たのんでいた古本が今日とどく。
『明治神宮 戦後復興の軌跡』(鹿島出版会・平成20年)。
今泉宣子編・明治神宮社務所発行。
うん。ページをめくるたび写真が目にはいる。
明治神宮の写真集のような感じで見れる一冊。
パラリとひらいたこの箇所を引用することに。
その写真には、
「昭和30年6月26日、木本祭斧入れ式・・」(p67)
と説明があります。そこの文のはじまり
「エイ、オー、エイ、オー、エイ、オー —―――。
昭和30年6月26日、奥深い木曾山中に杣人(そまびと)の声が響き渡った。
明治神宮造営工事の開始を告げる第一の神事、
御用材伐採始めの木本祭(このもとさい)である。
御社殿の御柱に供する木の本で斧を祭壇に供え、
この日より始まる伐採の無事を祈るのだ。
ここは岐阜県武儀(むぎ)郡七宗(ひちそう)村(現・加茂郡七宗町)、
岐阜営林署管内岩井谷事業所の国有林地である。
造営委員会においては、木造による社殿造営が決定したのをうけて
直ちに御用材の調達に着手、林野庁に特別払い下げを申請した。
林野庁はこれを受けて、長野・名古屋を含む各営林署を通じて手配。
伐採の最初の現場となったのが、この七宗国有林であった。
・・・・」(p66)
表紙には、こうも書かれておりました。
「代々木の杜と鎮座地渋谷。焼け跡からの再生物語」
はい。わたしなど、読まずに写真だけをパラパラとめくります。
建設現場の雰囲気が伝わってくるようなそんな一冊なのでした。
若い頃、代々木に住んでいたので明治神宮はよく行きました。懐かしいです。
神宮の森は未来を見据えて作られた人工の森とは思えないほど、多様な植物や生き物が棲息しているようです。都会のオアシスですよね。
コロナが収束したら、また神宮の森を歩きたいです。
じつは、私は明治神宮にまだ行ったことがない。
それでも、神宮の森を歩きたい。
こうして、明治神宮のことを載せていると、
いつかは、その望みもかなえられるかなあ。
そうして、思いを膨らませていけるかなあ。
それにしても、「明治神宮はよく行きました」
「懐かしいです」というユウさんのコメントを
何となく、反芻するばかりです。