和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

なおかたし。

2014-04-29 | 詩歌
「ふるほん 上海ラヂオ」さんへ注文した
大谷暢順著「蓮如【御文】読本」(講談社学術文庫)
が昨日届く。
200円+送料80円=280円

これは読みやすく、ありがたい。
まえがきに、こうあります。
はじまりは
「蓮如上人滅後、すでに五百年以上の年月が流れました。
けれども、五帖御文は、今日、なお、
東西本願寺門末において、朝夕拝誦され続けています。」

「やはりこの書は、我が国古典の一つとして、
室町末期・戦国の世の国文学の中に、
正しく位置づけて読まれるべきでしょう。」

「一見、至って凡庸に感ぜられる話言葉で
綴られていることから、内に秘められた教えの
深さを見過ごされがちで、従来あまり評価され
ていないのは残念であります。」

やはり「上海ラヂオ」さんから購入してあった
真継伸彦現代語訳「親鸞全集4」(法蔵館)。
第四巻は和讃・書簡でした。
こちらは800円。
これも本棚から取り出して、二つならべて
パラリパラリ(笑)。

その浄土和讃(p35)に

善知識(ぜんじしき)にあうことも
おしうることもまたかたし
よくきくこともかたければ
信ずることもなおかたし
この真継伸彦訳は
「真実の教えを説く善き指導者に出会うことも、
師がよく他を教え導くこともともにむつかしい。
真実の教えをよく聞くこともむつかしければ、
信じることはなおむつかしい。」


かたし。
かたければ。
なおかたし。
コメント
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