和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

大さむ小さむ。大寒小寒。

2024-11-14 | 詩歌
「日本わらべ歌全集12」(柳原書店)は、「愛知のわらべ歌」でした。

昨日は、主なき家の道路に面した箇所の雑草取りなどで。
はい。半日仕事。これから寒くなれば、雑草も生えない。
そう思っているのですが、年内にまた伸びてくるかもね。

寒くなるといえば、このわらべ歌が思い浮かびます。
ここには、愛知のわらべ歌から引用。

        大さむや小さむや   ( 寒気 )   

      大さむや 小さむや
      山へ頭巾(ずつきん) おいてきた
      とりに行(ゆ)こうか 戻ろか
      みかんの皮でも かぶれかぶれ   
                 ( 東海市名和町 )

「 『 大さむ小さむ 』とうたい出すわらべ歌は全国各地で見られる。
  『 尾張童遊集 』(天保2年)にも
  『 寒き時いふ詞 』として次のようになる。
  『 ををさむ小さむ猫の皮ひッかむれ、又山から小僧がないて来た 』。

 【類歌】   大寒小寒、山から小僧がとんできた、
       山は寒いと泣いてきた、泣いてきた。 ( 尾張西部 )
      
       大寒小寒、山から小僧がやってきた、
       何と言うてやってきた、寒いと言ってやってきた。
                     ( 東三河=蒲郡市 ) 」

        ( p160 「日本わらべ歌全集12・愛知のわらべ歌」 )


  
あれれ。相撲という言葉もでてくる、地口歌がありました。


        みかんきんかん   ( 地口歌 )

     みかん きんかん 酒のかん
     相撲取りャ はだかで 風邪ひかん  ( 刈谷市高須 )


 【類歌】  みかんきんかん、酒のかん、親のせっかん、子は聞かん、
      相撲取りはだかで、風邪ひかん、
      田舎の姉ちゃん、気がきかん。  ( 尾張東部 ) (p236)
コメント (2)
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