「新潮45」6月号の書評欄。
そこで、佐久間文子さんが
「帳簿の世界史」(文藝春秋)を
俎上に載せておられました。
そういえば、毎日新聞(5月17日)の
「今週の本棚」では、磯田道史さんが
この本を書評してた。と思い浮かび、
さっそく、その箇所をひろげる。
ここで引用するのは、「武士の家計簿」
で有名な磯田氏による書評の最後の箇所。
「・・もう一つの著者の心配がある。
『中国は会計責任を果たさない超大国』
で誠実な会計文化を根付かせぬまま世界
経済におけるシェアを拡大しつづけている
という。では、どうすれば、いいのか。
会計が文化の中に組み込まれていると
『おぞましい〈清算〉の日』を迎えずに
済むのだという。
本書を読んだうえで『会計とは何か』と
問われれば、私はこう答える。
会計とは計算することでも帳簿に数字を
記入することでもない。会計とは見える
ようにすること、つまり『見える化』で
ある。見ようとして歩く者には良い未来
があるが、会計をせず、わざと目をつぶ
って歩いた者はいつも崖下に落ちてきた。
だからこそ、国家や組織を統べる者、
人生にまじめな者は、執念でもって真実に
近い会計数字を見ようと努めねばならないのだ。」
ということで、私はこの本を
注文することにします(笑)。
そこで、佐久間文子さんが
「帳簿の世界史」(文藝春秋)を
俎上に載せておられました。
そういえば、毎日新聞(5月17日)の
「今週の本棚」では、磯田道史さんが
この本を書評してた。と思い浮かび、
さっそく、その箇所をひろげる。
ここで引用するのは、「武士の家計簿」
で有名な磯田氏による書評の最後の箇所。
「・・もう一つの著者の心配がある。
『中国は会計責任を果たさない超大国』
で誠実な会計文化を根付かせぬまま世界
経済におけるシェアを拡大しつづけている
という。では、どうすれば、いいのか。
会計が文化の中に組み込まれていると
『おぞましい〈清算〉の日』を迎えずに
済むのだという。
本書を読んだうえで『会計とは何か』と
問われれば、私はこう答える。
会計とは計算することでも帳簿に数字を
記入することでもない。会計とは見える
ようにすること、つまり『見える化』で
ある。見ようとして歩く者には良い未来
があるが、会計をせず、わざと目をつぶ
って歩いた者はいつも崖下に落ちてきた。
だからこそ、国家や組織を統べる者、
人生にまじめな者は、執念でもって真実に
近い会計数字を見ようと努めねばならないのだ。」
ということで、私はこの本を
注文することにします(笑)。
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