筋を入れ、コンクリートを流し込んだら、利用可能に復旧できそうではある。
竹竿で水深を測ったら、昨日時点、地表から水面までは1.7mで、水面からの水深は2.5mあった。
泥が1mくらいは積もっているだろうと思われるので、5mほどの井戸だったはず。
内径56cm余りの井戸を覗きこむと随分深いように感じるけれど、意外に浅い。
今後どうするかは、とにかく井戸枠を直して、土がぽちゃんぽちゃんと落ちないようにしてからだ。

3枚目の画像は、夜になると台所の窓ガラスに、いつも張り付いているアマガエル。
撮る直前に、こやつは素早く体全体で伸び上がり虫を捕まえた。
昨日のホソコガネグモにつづき、これも腹側真下は死角なので間抜けな格好だが、この窓を採餌場と決めたアマガエルが数匹いて毎晩楽しませてくれる。
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ナガチャコガネとナガコガネグモ

2022年09月14日 08時55分08秒 | 




踏み込むことのない柔らかい土の盛り上がり部分を掘り返していたら、でてきた赤茶色のコガネムシ。
姿かたちは珍しくも何ともないのだけれど、この色合いで土の中から2匹一緒にいたりするのは初めて観る感じ。
検索してみると、いくつか候補はあるが、ナガチャコガネ(長茶黄金虫)ではないかと思われる。
コガネムシの類は大小どれをとっても、ほぼ害虫で幼虫の時は根や作物を、成虫になったら葉っぱを食害する困りもの。
それでも黄金虫の外見から、潰したり殺したりはできにくく、見てもほぼ放任だ。
各種幼虫もみな、カブトムシの幼虫と相似形の小型というわけで、耕作中にみつけても対処しにくくて、道の側ならぽいぽいと道に放り投げる。
踏んでもイモムシなんかとは違い、丈夫で土にもぐるばかり。

台所のサイドテーブルの横に、いつのまにかナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)が巣を張っていた。
けっこうな大きさで、腹から撮ったら死角なのか反応はなかったのに、背から撮ろうとしたら、素早く逃げていった。
上から見る腹は黄色い縞縞がきれいで、どの蜘蛛とも間違えようのない特徴をもっているのだが、下からだと全く別物風。
ウラオモテのある奴のわけで、長黄金蜘蛛と長茶黄金虫は名前に共通部分があっても、似てもいず非なるもの。
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ミツバチの仇オニヤンマ

2022年09月13日 07時33分33秒 | 養蜂


昨年もこの時季に、私のニホンミツバチを襲うオニヤンマを何匹も捕まえて、まとめて翅をクリップで止めた画像をだした。
すいーっとミツバチを追いかけてから、立て掛けた竹竿に止まろうとしていたところを捕まえてみれば、きっちりミツバチをくわえていた。
せっかくだから、くわえているまま撮ろうとしたけれど、翅をクリップして寝かせた時点でミツバチを放してしまったので撮れなかった。
こんなでかい口に噛まれたのだから致命的で、ミツバチはかすかに動いていたが回復は望めない。
キイロスズメバチの巣を排除してから、キイロスズメバチはすっかり来なくなっていたのに、また昨日はやって来て1匹捕まえた。
キイロスズメバチに続いて仇はとった、という気分にはなれない。
オニヤンマは一匹捕まえた位では何の足しにもならず、いくらでも飛んでいるし、キイロスズメバチもあら手がやってきたのだから、これからもやってくるということ。
オニヤンマはどのように漢字表記するのかと調べたら、鬼蜻蜓か馬大頭だそうで、馬大頭と出てきても、オニヤンマにはまずもって思い至らない。
私は今までオニヤンマに噛まれたことがない。
シオカラトンボなら、わざと指を噛ませてみたことはあるけれど、オニヤンマはかなり痛いと聞いているので、その勇気がない。
でも、ものは経験というわけで、一度は試したいという気があり、クリップで翅を止めたオニヤンマが生きているのを確認するたびに惑う。
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紫蘇の花など

2022年09月12日 08時05分08秒 | 身の周りの植物




苗も種も買ったことがないけれど、赤紫蘇はお隣さんからのこぼれ種から良い具合に畑の周りに生えて、色んな所にも飛び火状態。
2年前から紫蘇ジュースを作って冷凍しておくことを覚えて、清涼飲料水代の節約になっている。
花が咲き始めたので、スマホのマクロ撮影をしてみたら、何かの顔に似ている。
子ども向け番組の『ニャンちゅう』じゃないか、などと検索してみて分かった。
青紫蘇はどうかと撮ってみたら、みなピンぼけなので、今朝撮リ直しに出た。
青紫蘇の花より、蜜を吸いにきているおしゃれ模様のホソヒラタアブ(細扁虻)に気がいった。
青紫蘇はこれも買ったり蒔いたりしたものではなく、いつのまにか生えてきたもの。
一箇所にしか生えていないので、種ができたら意識的に花壇2箇所に蒔いて増やすべしだ。
たぶんニホンミツバチの蜜源になるだろうし、ハーブという認識はなかったけれど、たぶんハーブなのだろうし。
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ヤギ(山羊)の瞳孔

2022年09月11日 09時23分00秒 | アングル






越後妻有 大地の芸術祭 2022の『鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館』を観た。
廃校になった小学校の小さな二階建て校舎全体を使った展示の数々は前回の芸術祭で観たのとあまり変わっていなかったようだが、面白く見学できた。
流木に彩色を施して組み合わせた造形だったり、大量の木の実を拾い集めて組んだ造形だったり、貼り付けたり並べたり刺したりした巨大なモザイク画などがあった。
一生懸命に遊んでいるまま大人になってしまったような造形作家なのだった。
校舎の端から入り、講堂も教室も全部観終わって、反対側端っこから出るようになっていて、廃校利用がぴたりとはまっている感じ。
出口からすぐにビオトープが作られていて、昔はどこにでもあった小生物や水草の宝庫といった再現がなされていた。
小雨が降っていた中を自然のままの雰囲気の小沼に近づこうとして、滑ってばったり転んでしまった。
あと十ほど歳をとっていたら、どこか傷めて寝たきりになってもおかしくないくらいに仰向けに倒れて、ズボンは泥だらけになったが、なぜかどこも痛くない。
運動場だった駐車場に帰る手前にヤギ小屋があって、フレンドリーな一匹がやってきた。
餌箱に餌はあるのに、撫でてほしいのか、『エサをやらないで・・』と書いてあるということは、お菓子のようなものを与えられて味をしめているのか。
ヤギを見るのは久しぶりだったけれど、よくよく観ると、目の位置がなんだか変で馬とか牛と比べてしまうからか頭の形も変で、何より変なのは瞳孔。
ハンカチで尻の泥を拭きながら面白く観た。
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キイロスズメバチを退治  その④

2022年09月10日 07時07分07秒 | 養蜂




昼過ぎに帰ったら朝帰りとは言わないのかもしれないけれど、午後に1匹ずつ2匹やってきて、巣の本体は蟻がたかるのでポリ袋に入れてしまったのに、殻の内側に止まったりするのを、捕獲して仲間の死骸の中に入れた。
1匹ずつとは言え、巣を守ろうと攻撃的かもしれないので、慎重に確実にやる。
捕らえた網の中にピンセットを入れて掴み、プラケースの蓋をずらして入れ素早く閉める。
バズーカジェットの残り香が強力だからか1時間も経つとへろへろになる。
1匹目も羽化したてだったのではなくて、計3匹が朝帰りか。
外れた最下段の巣内はケシ粒ほどの卵か幼虫がほとんどだったのだけれど、翌々日に見たら蟻にさらわれてしまったものらしく姿を消していた。
巣から抜け出て死んでいた幼虫はぽいぽい捨てておいたのだが、その場所は見事に周りの土や砂でおおわれ、細長い塚が直ぐにできていた。
赤茶色の極小の蟻の仕業だけれど、まずは大物食料をその場に隠し解体もしつつ餌を自巣に運び込むトンネルまで作ってしまう周到さと突貫工事の実行力は驚異的(2枚目画像)。
思わずピンセットでぐちゃぐちゃに壊したけれど、自分たちの100倍以上もある蜂の子をあきらめるはずがなく、直ぐに元通りになった。
バズーカジェットの毒で死んだ蜂の子なのに、その毒は平気なのか、解毒できるのか、蟻酸を使うのか。
成虫を入れておいたケースも、蜂の子と蛹になっているヤツらの巣を入れたポリ袋も蒸れて内部に水滴が付いた。
様子を見ようと成虫を全部入れたケースの蓋を開けたら、猛烈な臭いがして吐きそうになった。
昆虫が死ぬと強い悪臭を放つものだけれど、これだけの数の、しかもバズーカジェットの毒も残っているだろうから、人間にもかなり危険な毒ガスが発生していたに違いない。
とりあえずは、庭の隅にぶちまけてプラケースも放置して雨ざらしにする。
蜂の巣は蟻がたかるのが嫌でポリ袋に入れたけれど、蜂の子も中で死んで蒸れて、同じような悪臭腐臭毒ガスを醸し出しているかも知れない。
巣は保存してしばらく飾ったりしたかったけれど、しかるべきゴミの日にだすしかないのが残念だ。
おわり
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キイロスズメバチを退治  その③

2022年09月09日 07時17分00秒 | 養蜂


ボール形状巣内の最上下段は小さく、間の3段はほぼ同じ大きさの計5段の巣には、卵から蛹までの成長段階が総て見られた。
ほとんどの成虫は死んだか瀕死状態なのに、巣に留まっている蜂の子は意外な元気さで頭をゆらゆら動かし、口に水滴を付けているのもいた。
働き蜂から噛み砕いたイモムシなどの餌を貰う換わりに蜜(栄養液)を差し出すというあれか。
その水玉を舐めてみたかったけれど、バズーカジェットを噴射しているので、実行はしなかった。
朝食などの用を済ましてから、散らばっている働き蜂をプラケースに入れようとしていたら、普通に元気なヤツが巣の中に一匹いて慌てた。
ちょうど蛹から羽化したのか、それとも朝帰りの働き蜂が探し当ててやって来ていたのか。
巣は北側軒下天井にあったのをもぎ取って、西側の玄関前で点検しているわけで、方向も高さも違うし10mほど移動しているのに探し出せるものだろうか。
蜂の子が何か信号となる音とか匂いをだすものかどうか、バズーカにやられても成虫は仲間に知らせるフェロモンをだすだろうか。
それはともかく、女王は小さいプラケースに入れ、その娘たちの働き蜂は大きいケースに入れ、元気な一匹もピンセットで捕まえられたので姉妹たちの中に入れた。
集めてどうしようという目的はないけれど、働き蜂はおよそ200匹くらいと思われる。
スズメバチの場合、と言うより今時分のキイロスズメバチの場合、オス蜂はいるのだろうか。
巣から出て死んでいる蜂の子は、きっと蟻の餌になるのだろうと思い、ぽいぽい捨てた。
元気な働き蜂と思われる一匹は仲間の死骸の中ですぐに元気を失い、動けなくなっていった。
バズーカジェットの毒はすぐに消滅するタイプのものではないようだ。
つづく
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キイロスズメバチを退治  その②

2022年09月08日 07時07分07秒 | 養蜂






ハチ・アブバズーカジェット998円を1缶使い切ってしまったので急ぎ撤退したのだったけれど、翌朝に死ななかったヤツが飛び回っていたらどうしよう。
もう1缶バズーカを買いに走るのはコストをかけ過ぎだから、手持ちの古いキンチョールでもいけるかどうか。
そんな心配があって、まんじりともせず一夜を明かしたというほどのこともないけれど、夜中に雨が降っていることには気づいた。
手製捕虫網に入ったままのキイロスズメバチの巣は、小屋根に置きっぱなしだから、雨に濡れて比較的元気なヤツも弱るだろうか。
それとも雨に洗われて、弱ったヤツが復活するのではないかなどと思いながらも、しっかり眠ってしまい、朝となった。
小屋根のトタンが濡れているから、2階廊下の手すりをまたいで小屋根伝いに見にいくのは少し危ない。
足を滑らせて落ちないよう、『高名の木登りといひしをのこ』の言い伝えもあることなので、慎重にことを運ぶ。
行って見てみれば、網の周りに落ちているヤツらは体を丸めてすべて動かず、網の中にいるヤツらのなかにはゆるゆる動いているのもいたが、飛ぶほどの元気は残っていない。
網ごと地面に落としてから、慌てることもないのだけれど急いで服を着替え、点検に出た。
蜂の一刺しなどともてはやされた美人がいたけれど、そんな気概をもったヤツがいないとも限らないので、慎重に網から全部をぶちまけた。
巣の奥にいた女王蜂と思われる尻の大きい個体を見つけて、普通サイズの働き蜂と並べて撮った。
幼虫のなかにはバズーカで苦しかったからか、何匹かは巣から出て働き蜂と一緒になって死んでいた。
蓋のしてある巣から蛹状態の幼虫も引っ張り出して撮った。
つづく
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キイロスズメバチを退治  その①

2022年09月07日 10時51分51秒 | 養蜂




 

飼っているニホンミツバチをしょっちゅう襲いに来るキイロスズメバチを昨日も捕虫網で捕まえた。
頻繁にやって来る時は1日に5匹ほども来て、私の捕獲率はだいたい8割ほどなので、5匹来たら4匹は捕まえている勘定。
昨日は1匹を退治して小さな満足感にひたりながら家の横を歩いていて、ふと見上げればスズメバチと思われるヤツが軒裏天井へ吸い込まれるように飛んで行き、ホバリングしているヤツもいた。
なんと、いつの間に作っていたのか、けっこうな大きさのよくあるタイプの巣が下がっていて繁盛している様子。
ニホンミツバチの飼育箱から、入隅部分によって遮られていても、わずか10mほどのところに、キイロスズメバチの巣があったとは。
今年はアカリンダニで1群しか冬越しできず、春の分封時に1群捕獲、1群自然入居があって、計3群になったけれど、それぞれ皆貯蜜状況がさっぱりで、今年は採蜜を諦めるしかない状態だ。
気づかなかったとは言え、こんな身近に天敵をのさばらしていたのは痛い。
さぁどうやって退治するか、手持ちの子ども用の捕虫網は頼りなく小さすぎるので、急遽竹竿と太いステンレス線と玉ねぎネットで捕獲専用の捕虫網を作った。
テレビで観るスズメバチ駆除業者が使うような防護服があれば、生け捕りして、成虫はともかく、幼虫は栄養満点の料理に使えるのだが。
しかし、養蜂のための駆除が目的だし、ミツバチ用の防護服しかないので、少し値は張るが蜂駆除専用スプレーを買った。
毒殺処分ということになるので、もったいないけれど、蜂の子料理はあきらめる。
夜になって、準備万端整え、小屋根伝いに現場直下に行き、LEDライトを点け、ジェットスプレーを噴射して、蜂はわんわんと飛び回ったけれど、巣に網を被せて、一気にもぎ取った。
防護服は真っ白で目立つから、何匹か襲って来たけれど、ジェット噴射をプシュー、瞬殺とまではいかず、果敢に反撃してくるヤツもいる。
防護服の下はジャージのズボンだけだったから、一回ピリッとしたのは、ズボン越しに針を刺したが一瞬皮膚表面に触れただけで、私が足踏みしながら払ったものだから一矢報いることなく落ちたものと思われる。
丸かった輪が、巣を思い切り引っ張ったので細長い楕円になり、これは良い具合とくるくる巻いて小屋根に放置して、まだ少し飛び回っている蜂を避けて退散した。
始めてから終わって家に入るまで5分も経ったかどうかくらいに素早くやり、シミュレーション通りにミッション・コンプリート。
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ジムグリ(地潜)と地蔵

2022年09月06日 10時20分20秒 | 懐疑・猜疑・疑義




8/20記事にあげたジムグリは頭部が撮れていないので片手落ちだったが、もしかしたら同じ個体かと思われるジムグリに遭遇して尻尾を踏んづけた。
ジムグリの名はいろんな狭い所に潜り込んでいくことからだそうで、私たちは子どもの頃に、裸でいたりするとジムグリが尻の穴に入ると脅された。
ネイティブに近い表現をすれば、『ジンモグリ(ジムグリ)がシンナンナ(肛門)にへるぞ(入るぞ)』。
すらりとした頭は確かにどんな穴にもするりと入りそうだ。

お盆の墓参りの時に六地蔵のうちの一体の表情が誰かに似ている気がして撮った。
疑惑だらけの忖度不正まみれで、潔さの欠片もない元総理が手製弾丸であっけなく不運な死に方をしたのが7月8日。
テレビ映像やNHKweb特集『安倍晋三 元総理銃撃事件 医師たちの5時間半』を読んで思うのは、不運な偶然がいくつも重なった結果だったのだということ。
特に一番の不運は、一発目の後に元総理がしゃがむことをせず振り返った事だった気がする。
そのため後ろからではなく前から銃弾が当たり、大血管を傷つけたばかりでなく、心臓まで弾が達していたからAEDさえも作動しない重篤な状態になったようだ。
そのニュースを知って、すぐに思ったことは、これでモリカケも桜を観る会その他諸々すべてうやむやにされてしまうのかという残念さ。
というわけで、死なないで欲しいとひたすら願ったけれど叶わず、自殺した税務署員が浮かばれないなと思った。
そうして一ヶ月あまりたったお盆に、うちの方では自家の墓ばかりではなく、周りの多くの墓を参り、最後に庚申塚と六地蔵にも線香を上げるのだが、この地蔵をまじまじと観るに至った。
この先、この地蔵を観るたびに、晋三地蔵として元総理を想い出すことになる。
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スターマインとキアゲハ(黄揚羽)

2022年09月05日 07時30分31秒 | アングル






ウド(独活)は春先の30~50センチくらいのとき以外は山に生えていても、ほぼ見向きもされない。
家の周りに少し竹藪があったり、勝手に生えた雑木があったり、放置状態の草薮のある屋敷というのは他所様ではめったに見られない。
そういう我が家なので、なんとなく刈られないままのウドの大木状態が何箇所も見られる。
この時季になると、花が重いのか、まっすぐ立ち上がっているウドはあまりなくて、倒れがちになる。
今夏は、中止になった花火の再開が多くて、自宅から見える花火が遠近4回もあって、一昨日の晩は見えないけれど音だけの花火。
最近の花火の進化は素晴らしくて、単発でも見惚れる感動作品が上がる。
でも、なんといっても花火は速射連発のスターマインがいい。
音だけ聞いていてもわくわくするのはスターマイン。
ウドが倒れかけて花が横に連なる姿は、スターマインを想わずにはいられない。

昨日は珍しくキアゲハを観て、近づくこともできた。
昔はもっとキアゲハキアゲハした黄色だったのに、色が薄くなった気がする。
でもナミアゲハ(並揚羽)の筋筋した翅とは違い、ナイスデザインの翅模様は間違いなくキアゲハ。
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オオチャバネセセリ(大茶羽挵)

2022年09月04日 07時31分00秒 | 






自生している桑の葉にセセリ蝶の仲間がいたので、スマホを構えながら、ダメ元で近づいてみた。
意外にも逃げずにじっとしていたので、後ろから戦闘機みたいな姿を撮り、毛むくじゃらな様子の分かる画像も撮れた。
もしかしたら前からも撮れるのかと横に回り、腕を伸ばしてスマホだけを向けて撮った。
あの戦闘機の設計者は、セセリ蝶の特異な翅からヒントを得たに違いないと思う。
太い胴体には、小さい翅を高速で羽ばたかせる筋肉とエネルギーが詰まっているはずだけれど、あまりに身近だからか魅力を感じなくて捕まえたことも触ったこともない。
つかんだら逃げようともがくぶるぶるを強く感じるはずで、でも翅はつかみにくいだろうし、そんなこともあって捕らないできたような気がする。
画像をよく観ると、雨上がりの雨染み部分にストローを当てているようだ。
水分だけならどこにでもあるのに、桑の葉から滲み出る何かが目当てなのか、横のエゾマツから落ちる雨だれに何かが含まれているのか。
大きな眼なのに、夢中になったら警戒がおろそかになってしまうようだ。
オオチャバネセセリとイチモンジセセリ(一文字挵)は区別がつきにくいらしいけれど、検索画像をいくつも比較検討して、これはオオチャバネセセリと確信決定した。
一番の収穫は、挵(せせ)るという漢字の読み書きだ。
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メヒシバ(雌日芝)の実験など

2022年09月03日 08時12分12秒 | 身の周りの植物








メヒシバ1株がどこまで広がるか、じゃまがなければ匍匐枝をひたすら伸ばすのではないかと考え、円形芝生を期待した。
ところが匍匐拡大をやめて立ち上がり穂をつけ始めた。
繁栄方法を結実拡散に切り替えたようで、それは困る。
匍匐枝の根を剥がし、大元を百均草抜きで引っこ抜いて実験を終わらせた。
大物を釣り上げたような高揚感を一瞬だけ味わったけれど、撮ったのをみても面白みがない。

ギボウシ(擬宝珠)が庭の草薮のところどころから立ち上がって咲き続けている。
一番良さそうな株を見下ろして撮り、しゃがんで花の中をズームアップして観ると小さな蟻がたかっていた。
メヒシバだけではあまりに貧相なので花を添えようと撮りに出て、とって返しパソコンに向かっているときに腹がむずむずした。
シャツをたくしあげてみると、へそ近くに先ほど見た蟻が一匹。
払ってから、潰そうとしたらズボンの中かどこかに紛れて行方が分からない。
蟻はときどき家の中で見るし、こおろぎも入ってくる家なので気にしない。
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異種の友好的採餌

2022年09月02日 07時21分00秒 | 


豚糞(じつは豚舎に敷かれていた糞尿混じりの籾殻)を畑に撒くと、天気の良い日はいろんな昆虫が集まる。
蝶は花に集まり蜜だけを吸うのではないということが分かる。
豚糞に集まるモンシロチョウ(紋白蝶)とツマグロキチョウ(褄黒黄蝶)はどういう成分を吸っているのだろう、ミネラルか。
豚糞は発酵済のものを配達してくれるので糞尿臭はしないのに、スカトロジー昆虫は目ざとくやってくる。
鼻が効く方の私でも感じとれない匂いを、虫たちは嗅ぎ分けているようで、鼻ざとい(8/29撮影)。
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おととい、きのう、目についた虫

2022年09月01日 07時29分00秒 | 




先日のブログではツマグロオオヨコバイの成虫画像がだせなかったのだけれど、幼虫のいた場所近くに張り付いていた。
スマホを構えても、横這いもせず飛び立ちもしなかったから簡単に撮れた。
もしかしたら、神経質に尻拭いしていたやつが脱皮した直後だったのかも知れない。
逆さまに撮ったのを回転させても良かったのだけれど、背中の画像が面白かったので撮ったままにした(1枚目)。

よく見るタイプの尻に黄色2本線の蜂が、私の捕虫網の竹竿をしきりに調べていた。
泥蜂の仲間で、産卵場所を物色中なのだろうと、すぐ分かった。
小さいイモムシか毛虫を入れて卵を産み付け泥で塞ぐのだけれど、私が捕虫網を振り回す前に完成させることができるかどうか。
尻に黄色2本線は何種類かいて、似せたり似せられたり偶然か、流行りのデザインだ。
検索してどの蜂なのか少し迷ったけれど、別角度から撮った画像に背中の決定的模様が写っていて、オオフタオビドロバチ(大二帯泥蜂)と分かった(2枚目)。
昨日夕方何気なく覗いてみたら、わずか1日しか経っていないのに、もうしっかり泥で塞がれていた。
卵1個なのか複数なのか、節まで5センチほどの穴に何匹ほど麻酔を打たれた虫が入っているのか、確認したくてたまらない。
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