和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

愉快痛快。

2014-04-22 | 本棚並べ
古本はついつい、
思いついた時に、簡単に注文するので、
あとになって、どうしてこんな本があるのかと
注文するまでの経緯を、忘れてしまうことしばしば。
ということで、
このブログに、その経緯を書いておくことに(笑)。

福沢諭吉著「女大学評論・新女大学」(講談社学術文庫)。

伊藤書房清田店(北海道札幌市清田区清田)
400円+送料180円=580円


齋藤孝「齋藤スタイル自分を活かす極意」(マガジンハウス)
ここに林望氏との対談があり、その最後の方に

林】  ・・・それから、
明治のものでは、福沢諭吉の「女大学評論」。
これは私の監修で講談社学術文庫で出ていますが、
これを読むと、血沸き肉踊っちゃいますよ。
アジテーションというのはこういうものだと、
弁舌というのはこれだなと、
拳を振り上げたくなっちゃいます。
すごい名文ですよ。(p238)


うん。さっそく古本を注文したのでした。
それが昨日届く(笑)。
解説をいれても146ページ。
そのうち最後の「百年、進歩はありや?」
という林望氏の文がp130~146まで。

とりあえず、「百年、進歩はありや?」
のはじまりの箇所を引用。

「福沢諭吉の著作多きがなかに、
もっとも益あるものを選ぶとなれば、
言うまでもなく『学問のすすめ』を挙げるべきが
妥当かもしれぬ。また、楽しみとして
もっとも味わうべきものを選ぶとなれば、
それはたぶん『福翁自伝』に指を屈すべきであろう。
では、もっとも愉快痛快なるものを選ぶとなれば、何か。
世の中にはあまり知られていないかもしれないが、
私は、躊躇なく、この『女大学評論』を挙げる。
予て、講演の折りなどに、私はしばしば、
この作品に言を及ぼし、それも、適宜
その文章を朗読して、福沢の快刀乱麻を断つが
如き鋭さを味わうに至っては、
会場ことごとく水を打ったように静まり、
そうして・・・・」


ということで、経緯のみ。
ちなみに、新刊で注文(4月20日ブログ記入)した
「ことだま百選」は、いまだ届かず。
待つ時間が、さらに充実していきます(笑)。
コメント
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