山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

絞り改造コ・ボーグの威力 朝霧高原  平成29年1月26日

2017年01月26日 | 番外編
 前日も朝霧高原を訪れて剣ヶ峰で割れるダイヤモンド富士を狙ったが、到着時間が遅かったうえに改造絞りを搭載したコ・ボーグ36EDの焦点が合焦せず、カメラのセットが完了しないうちに太陽が昇ってしまった。職場に戻ってから鏡筒の長さを調節し、甲斐駒ケ岳を試写してみてほぼ合焦することを確認して今回の撮影に臨んだ。うまく調整できていれば六角形の光芒が出るはずである。

 中ノ倉展望台から下りて急いで朝霧高原の撮影地に向かう。太陽が現れるまでの時間は15分しか無く、GPS片手に座標点を探して急いでまずコ・ボーグをセットする。今度はきっちりとピントが合う。さらにもう1台、ボーグ67FLにエクステンション装着して600㎜にしたレンズ装着してセット。ちょうどセットが終わったと同時に剣ヶ峰から太陽が現れ出して、急いでシャッターを切り始める。


    600㎜レンズセット完了。剣ヶ峰が光っていると思ったら直後に太陽が現れた。


    光が4つ出ている。位置的にはあと3~5m右で良かったかも知れない。


    この日は雪煙が少なく好条件だった。この時点で右側から光が出て欲しかった。


    光が融合、そして・・・


    右側からも光芒が出現。剣ヶ峰右側の凹凸でも細かく光が割れる。


    二つ割れのダイヤモンドはこれで成功。この時には左側の凹凸からも小さく光芒が現われている。


    左右の光が融合。


    こちらが新たに使い始めた改造絞り搭載したコ・ボーグ36EDレンズ。見事にキラリと輝く六角形の光芒が出た。


    小さく2つ目のダイヤの輝きが出現。


    たぶん、もう光が融合しているのだろうが、見事な六角形ダイヤが2個。


    もう完全に融合している。

 以前にもボーグ67FLレンズのほうで六角形改造絞りを装着してみたことがあったのだが、その時はシャープな六角形にはならず、ダラリとした光になってしまった。今回はまかいの牧場付近で月光ダイヤモンド富士撮影の際にお会いしたティアラの達人からアドバイスをいただいて改造を施してみた。見事な六角形光芒にはなったが、やや不自然なようにも見えなくは無い。この日は輝くダイヤ撮影には好条件が揃ったのでこのような大きな光芒が出たが、いつもこうとは限らないので、光が弱い時にはちょうど良い光芒になるのかも知れない。しばらくはこの絞りを使ってダイヤを追いかけてみたい。


    本日の撮影地からのダイヤモンド富士。


    雪原を照らして昇るダイヤもなかなか良い。 

 剣ヶ峰で多重に割れるダイヤモンド富士、ティアラの撮影までだいぶ迫ってきたように思う。あとは運試しのようなものではないだろうか。    
コメント (4)
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本栖湖に昇る細月 中ノ倉展望台  平成29年1月26日

2017年01月26日 | 番外編
 月例27の細い月が早朝に昇って来るこの日、以前から訪れてみたいと思っていた本栖湖と富士山の展望台、中ノ倉展望台に登ってみた。

 富士山の裾野から月が昇って来るのが5時20分ごろ、5時に本栖湖駐車場に到着できるように自宅を4時前に出発し、予定通りに到着したまでは良かった。準備していざ登ろうという時に前日歓送迎会で食べ過ぎて強烈な腹痛を起こす。急いでトイレに駆け込んで出てくれば、もう月が昇って来ている。キラキラと輝いていた星も薄明の空に消え始めていた。急いで展望台に登るが、思っていたよりもこの展望台は遠く、到着した頃にはもう月は地球照の時間を過ぎてしまった。


    中ノ倉展望台の途中で見る細月。月が昇り始める前は星空が綺麗だったが、この時間にはもうだいぶ消えてしまった。右上の木の間に輝くのがさそり座アンタレス。


    同じ場所から見る富士山と地球照の月。


    20分ほどで中ノ倉展望台に到着した。最上段から見る本栖湖と富士山。月は富士山より高い位置まで昇っていた。


    展望台は階段状に数段撮影地が整備されている。一番下の段からだと木に邪魔されず本栖湖全体が見渡せる。


    地球照の時間はもう終わっていた。


    光の筋が現われ、もうすぐ日の出。


    富士山の裾野から朝日が昇る。


    別の位置から見る日の出


    後ろ側には白根三山が見える。

 予定ではもう少し早い時間に到着して星空の撮影も考えていたのだが、毎度のことながら朝は弱く時間に間に合わなかったうえに腹痛も重なって星の輝く時間には到着できなかった。そろそろ夜明け前に天の川が見えてくる時期となる。いつかこの場所から再挑戦してみたい。足早に下山して次の撮影地に向かう。
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