丹沢のヤビツ峠までやって来た本来の理由はこの岳ノ台から見る未明の富士山だった。この山の上から見ると、富士山のほぼ中央の位置にあのオリオン座大星雲が沈んで行き、距離的にもヤビツ峠からさほど遠くない(はず)なので追尾装置や天体望遠レンズ等、機材を担ぎ上げるにも都合が良い(と考えていた)。未明2時ごろに富士山頂にオリオン座大星雲が沈んで行くので、ヤビツ峠を深夜12時に出発する予定だったのだが、日没を過ぎた頃から空に雲が出て星が見えなくなり、中止となってしまった。
しかし岳ノ台までそう簡単に行けるものなのだろうか?それと、座標がきちんと合っているのだろうか?望遠レンズで星や彗星を狙う際は位置のずれは致命的になることがある。さほど疲れてもいないことだし、時間もまだ早いし、大山から下山してそのまま岳ノ台まで行って確認してみることにした。ネット上の記事では菩提峠まで縦走して周回するコースで2時間くらいと書かれていたので、山頂までは1時間はかからないだろうと見ていたのだが、さてどんなものか?
岳ノ台入り口。ハイキングコースと書かれているが、いつも騙されるこの「ハイキング」という言葉。なんとなく不安がよぎる。
階段になったコースを登って一旦平らになってまた登り。上に建物が見えたので、思ったより近いなとこの時は思った。
東屋に到着。しかし、周辺を見回しても富士山の眺望が無い。何で???
20分で東屋の立つピークに到着した。ここが目指す岳ノ台だと信じていた私は、思ったより近いなと思ったのだが、おかしなことにこのピークは樹林帯の中で眺望が悪く、富士山が全く見えない。GPSを取り出して位置を確認すると、ここは岳ノ台にに向かう途中のピークで、まだ半分くらいしか来ていないことがわかる。その先の道はグッと下ってその向こうに見える山の先に岳ノ台山頂がある。だいぶ心が折れて帰ろうかと思ったのだが、時刻はまだ10時半で、時間はたっぷりある。スローピッチでとにかく行ってみることにする。
コルにぐっと下って向こうに見えるピークの裏側が岳ノ台山頂。
直登では無くて草地の中を右に巻いてその向こうの緩い尾根を山頂まで登る。
トレースはあるが、日陰の斜面は雪が積もっていて簡単には登らせてくれない。
山頂到着。ゆっくり歩いてきたが、それでも入り口から50分ほどで到着できた。
下が休憩所、上が展望台になっている、良く出来た建物。
展望台から見る富士山。周辺の木が邪魔になって決して眺望が良いとは言えない。
ズームをかければ富士山とオリオン座大星雲の撮影には問題無いが、そのほかに撮るものがあまり無い。
早朝登った大山はすぐそこに見える。
場所的に丹沢の山並から相模湾の夜景までぐるりと見渡せる場所かと思っていたのだが、期待したほどの眺望は得られなかった。広角レンズで星空と山並を撮影するならばやはり大山まで登らないとダメなようだ。眺望を確かめてGPSログを記録して小休憩して下山した。
帰り道の登り返しは辛いので、林道をちょっと短絡させていただきました。
しかし岳ノ台までそう簡単に行けるものなのだろうか?それと、座標がきちんと合っているのだろうか?望遠レンズで星や彗星を狙う際は位置のずれは致命的になることがある。さほど疲れてもいないことだし、時間もまだ早いし、大山から下山してそのまま岳ノ台まで行って確認してみることにした。ネット上の記事では菩提峠まで縦走して周回するコースで2時間くらいと書かれていたので、山頂までは1時間はかからないだろうと見ていたのだが、さてどんなものか?
岳ノ台入り口。ハイキングコースと書かれているが、いつも騙されるこの「ハイキング」という言葉。なんとなく不安がよぎる。
階段になったコースを登って一旦平らになってまた登り。上に建物が見えたので、思ったより近いなとこの時は思った。
東屋に到着。しかし、周辺を見回しても富士山の眺望が無い。何で???
20分で東屋の立つピークに到着した。ここが目指す岳ノ台だと信じていた私は、思ったより近いなと思ったのだが、おかしなことにこのピークは樹林帯の中で眺望が悪く、富士山が全く見えない。GPSを取り出して位置を確認すると、ここは岳ノ台にに向かう途中のピークで、まだ半分くらいしか来ていないことがわかる。その先の道はグッと下ってその向こうに見える山の先に岳ノ台山頂がある。だいぶ心が折れて帰ろうかと思ったのだが、時刻はまだ10時半で、時間はたっぷりある。スローピッチでとにかく行ってみることにする。
コルにぐっと下って向こうに見えるピークの裏側が岳ノ台山頂。
直登では無くて草地の中を右に巻いてその向こうの緩い尾根を山頂まで登る。
トレースはあるが、日陰の斜面は雪が積もっていて簡単には登らせてくれない。
山頂到着。ゆっくり歩いてきたが、それでも入り口から50分ほどで到着できた。
下が休憩所、上が展望台になっている、良く出来た建物。
展望台から見る富士山。周辺の木が邪魔になって決して眺望が良いとは言えない。
ズームをかければ富士山とオリオン座大星雲の撮影には問題無いが、そのほかに撮るものがあまり無い。
早朝登った大山はすぐそこに見える。
場所的に丹沢の山並から相模湾の夜景までぐるりと見渡せる場所かと思っていたのだが、期待したほどの眺望は得られなかった。広角レンズで星空と山並を撮影するならばやはり大山まで登らないとダメなようだ。眺望を確かめてGPSログを記録して小休憩して下山した。
帰り道の登り返しは辛いので、林道をちょっと短絡させていただきました。