昨年朝霧高原で再三割れるダイヤモンド富士に挑戦し、かなりの高確率で剣ヶ峰で2つに割れるダイヤの撮影は成功するようになった。昨年集積したデータを再度解析して、おそらく割れるダイヤの撮影はさほど難しくないはずだが、ティアラとなると富士山との距離の問題があり、もう少し検討する必要がある。
本日狙うのも剣ヶ峰で割れるダイヤだが、虫林師匠が虫を撮影するために購入したコ・ボーグ36EDという天体望遠レンズを半年前から借りており、これに改造絞りやスリムフラットナーという収差補正レンズなどを搭載してようやく撮影が出来るような装備になった。このレンズは焦点距離200㎜(スリムフラットナー装着すると220㎜になる)だが、特徴はレンズの構造が単純なのでフレアが出にくいこと、そして現在使っているCanon70-200mmレンズに比べてきわめて軽いということである。このレンズが使えるなら200㎜望遠はこちらに変えて登山時の荷物の軽量化が可能となる。しかし、いくつか不安があり、装備を加えたことで鏡筒の長さが変わり、ピントが合ってくれるかどうかが心配だった。職場で試したところでは大丈夫そうだが、実際はどうなのか?
ダイヤの時間は7時50分ごろなので6時半ごろに自宅を出発。20分前くらいには到着できるだろうと思ったのだが、思ったよりも市街地の車の流れが悪いうえに、精進湖線で前を大きな工事関係の車が走っており全くスピードが上がらない。結局ダイヤの10分前到着となってしまい、急いでまずコ・ボーグレンズを装着したカメラをセットする。ピントを合わせようとするが、想定していた通り富士山までの遠距離だとピントが合わない。止む無し、せっかく六角形の星型に光芒が出るように細工した絞りをはずしてようやくピントが合った。さらにティアラ狙いでもう1台のカメラに600㎜を装備しようとしていると、隣で三脚を立てていたカメラマンがシャッターを連写し始めた。富士山を見ると、もうキラリと太陽が出始めてしまっていた。タイミングが遅れながらも、コ・ボーグ装着したカメラのシャッターを切りまくり、もう1台は時間に間に合わずあきらめた。

改造絞りを外してピントが合ったコ・ボーグ36EDレンズ。解像度は問題無し。

もう1台のカメラを準備しているうちに太陽が現れてしまい、慌ててシャッターを切る。まずは左から光が出現。

次のカットでは右からも光が出現して、剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影に成功。

しかし絞りが入っていないので、チカッというダイヤでは無くてだらりと光が出てしまう。

予想通り、フレアやゴーストはあまり出ないようだ。

光が強くなると、全く出ないというわけでは無い。このような赤い色が出るのが不思議である。
昨年蓄積したデータが役に立って三脚1本だけでも割れるダイヤの撮影は出来るようになった。今回使用したコ・ボーグ36EDレンズは鏡筒の長さを工夫するか、あるいは鏡筒の中に細工を加えるなどの工夫をして、チカリと六角形に輝くダイヤの撮影に再挑戦したいと思う。
本日狙うのも剣ヶ峰で割れるダイヤだが、虫林師匠が虫を撮影するために購入したコ・ボーグ36EDという天体望遠レンズを半年前から借りており、これに改造絞りやスリムフラットナーという収差補正レンズなどを搭載してようやく撮影が出来るような装備になった。このレンズは焦点距離200㎜(スリムフラットナー装着すると220㎜になる)だが、特徴はレンズの構造が単純なのでフレアが出にくいこと、そして現在使っているCanon70-200mmレンズに比べてきわめて軽いということである。このレンズが使えるなら200㎜望遠はこちらに変えて登山時の荷物の軽量化が可能となる。しかし、いくつか不安があり、装備を加えたことで鏡筒の長さが変わり、ピントが合ってくれるかどうかが心配だった。職場で試したところでは大丈夫そうだが、実際はどうなのか?
ダイヤの時間は7時50分ごろなので6時半ごろに自宅を出発。20分前くらいには到着できるだろうと思ったのだが、思ったよりも市街地の車の流れが悪いうえに、精進湖線で前を大きな工事関係の車が走っており全くスピードが上がらない。結局ダイヤの10分前到着となってしまい、急いでまずコ・ボーグレンズを装着したカメラをセットする。ピントを合わせようとするが、想定していた通り富士山までの遠距離だとピントが合わない。止む無し、せっかく六角形の星型に光芒が出るように細工した絞りをはずしてようやくピントが合った。さらにティアラ狙いでもう1台のカメラに600㎜を装備しようとしていると、隣で三脚を立てていたカメラマンがシャッターを連写し始めた。富士山を見ると、もうキラリと太陽が出始めてしまっていた。タイミングが遅れながらも、コ・ボーグ装着したカメラのシャッターを切りまくり、もう1台は時間に間に合わずあきらめた。

改造絞りを外してピントが合ったコ・ボーグ36EDレンズ。解像度は問題無し。

もう1台のカメラを準備しているうちに太陽が現れてしまい、慌ててシャッターを切る。まずは左から光が出現。

次のカットでは右からも光が出現して、剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士の撮影に成功。

しかし絞りが入っていないので、チカッというダイヤでは無くてだらりと光が出てしまう。

予想通り、フレアやゴーストはあまり出ないようだ。

光が強くなると、全く出ないというわけでは無い。このような赤い色が出るのが不思議である。
昨年蓄積したデータが役に立って三脚1本だけでも割れるダイヤの撮影は出来るようになった。今回使用したコ・ボーグ36EDレンズは鏡筒の長さを工夫するか、あるいは鏡筒の中に細工を加えるなどの工夫をして、チカリと六角形に輝くダイヤの撮影に再挑戦したいと思う。