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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

パトロール散策 湯村山  平成30年2月25日

2018年02月26日 | 花・花・花
 昨年何ヶ所か鹿と人避けの柵を設置したのは良いが、花が終わった頃に一度見に行っただけでその後はほとんど放置された状態のまま冬を越してしまった。台風も来たし雪も降ったことだから倒れてしまっている場所が多いだろう。一番近場の湯村山界隈がどうなっているのか、さらに毎年のように盗掘の被害に遭っているエビネが気になっていた。パトロールを兼ねて散策に出かけてみる。


    整備の行き届いている湯村山界隈の武田の杜遊歩道。しかし、これが仇になって盗掘や花摘みの被害が絶えない。


    天候は曇。富士山は見えず。


    蕾を付けたシュンラン。下草が少ないこの季節は葉を見つけるのは簡単だが花芽を付けている株はきわめて少ない。


    シュンランの葉がちぎれている。草刈りをした様子は無く、どうやら鹿の食害。


    紛らわしいこの葉はスゲの仲間(おそらくカンスゲ)。既に花穂が出て蕾を付けている。


    鉄柵で囲ったこの場所は柵がしっかりしているので風も雪もほとんど心配無い。


    まだ何も生えていない。


    森の中に設置したこちらの策は木の枝が落ちてきて若干傾いたポールがあった他はほとんど無傷だった。


    この場所を含めて細いポールで囲ったところはほとんどがポールの根元で折れ曲がっていた。


    折れた部分を取り除いて挿し直すが、これは一時凌ぎで、もっと太いポールを使わないとまた倒れてしまうだろう。


    数は少ないがこんな低山にミヤマウズラが生育している。昨年の花穂が残っており無事に咲いてくれたようだ。


    心配していたエビネは健在。葉が枯れずに年を越すエビネは、下草の生えていないこの季節だと簡単に発見されてしまう。


    ここは花仲間にも教えていない秘密の場所。人がめったに来ない代わりに鹿の糞があちらこちらに散らかっている。保護柵設置を考えたほうが良さそうだ。

 まだ花は何も咲いておらず、シュンランはようやく蕾を付けたところだった。保護柵はどの程度の効果が出るのか、おそらく1∼2年程度で結果が出るとは思えないが、現在の時点ではこの方法がベストであるように思う。いちばん心配なのは鹿や人以上に、笹がはびこって花の咲くスペースがどんどん狭くなってきていることである。
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夕暮れのダイヤモンド富士 鉄砲木の頭  平成30年2月24日

2018年02月26日 | ダイヤモンド富士
 早朝から本栖湖展望台に登り天の川と国際宇宙ステーションの撮影を試み、撮るには撮ったが撮影ミスの多い画像となってしまった。寝不足でとにかく眠いので、精進湖の湖畔まで移動して一旦寝ることにする。2時間ほど爆睡し、目を覚ませば10時になっていた。午前中に職場に戻って仕事を片付けた後、パソコンに向かっているといつの間にか机に伏せたまま寝ている。時刻は午後1時になっていた。

 この日は山中湖のパノラマ台あたりでダイヤモンド富士になる日だった。しかし、おそらくパノラマ台は駐車場に入り切らないほどの車であふれ返っているだろう。当初からパノラマ台は止めて、県境の三国峠から最短ルートで鉄砲木の頭に登ることに決めていた。だいぶ仮眠したので眠気はだいぶ軽くなった。パノラマ台まで行くと、案の定駐車場に入り切らない車が路上駐車してあふれ返っている。三国峠まで行くと、道路脇の駐車場に泊まっている車は1台だけだった。ここから鉄砲木の頭までは20分ほどで到着できる。4時過ぎに到着すると先客は3~4人ほどで、パノラマ台の喧騒に比べると静かなものである。2台のカメラをセットして夕暮れのダイヤを待つ。


    雪は少しだけ残っている。思ったほどぬかるんでいなかった。


    鉄砲木の頭。三国峠からだと簡単に到着できるうえに眺望が抜群。


    富士山頂に夕陽が迫る。


    夕暮れのダイヤモンド富士。


    気温が上がり霞が出てしまったが、これだけ見えれば上出来。


    もう1台のカメラ。


    こちらのレンズは虹色のゴーストが出てしまうが、逆にそれを利用してダイヤを撮る。


    夕暮れのダイヤモンド富士


    最後の輝きはちょうど真ん中。


    影富士を待ったがわずかに現れたのみで終わる。


    夕焼けの空を待ったが、霞が多くてあまり焼けそうも無かったので撤退。

 本命はこの日では無くてこの2日後に同じ場所で狙うキャッツアイだったのだが、天候が思わしく無く真ん中あたりに沈むこの日に変更した。秋を含めて既に2~3回この場所からのダイヤモンド富士を狙っているが、満足に撮影出来たのはこの日が初めてになるだろう。ようやく鉄砲木の頭からのダイヤモンド富士撮影に成功した。
コメント (2)
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