山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

北杜市スミレ街道のゲンジスミレ  平成30年4月13日

2018年04月13日 | 花・花・花
 尾白川のシハイスミレを見るために白州町までやって来たので、日没までの1時間ほどの時間を使って北杜市のスミレ街道を再訪してみた。前回訪れた場所とは別の道を歩いてみる。


    ゲンジスミレが咲いている。日当たりの良いこの場所は白っぽいゲンジが多い。


    向こう側は圧倒的なノジスミレだったがこちら側はスミレが多い。手前にゲンジスミレが咲いている。


    ゲンジスミレ。

 2年前に初めて訪れた時は圧倒的なゲンジスミレの数に驚かされたのだが、その時に比べると今年はかなり数が少なく葉の数も少ない。田んぼ側の縁に咲いていたゲンジスミレは消滅してしまっており、斜面の踏み跡がかなり目立つ。この場所は少し有名になり過ぎたように思う。さらに別の場所を歩いてみる。


    マルバスミレ


    大株のアカネスミレ


    イチリンソウが一輪だけ咲いていた。


    先に進むと階段になった遊歩道。


    少し上まで登ってみたが、ずっと先まで続いているようだ。時間は5時50分、ここまでで撤退。


    大株のゲンジスミレにも出会えた。


    角度とレンズを変えて同じ株。


    近くにもうひとつ、大株。

 ゲンジスミレ今が盛りとなったが、思っていたほどに株数は多く無かった。歩道を歩くのは問題無いと思うが、花の咲く斜面に踏み込んで写真を撮るのは反則であろう。数が減ってしまっているのはちょっと残念である。

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尾白川の斑の入ったシハイスミレ  平成30年4月13日

2018年04月13日 | 花・花・花
 今年はシハイスミレが当たり年のようで、帯那山では今までに見たことが無いほどのたくさんのシハイスミレが咲くのを見てきた。ではこちらのシハイスミレはどうなのだろうか?昨年は訪問時期が若干早かったこともあるが数は少なかった。山梨県ではこの場所にしか生育していない葉に斑の入ったシハイスミレである。


    それほど登るわけでは無いが、それでもこの登りは辛い。


    居ました。葉に斑の入ったシハイスミレ。


    花も葉も美しいこのスミレ。


    ほれぼれする。


    昨年よりもかなりたくさん咲いてくれた。


    時期もちょうど良かった。


    山梨県ではここにしか咲かない貴重なスミレ。


    今年は特に楽しませていただきました。

 登山道沿いはやや斜面の乾燥化が進んで数が減っているように見えなくもない。しかし分布域は変わっていないようだ。これからも咲き続けて欲しい貴重なスミレ。
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帯那山のシハイスミレとゲンジスミレ  平成30年4月12日

2018年04月13日 | 花・花・花
 9日前に訪れた時はまだ咲いていなかった尾根筋のシハイスミレだが、そろそろ咲いている頃ではないだろうか?昨年足の踏み場が無いほどたくさんの葉が出ているのを見つけたが、花は終わっていて咲いているのをまだ見ていない。今年はどうしても見ておきたいのがこの帯那山のシハイスミレである。さて、咲いていますかどうか?


    いつもとは違うルートで入山する。


    咲いている。


    シハイスミレ。


    結構咲いているが、昨年はもっと葉が出ていたはず。


    それでも、今まで見てきた中ではここがいちばんたくさん咲いている。


    濃い紫色が美しいお気に入りのスミレ。


    場所を移動してみると・・・これでもかというくらいに咲いていた。まさにシハイスミレに支配されている。

 ちょうど良い時期に訪問出来てたくさんのシハイスミレに出会うことが出来た。時間はもう4時半近いがもうひとつ見ておきたいスミレがある。昨年たくさん葉が出ているのを見つけたが花が終わってしまっていたゲンジスミレである。場所が離れており30分ほど歩かなければならず、日没になるのを覚悟で訪問してみる。


    途中のタチツボスミレは満開。


    これだけ咲くと圧巻。


    現地に到着。GPSで座標を見て発見したがこれはまだ蕾。


    上を向いて咲いていたゲンジスミレ。


    開花していたゲンジスミレ。


    近くに咲いていたアカネスミレ。


    なんとなくゲンジっぽい葉だが、やはりアカネスミレ。

 昨年は固まってかなり多くの葉が出ていたので期待していたのだが、見つけたのは5株ほどだった。期待していたほどの花には出会えず、残念だった。

 ならば、数年前にゲンジスミレを見つけた急斜面はどうなのだろうか?その後2度探しに行っているがいずれも見つけることは出来なかった。斜面が脆いので崩れて消滅したのか?それとも探し方が悪かったのか?


    この先のザレた急斜面を下降する。


    脆い斜面を避けるように木の根元あたりに居る葉を何株か発見。さらに、斜面の中でも咲いている花に出会うことが出来た。


    ゲンジスミレ。この斜面で出会うのは5年ぶりくらいではないだろうか?残っていて良かった。

 林道まで下りるともう時刻は5時45分になっていた。もうすぐ陽が沈む。この林道沿いにも様々なスミレが咲くので撮り歩きながら車の場所まで戻る。


    もうすぐ日没。桜の木はもう陽が陰っている。


    エイザンスミレの大花


    マルバスミレ


    色の濃いアケボノスミレ。


    アカネスミレとタチツボスミレ。


    カクマかどうか不明だった場所のスミレだが、やはりアカネスミレのようだ。しかし、一番上に出ている円い葉はゲンジスミレの葉。花は咲いていないが交雑してもおかしくない条件にある。

 すっかり日が暮れた6時半に車を止めた場所に戻った。今年はゲンジスミレは外れだが、シハイスミレは当たり年のように思う。想定していた通りのシハイスミレ大群に出会うことが出来て満足である。
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