年越しをひとり王岳山頂でテント泊で過ごし、新年の花火が打ちあがる音を聞きながら眠りについた。シュラフに潜り込んだ時はさほど寒いとは思わなかったのだが、午前3時ごろ肩から背中にかけて異様に寒くて目が覚めてしまう。バーナーを焚いて暖をとり、オーバージャケットを着こんで再びシュラフに潜るが、やはり寒くて寝付けそうもない。どうせ寝られないのなら・・・と起き出して再び星空の撮影を開始する。東の空から下弦の月が昇って来ていた。そのすぐ左に輝いているのが木星だ。さらに牛飼い座アルクトゥールスと接近したカタリナ彗星がいるはずだ。スカイメモセットしてアルクトゥールスに照準を合わせると、そのすぐ横にカタリナ彗星を捉えることができた。

東の空から昇って来た下弦の月。

接近した月と木星。

簡易赤道儀スカイメモを担ぎ上げて撮ったアルクトゥールスとカタリナ彗星。追尾60秒。月明りでやや空が明るい。

深夜11時過ぎごろからナイターの照明は暗くなっていた。

未明の空に昇って来た金星。
-10℃を下回っている気温だろうが、撮影している時はあまり寒さを感じない。カタリナ彗星を撮り終えたと思ったら今度は山中湖の上あたりからひときわ明るい金星が昇って来た。時折テントに戻って暖をとりながら、そのまま夜明けまで撮影し続けることとなってしまった。

夜明けの空に輝く金星

新年の朝日が昇り始める。

初日の出

富士の裾野から昇る新春の日の出

綺麗な新春の日の出を拝むことができた。
テントに戻って朝食をとる。荷物を軽くするために食料は質素なものしか持って来れず、インスタントラーメンとキャベツとレトルト豚汁くらいしか持って来ていない。1泊だからこれで辛抱できるが、2日間ラーメンではさすがに飽きてしまう。しかし今までにやって来た撮影目的のテント泊登山も、ほとんど質素な食事ばかりで、目的が目的だけにこれで良いと思っている。王岳は今回で2度目のテント泊となる。1度目は一晩中霧の中で星空の撮影は出来なかったが、その代わりに朝は出来たての霧氷の景色をみることができ、富士山も一瞬だけ姿を現してくれた。御坂山塊の外れにあってどちらかというとマイナーな山になるであろう王岳だが、なかなかの眺望が得られる良い山だと思う。
テント撤収して9時から下山。その頃にはもう足の速い登山者がやって来ていた。

林道から見る富士山と朝日

根場の駐車場到着。1時間半くらいで下山できた。
下山後は写ば写ばに立ち寄る。さすがに眠いのだが、武田神社初詣の交通規制があり武田通りは大混雑、脇道を通るには地元住民に配布される通行許可証が必要となるのだが、うっかり持って来るのを忘れてしまった。写ば写ば、上九の湯、職場でデータ整理と時間を調整し、自宅に帰ったのは夜9時過ぎになった。即座に爆睡、翌日の昼まで寝ることとなった。

東の空から昇って来た下弦の月。

接近した月と木星。

簡易赤道儀スカイメモを担ぎ上げて撮ったアルクトゥールスとカタリナ彗星。追尾60秒。月明りでやや空が明るい。

深夜11時過ぎごろからナイターの照明は暗くなっていた。

未明の空に昇って来た金星。
-10℃を下回っている気温だろうが、撮影している時はあまり寒さを感じない。カタリナ彗星を撮り終えたと思ったら今度は山中湖の上あたりからひときわ明るい金星が昇って来た。時折テントに戻って暖をとりながら、そのまま夜明けまで撮影し続けることとなってしまった。

夜明けの空に輝く金星

新年の朝日が昇り始める。

初日の出

富士の裾野から昇る新春の日の出

綺麗な新春の日の出を拝むことができた。
テントに戻って朝食をとる。荷物を軽くするために食料は質素なものしか持って来れず、インスタントラーメンとキャベツとレトルト豚汁くらいしか持って来ていない。1泊だからこれで辛抱できるが、2日間ラーメンではさすがに飽きてしまう。しかし今までにやって来た撮影目的のテント泊登山も、ほとんど質素な食事ばかりで、目的が目的だけにこれで良いと思っている。王岳は今回で2度目のテント泊となる。1度目は一晩中霧の中で星空の撮影は出来なかったが、その代わりに朝は出来たての霧氷の景色をみることができ、富士山も一瞬だけ姿を現してくれた。御坂山塊の外れにあってどちらかというとマイナーな山になるであろう王岳だが、なかなかの眺望が得られる良い山だと思う。
テント撤収して9時から下山。その頃にはもう足の速い登山者がやって来ていた。

林道から見る富士山と朝日

根場の駐車場到着。1時間半くらいで下山できた。
下山後は写ば写ばに立ち寄る。さすがに眠いのだが、武田神社初詣の交通規制があり武田通りは大混雑、脇道を通るには地元住民に配布される通行許可証が必要となるのだが、うっかり持って来るのを忘れてしまった。写ば写ば、上九の湯、職場でデータ整理と時間を調整し、自宅に帰ったのは夜9時過ぎになった。即座に爆睡、翌日の昼まで寝ることとなった。