12月29日産経新聞一面の
古森義久「あめりかノート」。
題して「靖国参拝 オバマ政権の偽善」。
「・・米国の首都のワシントン大聖堂にもアメリカ合衆国を敵として戦い、戦後に戦犯扱いされた将軍たちが祭られている・・
大聖堂のネーブ(身廊)と呼ばれる中央の礼拝堂の祭壇わきには南北戦争でアメリカ合衆国に反旗を翻し、奴隷制を守るために戦った南部連合軍の最高司令官のロバート・E・リーとその右腕のストーンウォール・ジャクソンという2人の将軍の霊をたたえる碑文と生前の活動を描く多色のステンドグラスが存在する。その慰霊表示は礼拝堂の壁全体でも、よく目立つ巨大な一角を占めてきた。
その事実が話題になることはこれまで少なかったが、12月11日、大聖堂で南アフリカの大統領だったネルソン・マンデラ氏の追悼式が催されたのを機に議論を生んだ。・・
こうした疑問に対し大聖堂の広報官は・・・死者の霊は生前の行動によって責められることはないとの見解だった。
だからこそこの大聖堂にオバマ大統領も閣僚たちも頻繁に参拝するのだろう。だが、その政権は靖国に対しては問われる前に日本の首相の参拝への『失望』を喧伝するのだ。ブッシュ前政権が当時の小泉純一郎首相の靖国参拝を認め、むしろ中国の圧力に屈するなという意向を示したのとは対照的である。
・ ・・ジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は『オバマ政権の靖国への態度は大聖堂の現実かみると明らかに偽善的だ』と論評するのだった。」
こういうのに感心していたら、
今日29日の朝日新聞「靖国参拝 信念の向こう側」に
小田嶋隆さんが書いており、こんな箇所があったのでした。
「・・多くの人はおそらく、首相の靖国参拝自体、何それ、という感じかもしれません。それより、中国や韓国にいろいろ言われるのは不愉快だという気分の方が大きい。事情も聴かずに『そこ、もめないで』と学校の先生みたいなことを言っている米国も面白くない。・・・」
話はかわりますが、
朝日新聞の12月29日の書評欄。
ああ、昔は、こんな書評欄で満足していたのだなあと
回顧的となります。
それほどに、毎日新聞や読売新聞の書評欄が充実してきているので、比較が容易となった。そのことを素直に喜びあおうではありませんか。
古森義久「あめりかノート」。
題して「靖国参拝 オバマ政権の偽善」。
「・・米国の首都のワシントン大聖堂にもアメリカ合衆国を敵として戦い、戦後に戦犯扱いされた将軍たちが祭られている・・
大聖堂のネーブ(身廊)と呼ばれる中央の礼拝堂の祭壇わきには南北戦争でアメリカ合衆国に反旗を翻し、奴隷制を守るために戦った南部連合軍の最高司令官のロバート・E・リーとその右腕のストーンウォール・ジャクソンという2人の将軍の霊をたたえる碑文と生前の活動を描く多色のステンドグラスが存在する。その慰霊表示は礼拝堂の壁全体でも、よく目立つ巨大な一角を占めてきた。
その事実が話題になることはこれまで少なかったが、12月11日、大聖堂で南アフリカの大統領だったネルソン・マンデラ氏の追悼式が催されたのを機に議論を生んだ。・・
こうした疑問に対し大聖堂の広報官は・・・死者の霊は生前の行動によって責められることはないとの見解だった。
だからこそこの大聖堂にオバマ大統領も閣僚たちも頻繁に参拝するのだろう。だが、その政権は靖国に対しては問われる前に日本の首相の参拝への『失望』を喧伝するのだ。ブッシュ前政権が当時の小泉純一郎首相の靖国参拝を認め、むしろ中国の圧力に屈するなという意向を示したのとは対照的である。
・ ・・ジョージタウン大学のケビン・ドーク教授は『オバマ政権の靖国への態度は大聖堂の現実かみると明らかに偽善的だ』と論評するのだった。」
こういうのに感心していたら、
今日29日の朝日新聞「靖国参拝 信念の向こう側」に
小田嶋隆さんが書いており、こんな箇所があったのでした。
「・・多くの人はおそらく、首相の靖国参拝自体、何それ、という感じかもしれません。それより、中国や韓国にいろいろ言われるのは不愉快だという気分の方が大きい。事情も聴かずに『そこ、もめないで』と学校の先生みたいなことを言っている米国も面白くない。・・・」
話はかわりますが、
朝日新聞の12月29日の書評欄。
ああ、昔は、こんな書評欄で満足していたのだなあと
回顧的となります。
それほどに、毎日新聞や読売新聞の書評欄が充実してきているので、比較が容易となった。そのことを素直に喜びあおうではありませんか。