日下公人著「優位戦思考で世界に勝つ」(PHP研究所)の
本文のはじまりは、こうでした。
「優位戦思考とは何か――。
アメリカの小噺に、こういうのがある。
《メリーちゃんとマーガレットちゃんは
大の仲良し姉妹でした。あるとき、
『オヤツの時間ですよ』と言われて
二人が行ってみると、テーブルには
ケーキが一つしか載っていませんでした。
メリーちゃんは
『マーガレットちゃんの分がない』
と泣き出しました。》
これが優位戦思考である。
メリーちゃんはケーキを確保できるうえ、
『妹思いの、いいお姉さんですね』と褒められる。
先んずれば人を制す。劣位に追い込まれることなく
自分の利益を確保できる。
欧米の政治家や外交官、経済人は、
そうした思考に長けている。
国際貿易や産業・環境技術などの新ルールを
中核メンバーだけで、自分たちが有利になるように決め、
あとで日本などに参加を呼びかける。
『入らないと孤立するぞ』と脅かすと、
日本はあわてて飛んでくる。
そして必死に追いつこうとする。
これまでの日本はそうだった。
これが典型的な劣位戦である。
日本の外交官、学者、進歩的言論人、政治家は、
この劣位戦が得意である。・・」(p14)
うん。私はここだけで満腹(笑)。
ちなみに、まえがきには、こうあります。
「幸い、安倍首相の『地球儀外交』は正道を歩んで、
世界の人が納得する優位戦が進んでいる。
優位戦とは、こちらが主導権を握って戦場を選び、
時を決め、戦争の目的も手段も決められる戦いのことである。」(p3)
本文のはじまりは、こうでした。
「優位戦思考とは何か――。
アメリカの小噺に、こういうのがある。
《メリーちゃんとマーガレットちゃんは
大の仲良し姉妹でした。あるとき、
『オヤツの時間ですよ』と言われて
二人が行ってみると、テーブルには
ケーキが一つしか載っていませんでした。
メリーちゃんは
『マーガレットちゃんの分がない』
と泣き出しました。》
これが優位戦思考である。
メリーちゃんはケーキを確保できるうえ、
『妹思いの、いいお姉さんですね』と褒められる。
先んずれば人を制す。劣位に追い込まれることなく
自分の利益を確保できる。
欧米の政治家や外交官、経済人は、
そうした思考に長けている。
国際貿易や産業・環境技術などの新ルールを
中核メンバーだけで、自分たちが有利になるように決め、
あとで日本などに参加を呼びかける。
『入らないと孤立するぞ』と脅かすと、
日本はあわてて飛んでくる。
そして必死に追いつこうとする。
これまでの日本はそうだった。
これが典型的な劣位戦である。
日本の外交官、学者、進歩的言論人、政治家は、
この劣位戦が得意である。・・」(p14)
うん。私はここだけで満腹(笑)。
ちなみに、まえがきには、こうあります。
「幸い、安倍首相の『地球儀外交』は正道を歩んで、
世界の人が納得する優位戦が進んでいる。
優位戦とは、こちらが主導権を握って戦場を選び、
時を決め、戦争の目的も手段も決められる戦いのことである。」(p3)