山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

新年のダブルダイヤモンド富士 本栖ハイランド  平成27年1月3日

2016年01月06日 | 番外編
 今年撮ってみたい画像のひとつに「ティアラ」という現象がある。どうやら富士山を熱心に撮影している地元の人がつけた名前らしいが、富士山の剣ヶ峰と白山岳の角から日が昇る時に太陽が割れて複数の光を発することをティアラと呼んでいるらしい。写ば写ばの栗林先生はこの撮影に何度も成功しておられ、雷岩という白山岳寄りの岩のところでも割れるらしい。

 では試しに、ということで、カシミール3Dで場所を計算したうえで竜ヶ岳に行ってみることにした。中腹の東屋のある休憩所よりももっと下のほうでちょうど白山岳のところを太陽が通過するはずだ。山頂ではないので遅めの出発で本栖湖キャンプ場に到着すると、想定外の駐車場はほぼ満車状態だ。外れのほうに車は止められたものの、あまりの混雑にやる気を失い場所を変更、本栖ハイランドに行くことにする。ここは年末・年始に竜神池という池に富士山を映してダブルダイヤモンド富士が撮影できる場所で、入場料が1,000円かかる。12月31日か1月1日頃は本栖ハイランドからだと剣ヶ峰あたりに居たはずの朝日だが、3日になると中央近くまで移動しているはずだが、池のいちばん南の外れあたりならばひょっとしたら剣ヶ峰にかかるかも知れない。こちらも正月の人気スポットだけに混雑が予想されるがまあなんとかなるだろう。


    本栖ハイランドの竜神池。既に大勢の人がやって来てスタンバイしている。


    水面が揺れるのは凍結防止のために散水しているため。

 7時に開場と聞いて7時数分前に駐車場ゲートに到着したが、国道の渋滞を避けるために7時前から入場させていたらしい。池に行くと既にたくさんのカメラマンが三脚をセットして時を待っている。水面は凍結しているが、肝心の場所は凍結防止のために散水していた。撮影のためにいろいろと配慮しているようだ。池のいちばん南寄り(富士山に向かって右側)はスペースが空いており、そこに三脚とカメラを設置する。


    スタンバイOK


    8時過ぎ、始まりました。残念ながら剣ヶ峰より内側。


    竜神池のダブルダイヤモンド富士


    あっという間に日は昇り・・・


    わずか数分でショーは終わり。


    もう1台のカメラに200㎜望遠レンズをセットして連続撮影した画像。より尖っている剣ヶ峰のほうが白山岳より割れ易そうだ。


    ダイヤになった瞬間の画像。やはり剣ヶ峰より中央寄り。


    上記から3秒後の画像。


    5秒後。このくらいの輝きになるとおそらくティアラは終わってしまっているだろう。


    30数秒後。

 なんとなくティアラ撮影の感触はつかめたが、実際には軌道を正確に計算し場所を特定しないと撮影は難しいだろう。おそらく時間にして1~3秒くらいと予想される。1度や2度で撮れるものではなさそうだ。

 この撮影の後に写ば写ばの栗林先生のところに情報をいただきに行くと、精進湖の湖畔でなにやら見慣れた人の姿が・・・なんとみちほさんご夫妻ではないか。え~っ、また山梨??と思わず目を疑ってしまった。これからパノラマ台と三方分山を歩くとのこと、私は写ば写ばで情報収集と時間調整後、人が少なくなった頃を見計らって竜ヶ岳の撮影適地偵察とGPS軌道を記録するため歩くことにする。





コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする