今月から産経新聞を購読しております。
うん。今日の一面コラム産経抄(6月26日)がよかった。
ということで、懲りずに今日も産経新聞から。
はい。今日の産経抄を引用したいのですが、そのまえに、
本棚から石井英夫著「コラムばか一代」(産経新聞社・2005年)
をとりだす。ちなみに副題は「産経抄の35年」とあります。
その「まえがき」から引用。
「私は昭和8年1月生まれだから、今年で72歳になる。
・・・
執筆は週一回休みをとったから1年で300本。
35年だからコラムの数だけいえば本数は一万本を超えたことになる。
・・・・
へそ曲がりのせいか時流に逆らうことばかり書いてきた。
とりわけ朝日新聞とテレビ文化人の偽善と迎合にはがまんがならず、
新聞批判、テレビ批判を書くこともしょっちゅうだった。
しかしそのことで読者の反感を買ったことはほとんどない。
むしろ『そうだ、そうだ』『胸がすーっとした』などという
共感の声の方が多かった。」(∼p3)
うん。産経新聞の読者はというと、
昔も今もそんなにかわっていないのかもしれませんね。
あと、第一章からも、すこし引用しておきます。
「・・これは理屈うんぬんの問題ではない。
いちばん簡単なのは理屈を並べることで、
政治家の悪口なんぞは寝そべっていても書ける、
とここは大きく出ていこう。」(p23)
はい。では6月26日の産経抄のはじまりとさいごとを引用。
「中国共産党の専横を真っ向から批判してきた唯一の香港紙、
蘋果日報(アップルデイリー)が、とうとう休刊に追い込まれた。
一党独裁の専制主義国家にあった、ぶれない言論活動を続ける
ことがいかに困難なことか。体制に屈しない覚悟のありようを、
まざまざと見た思いがする。」
はい。これがはじまり。真ん中を端折ってさいごを引用します。
「マスコミでは、左派が大勢・体制で・・・
首相や与党幹部をいくら批判しようと、
何のリスクもない言論の自由が保障された国で、
権力と対決している気分に酔うのである。
森友学園への国有地売却も加計学園の獣医学部新設も、
権力の監視という美名の下でマスコミが大騒ぎした結果は、
大山鳴動ネズミ一匹にすぎない。
国政を停滞・混乱させ、必要な法制定や政策実行を
遅らせただけではないか。
時の政権の問題点を追及するのは当然である。
だが、大切なことは反体制を気取ることではなく、
事実を提示していくことだろう。
そうでないと蘋果(ひんか)日報に恥ずかしい。」
はい。3回連続産経新聞を引用してしまいました。
ガンバレ。産経新聞。