かつて北岳に咲いていたアツモリソウやキバナノアツモリソウは鹿の食害によって今では見られなくなってしまった。私は北岳ではいずれの花も見ておらずたいへん残念である。しかし、そのほかにも様々なラン科植物が北岳には咲いている。北岳では絶滅したのではないかと思われていた稀少なラン科植物にも今回は出会うことが出来た。
タカネフタバラン
この花を初めて見たのが北岳であるが、その後八ヶ岳や櫛形山でも見かけた。昨年は8月中旬に訪問し満開だったが、今年はまだ時期が早く蕾だった。開花はあと2~3週間先になりそうだ。
テガタチドリ
櫛形山では良く見かけるが北岳では少ない。後ろに写っているハクサンチドリに比べて花弁が円みを帯びている。良く似たノビネチドリは葉の形で容易に区別できるが、北岳では見かけたことが無い。
ハクサンチドリ
花弁がクチバシのように尖っており、濃い赤紫色でお花畑では良く目立つ。北岳の草すべり周辺では普通に見かけることが出来る。
ホソバノキソチドリ
判別が難しいツレサギソウ属の花であるが、距が長く前方にやや湾曲していることから、おそらくはホソバノキソチドリと思われる。発見したのはこの1株のみだった。
ミヤマチドリ
これもまた判別が難しいツレサギソウ属の花である。長い唇弁と短い距を持ち、距の入り口の上に黄色っぽい葯室が見えている。この花は比較的多く見られた。
ホザキイチヨウラン
標高が高い北岳で見るこの花は背丈が低くひとまわり小さい。草地の中で比較的多く目にした。
タ・カ・ネ・アオチドリ
数が少ないうえに保護色で小さく、ようやく見つけた花である。北岳では絶滅したのではないかと言われていたが、目の良い花仲間が見つけ出してきてくれた。八ヶ岳で見かけたものとほぼ同じであるが、北岳のほうが若干唇弁が短いようにも見える。赤茶色の唇弁と黄緑色の唇弁の2種類、さらにその中間型のようなタイプがあるが、八ヶ岳も同様である。
おそらく、他にもまだまだ出会ったことが無いような稀少なラン科植物が眠っているのだろう。北岳は見て良し登って良し花を探して良し、文句無しの名峰である。
タカネフタバラン
この花を初めて見たのが北岳であるが、その後八ヶ岳や櫛形山でも見かけた。昨年は8月中旬に訪問し満開だったが、今年はまだ時期が早く蕾だった。開花はあと2~3週間先になりそうだ。
テガタチドリ
櫛形山では良く見かけるが北岳では少ない。後ろに写っているハクサンチドリに比べて花弁が円みを帯びている。良く似たノビネチドリは葉の形で容易に区別できるが、北岳では見かけたことが無い。
ハクサンチドリ
花弁がクチバシのように尖っており、濃い赤紫色でお花畑では良く目立つ。北岳の草すべり周辺では普通に見かけることが出来る。
ホソバノキソチドリ
判別が難しいツレサギソウ属の花であるが、距が長く前方にやや湾曲していることから、おそらくはホソバノキソチドリと思われる。発見したのはこの1株のみだった。
ミヤマチドリ
これもまた判別が難しいツレサギソウ属の花である。長い唇弁と短い距を持ち、距の入り口の上に黄色っぽい葯室が見えている。この花は比較的多く見られた。
ホザキイチヨウラン
標高が高い北岳で見るこの花は背丈が低くひとまわり小さい。草地の中で比較的多く目にした。
タ・カ・ネ・アオチドリ
数が少ないうえに保護色で小さく、ようやく見つけた花である。北岳では絶滅したのではないかと言われていたが、目の良い花仲間が見つけ出してきてくれた。八ヶ岳で見かけたものとほぼ同じであるが、北岳のほうが若干唇弁が短いようにも見える。赤茶色の唇弁と黄緑色の唇弁の2種類、さらにその中間型のようなタイプがあるが、八ヶ岳も同様である。
おそらく、他にもまだまだ出会ったことが無いような稀少なラン科植物が眠っているのだろう。北岳は見て良し登って良し花を探して良し、文句無しの名峰である。