山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

山中湖の夕暮れダイヤモンド富士  平成30年2月11日

2018年02月14日 | ダイヤモンド富士
 早朝から高下、本栖湖、精進湖、西湖、河口湖と富士山を撮り歩き、最後に訪れたのがこの山中湖で、もちろん狙うのは夕暮れのダイヤモンド富士である。3連休の中日なので大混雑を予想して2時間前に現地到着する。湖畔の道路沿いに車を止めると交通の邪魔になるので来客を現地で下してきららの駐車場を使うつもりだったが、以外にも湖畔のスペースに車を止めることが出来た。反則技ではあるがその場所はボート利用の際に使うスペースだろう。湖面が凍結していてこれでボートを使う人は居ないであろうから邪魔になることは無いだろう。GPSに登録しておいた場所はそこから歩いてすぐの場所だった。現地に到着して三脚を立てたが、その向こうに10人くらいの人だかりがある。何かと思えば細い川が流れ込んでその周辺だけ氷が解けていてダブル富士が狙える場所だった。なんとかスペースが取れそうなのでそちらに移動して三脚を構える。


    ダブルダイヤモンド富士が狙える好位置を確保できた。太陽が富士山に迫ってきた。


    太陽が富士山に接触。風が止んで湖面が静かになってくれた。


    200㎜望遠。接触点は左側。


    しかし半分ほど沈んだところでちょうど真ん中になる。


    美しき山中湖のダブルダイヤモンド富士の撮影に成功。


    山頂に太陽が沈んで行く。


    望遠だとなんとなく光芒が2つ出て割れているように見える。


    残照。ダイヤモンド富士はここまで。


    しかし、沈んだ後のカットを見ると左裾に影富士が出ている。あと10分辛抱すべきだったかと反省している。

 湖面がほぼ全面凍結しているのでダブルダイヤモンド富士の撮影は困難だろうと思っていたのだが、良い場所を確保できてまずまずのダブルダイヤを撮ることが出来た。いつもは山の上から狙っているので湖畔からのダイヤはあまり撮影していないが、今回はいちばんの出来だったと思う。

 最後に夕暮れの富士山を見るためにパノラマ台へ移動する。運良く駐車スペースが空いたがあと10分遅かったら車が入れなかったであろう。


    パノラマ台からの夕暮れ富士


    夕焼けの真っ赤な空を期待したのだがあまり空は焼けずに終わった。

 早朝から夕暮れまで1日追いかけた富士山撮影会は本日これにて終了となる。予定していた朝のダイヤモンド富士以外はほぼ撮ることが出来て満足な1日となってくれた。さて、明朝も早起きして再度朝霧高原のダイヤモンド富士を狙う。夕暮れの天気はスッキリと晴れ渡っているが天気予報では明朝は曇りである。甲府まで戻って反省会を兼ねて夕食をとって解散となる。また明日も頑張りましょう。

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富士五湖撮影巡り  平成30年2月11日

2018年02月14日 | 番外編
 北の地から来客あり、富士山の撮影に出かけることとなった。客人は写真の達人であるが、富士山の撮影は初めてというので、景勝地の代表である富士五湖は外せない。本栖湖の日の出を見て朝霧高原のダイヤモンド富士を撮ってから精進湖、西湖、河口湖、そして山中湖と廻る予定だったが、早朝は空模様が悪く、本栖湖からは富士山が見えない。携帯電話で富士山ライブカメラを見ても、河口湖でかろうじて見えるか見えないかくらいで他の場所は見えていない。朝霧高原からのダイヤモンド富士もほぼ絶望的なので、距離を離して富士川町高下まで行ってみることにした。うまくすれば雲海の上に浮かぶ富士山が見られるかも知れない。


    高下から見る雲海の富士山。日の出の時間には間に合わなかったが富士川に霧が湧いて雲海になってくれた。


    ダイヤモンド富士では無くてもこういう雲海の景色も素晴らしい。

 さらに上にある林道まで行こうとしたのだが、雪が多くて行けそうも無く引き返すことになってしまう。再度富士山ライブカメラを見てみると雲が晴れて中腹に雲が巻いた富士山が姿を現してきた。再び本栖湖に戻ることにする。


    本栖道の上部にある南アルプス展望台から見る雲海と南アルプス。見えている白い山は右から悪沢岳(荒川岳)と赤石岳。


    湖面輝く本栖湖


    同上、別の場所から。


    ほぼ全面凍結した精進湖。


    氷面に映るダブル富士


    氷面の紋様が美しい精進湖。

 喫茶店写ば写ばに立ち寄り昼食となる。栗林先生からいろいろと情報をいただいた後に、さらに西湖、河口湖と巡る。そして最後の山中湖は、もちろんこの季節の名物夕暮れのダイヤモンド富士である。


    湖面に富士山を映す西湖。ここは静かで星の撮影にも良さそうだ。


    大部分が凍結している河口湖


    湖面の紋様と富士山


    河口湖大石公園から見る富士山


    葦と富士山

 心配していた天候は朝のうちだけ悪かっただけでその後はずっと綺麗な富士山が姿を見せてくれた。気温は10℃くらいまで上がって暖かい日だったが、午後になっても富士山には雲が湧いて来ない。これならば最後の山中湖ダイヤモンド富士も十分に期待できそうである。駐車スペースを心配しながら、ダイヤになる2時間前に山中湖の湖畔に移動する。(続く)
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