8月の山の日3連休は全休となったが天候が思わしく無い。13日の未明にペルセウス座流星群の極大を迎えるのだが、昨年・一昨年と2年続けて三ツ峠泊りで狙った流星群はいずれも雲に阻まれて失敗に終わっている。今年はもう少し高度を上げて黒戸尾根の9合目付近から狙おうと計画を立て、12日に黒戸尾根七丈小屋に泊まって未明から甲斐駒ケ岳9合目まで登るはずだった。しかし、12日の朝6時、竹宇駒ケ岳神社の駐車場まで行ってみるとそこでは雨が降っていた。天気予報では午後3時ごろから雨のはずだったが既に降り始めてしまっている。長い黒戸尾根を雨の中を登って行く根性はとても出ない。濡れた刃渡りを歩くのも避けたい。心が折れてこの日の登山はあきらめて、ガスト山に登って朝食・・・をとっていると、8時半ごろから青空が広がってきた。しかしもはや折れた心を立て直すことは出来ず、この日は全休する。
しかし、なんとしても見ておきたかった花がこの尾根にはあった。昨年甲斐駒ケ岳からこの尾根を下山中に偶然発見したランである。見たのは5株ほどだが、おそらくまだ他の場所にもあるのではないだろうか?翌日の13日は12日よりは天候が良くなる予報だったので、気持ちを入れ替えて、早起きして再度黒戸尾根にチャレンジに行く。
天気は曇り。昨日よりは益しだ。いざ、出陣!
笹ノ平の分岐。ここまで2時間半。
石碑の立つ広場で休憩。霧が深くなりしばしばレンズが結露する。
ジンバイソウが群れを成して咲いていた。
ジンバイソウ。この花は頭の部分が開いているのを見たことが無い。
まだ開花していないこの花。茎に毛が多く、おそらくはフクオウソウ。
刃渡り。このあたりで拙いことに雨が降り出してしまう。レンズがさらに結露して撮影が大変。
白いママコナ、タカネママコナ。
刃渡りの周辺に多く咲いていた。
セリバシオガマはあちらこちらに咲いている。
刃利天狗。ここまで登るのにかかった時間は6時間半。
探しものの花は刃渡り手前の苔の生したツガ樹林帯から上の森の中にあるはずだ。小さいうえに保護色で目立たない。目を凝らして苔の中をじっくりと見ながら歩くので、探索に多大な時間がかかってしまう。
6月に見つけたまだ蕾だったイチヨウランは、既に散った後だった。この尾根にも素心花のイチヨウランがあるらしい。
キソチドリ。これは数が多いが、若干時期が遅かった。
これでもかというくらいに群生しているコイチヨウラン。雨でうなだれているうえに若干時期が遅かった。
雨の雫が滴るコイチヨウラン
この場所は見頃だったコイチヨウラン。
接写。
居ました。小さな双葉のラン。
コフタバラン。しかし、探しものはこれでは無い。
こちらが本命の探しもの。
深山に咲く双葉のラン。深山・双葉ラン。
黄緑色の虫が舞うような花。ちょうど満開。
花の色は黄色っぽいものから緑色のもの、茶色っぽいものまで様々。
キソチドリと相性が良いようで、並んで咲いていた。
昨年見かけた場所はかなり念入りに探したつもりだったが発見できず、別の場所2ヶ所でなんとか発見することが出来た。想定していた通り、コフタバランやコイチヨウランに比べるとかなり数は少なく、限局した場所に数株固まって咲いているという感じだった。探索と撮影に多大な時間を要してしまい、午後2時に折り返して下山の予定だったのが午後3時になってしまった。途中から雨が降り出してしまったが、既に汗でびっしょり濡れた服は雨に降られてももはや気にならない。最後はヘッドライト点灯して午後7時の下山となった。12時間以上の長時間を要したが、満開の双葉のランに出会えて満足な山行となった。
しかし、なんとしても見ておきたかった花がこの尾根にはあった。昨年甲斐駒ケ岳からこの尾根を下山中に偶然発見したランである。見たのは5株ほどだが、おそらくまだ他の場所にもあるのではないだろうか?翌日の13日は12日よりは天候が良くなる予報だったので、気持ちを入れ替えて、早起きして再度黒戸尾根にチャレンジに行く。
天気は曇り。昨日よりは益しだ。いざ、出陣!
笹ノ平の分岐。ここまで2時間半。
石碑の立つ広場で休憩。霧が深くなりしばしばレンズが結露する。
ジンバイソウが群れを成して咲いていた。
ジンバイソウ。この花は頭の部分が開いているのを見たことが無い。
まだ開花していないこの花。茎に毛が多く、おそらくはフクオウソウ。
刃渡り。このあたりで拙いことに雨が降り出してしまう。レンズがさらに結露して撮影が大変。
白いママコナ、タカネママコナ。
刃渡りの周辺に多く咲いていた。
セリバシオガマはあちらこちらに咲いている。
刃利天狗。ここまで登るのにかかった時間は6時間半。
探しものの花は刃渡り手前の苔の生したツガ樹林帯から上の森の中にあるはずだ。小さいうえに保護色で目立たない。目を凝らして苔の中をじっくりと見ながら歩くので、探索に多大な時間がかかってしまう。
6月に見つけたまだ蕾だったイチヨウランは、既に散った後だった。この尾根にも素心花のイチヨウランがあるらしい。
キソチドリ。これは数が多いが、若干時期が遅かった。
これでもかというくらいに群生しているコイチヨウラン。雨でうなだれているうえに若干時期が遅かった。
雨の雫が滴るコイチヨウラン
この場所は見頃だったコイチヨウラン。
接写。
居ました。小さな双葉のラン。
コフタバラン。しかし、探しものはこれでは無い。
こちらが本命の探しもの。
深山に咲く双葉のラン。深山・双葉ラン。
黄緑色の虫が舞うような花。ちょうど満開。
花の色は黄色っぽいものから緑色のもの、茶色っぽいものまで様々。
キソチドリと相性が良いようで、並んで咲いていた。
昨年見かけた場所はかなり念入りに探したつもりだったが発見できず、別の場所2ヶ所でなんとか発見することが出来た。想定していた通り、コフタバランやコイチヨウランに比べるとかなり数は少なく、限局した場所に数株固まって咲いているという感じだった。探索と撮影に多大な時間を要してしまい、午後2時に折り返して下山の予定だったのが午後3時になってしまった。途中から雨が降り出してしまったが、既に汗でびっしょり濡れた服は雨に降られてももはや気にならない。最後はヘッドライト点灯して午後7時の下山となった。12時間以上の長時間を要したが、満開の双葉のランに出会えて満足な山行となった。