新聞で岡野弘彦選の歌壇を読むのを楽しみにしています。
なんてことを語るのも、いいでしょ。
2008年3月17日の読売歌壇に
送りくれし石見の寒の海苔を焼く君への想ひつのらせながら
横浜市 本多豊明
この岡野弘彦氏の選評はというと
「最近はゆかしく美しい相聞歌を見ることが少なくなった。石見の国の身にしみる潮風の海で育った海苔の香ばしさと、贈ってくれた人への思いは深い。」
3月16日の東京歌壇では
君が剥く青き林檎を食みをれば外は大雪電車よとまれ
板橋区 福田力雄
この岡野弘彦氏の選評は
「白秋の『君かへす朝の鋪石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ』が本歌であることは誰にもわかる。八十に近い作者の感性の若さが楽しい。」
「誰にもわかる」というのが、あいにく素人には分からないわけですが、こうして教えて下さっているのが分かるわけで、楽しめるのでした。
なんてことを語るのも、いいでしょ。
2008年3月17日の読売歌壇に
送りくれし石見の寒の海苔を焼く君への想ひつのらせながら
横浜市 本多豊明
この岡野弘彦氏の選評はというと
「最近はゆかしく美しい相聞歌を見ることが少なくなった。石見の国の身にしみる潮風の海で育った海苔の香ばしさと、贈ってくれた人への思いは深い。」
3月16日の東京歌壇では
君が剥く青き林檎を食みをれば外は大雪電車よとまれ
板橋区 福田力雄
この岡野弘彦氏の選評は
「白秋の『君かへす朝の鋪石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ』が本歌であることは誰にもわかる。八十に近い作者の感性の若さが楽しい。」
「誰にもわかる」というのが、あいにく素人には分からないわけですが、こうして教えて下さっているのが分かるわけで、楽しめるのでした。