前日から月を追いかけていたが、朝霧高原からのパール富士は完全に雲に巻かれて富士山の形も見えなかった。

平成30年3月30日夕暮れのパール富士を朝霧高原から狙うが撃沈。
この季節だからこういうのは良くあることなので仕方ない。明日の天気を見ると、予報、雲画像とも明朝は天気が良さそうである。富士山からの距離を離して神奈川県の平塚まで出かける。前夜は中央道足柄インターで車中泊し、未明4時過ぎに現地に到着する。平塚インターの界隈は広大な畑になっていて富士山の眺望に優れているうえに場所がかなり自由に移動できるところが撮影に有利なところである。この日狙うのは白山岳に月が沈んで行くムーン・キャッツアイである。しかし、現地に行ってみると富士山には雲がかかっていて全く見えない。これはほぼ絶望的だろう。しかし、折角ここまで来たので少しの期待を抱いて3台のカメラをセットする。

月明かりに照らされて光る雲だけしか見えず。富士山はいずこへ?

雲間から少しだけ月が見える。

別のカメラでズームをかけてみると、うっすらと富士山のシルエットが見える。ひょっとしたら・・・

一旦雲に隠れた月が再び姿を現す。

富士山の形は見えないが山頂のシルエットだけ見える。

山頂にかかる月。

半分沈んだところ

同上

白山岳のシルエットが見える。

白山岳に月が沈む。

ムーン・キャッツアイ撮影成功。富士山の形が見えなかったのは残念。
以下がBorg570mm で捉えたムーン・キャッツアイである。F値が暗い分だけシャッタースピードが遅くなって月が若干流れてしまったが、解像度は申し分無い。

Borg570mm。ようやく使い慣れてきた感じがする。

赤い月が白山岳に迫る。

これでほぼ成功と言って良いだろう。

若干右に寄ってしまったが、ムーン・キャッツアイはなんとか撮れた。
富士山が見えずにシルエットだけになってしまったことは失敗であるが、初めて挑戦するムーン・キャッツアイの感触は十分につかめた。座標点からの軌道もほぼ予想通りである。
白山岳は月の軌道が高くなって撮影場所が南側に行くほど後ろ側に隠れて見えにくくなってしまう。これからのパール富士は撮影場所が山中湖界隈の北側に移動してくるため、白山岳が見えやすくなってムーン・キャッツアイを撮影するには好条件となる。さらに、太陽のキャッツアイとの大きな違いは、月の色が時間と距離によっていろいろと変わってくることである。今回のように距離を離せばオレンジ色から赤い月になり、時間によって白くなったり銀色になったり金色になったりする。撮るたびに違った色のキャッツアイになるということである。月に1回か2回しかチャンスが巡って来ない難しい撮影になるだけに、満足の行くものが撮れるまでは何年もかかるチャレンジだと思う。

平成30年3月30日夕暮れのパール富士を朝霧高原から狙うが撃沈。
この季節だからこういうのは良くあることなので仕方ない。明日の天気を見ると、予報、雲画像とも明朝は天気が良さそうである。富士山からの距離を離して神奈川県の平塚まで出かける。前夜は中央道足柄インターで車中泊し、未明4時過ぎに現地に到着する。平塚インターの界隈は広大な畑になっていて富士山の眺望に優れているうえに場所がかなり自由に移動できるところが撮影に有利なところである。この日狙うのは白山岳に月が沈んで行くムーン・キャッツアイである。しかし、現地に行ってみると富士山には雲がかかっていて全く見えない。これはほぼ絶望的だろう。しかし、折角ここまで来たので少しの期待を抱いて3台のカメラをセットする。

月明かりに照らされて光る雲だけしか見えず。富士山はいずこへ?

雲間から少しだけ月が見える。

別のカメラでズームをかけてみると、うっすらと富士山のシルエットが見える。ひょっとしたら・・・

一旦雲に隠れた月が再び姿を現す。

富士山の形は見えないが山頂のシルエットだけ見える。

山頂にかかる月。

半分沈んだところ

同上

白山岳のシルエットが見える。

白山岳に月が沈む。

ムーン・キャッツアイ撮影成功。富士山の形が見えなかったのは残念。
以下がBorg570mm で捉えたムーン・キャッツアイである。F値が暗い分だけシャッタースピードが遅くなって月が若干流れてしまったが、解像度は申し分無い。

Borg570mm。ようやく使い慣れてきた感じがする。

赤い月が白山岳に迫る。

これでほぼ成功と言って良いだろう。

若干右に寄ってしまったが、ムーン・キャッツアイはなんとか撮れた。
富士山が見えずにシルエットだけになってしまったことは失敗であるが、初めて挑戦するムーン・キャッツアイの感触は十分につかめた。座標点からの軌道もほぼ予想通りである。
白山岳は月の軌道が高くなって撮影場所が南側に行くほど後ろ側に隠れて見えにくくなってしまう。これからのパール富士は撮影場所が山中湖界隈の北側に移動してくるため、白山岳が見えやすくなってムーン・キャッツアイを撮影するには好条件となる。さらに、太陽のキャッツアイとの大きな違いは、月の色が時間と距離によっていろいろと変わってくることである。今回のように距離を離せばオレンジ色から赤い月になり、時間によって白くなったり銀色になったり金色になったりする。撮るたびに違った色のキャッツアイになるということである。月に1回か2回しかチャンスが巡って来ない難しい撮影になるだけに、満足の行くものが撮れるまでは何年もかかるチャレンジだと思う。