和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

こまった人。

2013-01-07 | 朝日新聞
朝日新聞の元旦一面の記事が、
ひっかかっております。
高校生のツブヤキを、とりあげて、
顔写真入りで、氏名を公表して、
沖縄問題をとりあげている。
その一面記事が、気になっておりました。
全国に顔と名を知られた高校生のことが
どうしても気になります。
朝日新聞が、沖縄問題という社会問題に
高校生を登場させていることについてなのでした。

そういえば、思い浮かぶのは、以前
沖縄のサンゴにイタズラ書きをした写真が
朝日新聞に掲載されたことがありました。
なんでも、朝日新聞の写真記者が、
ねつ造したものだと、わかり後味が悪い
事件になりました。
以来、沖縄と朝日新聞とは
キナ臭いつながりを暗示させられるのでした。

と、ひとりでかってな連想をしていても、
お聞き苦しいばかりでしょうから、
養老孟司著「こまった人」(中公新書)から、
養老氏の視線を引用させてもらいましょう。
うん。それがいい。
そこに、「奇妙なNHK・朝日新聞」と題した文が
載っておりまして、こんな箇所があったのを
思い出しました。


「・・私の親は『朝日新聞』をとっていたが、大学紛争以降、私自身は『朝日新聞』をとらないし、読まないのである。それは朝日の人にも申し上げた。紛争のときには、朝日が記事にするたびに、紛争が深刻化したという思いがあるからである。つまり新聞記者はある意味で紛争の当事者だったのだが、その後始末はほとんど私たちがしたという思いがある。いくらなんでも以来数十年、そんなことはいまではどうでもいい。しかしそのとき以来の癖で読まない。・・」

私も読まなきゃよかった。
元旦そうそう、悪いイメージが離れません。
朝日新聞が悪いのではないだろう、
朝日新聞にいる、こまった人が・・・。

でもねえ。私は
こまった人を、知るためにも、
ひきつづき、朝日の古新聞をひらきます。
安倍政権と朝日新聞の動きは、
民主党の敗北のあと、どういうことになるのか。
「奇妙なNHK・朝日新聞」は
2013年に、どのような仕掛けをうってくるのか。

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戦前と。

2013-01-07 | 詩歌

短歌2首


読売新聞2012年12月31日
岡野弘彦選の最初に

 戦いを知らぬ世代の政治家らいかなる方へ国をみちびく
       野田市 青木作郎

日経新聞2013年1月6日
岡井隆選の最初に

 今生きる世を戦前と呼ぶ時が来るやも知れず忙しく飲まむ   
       東京 川良 傑
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