昨年数ヶ所に保護柵を設置してキンラン保護作戦に乗り出した秩父多摩甲斐国立公園の一角にある山であるが、先日山仲間が訪問した報告を聞くと、どうもあまりうまくは行っていないようである。そろそろキンランが咲き出している頃だろうし、カザグルマも咲いている頃だ。鎌を持って保護柵内の草刈りもしてきたいところだが、鎌は修理中の車の中に置いてきてしまった。止む無し、とれるだけ手でむしり取ることにする。

見ごろを迎えていたカザグルマだが、今年は花数がかなり少ない。

盗掘ではないと思われる。

地面を這うように咲いたカザグルマ。

紫色のほうは例年と変わらず咲いている。

見入ってしまう美しさ。

こちらはまだ開き切っていない。
カザグルマの白花が目に見えて少ないが、まだ痛んでいる花が無いところをみるとこれから咲くのかも知れない。
さて、目的地のキンラン保護柵の場所に行ってみる。

柵は一応倒れてはおらず、キンランも生えてはいるが花は無し。

良く見てみると花穂がちぎれており葉先もちぎれている。どうやら鹿の食害に遭ったらしい。

次の場所。昨年は2株咲いたが今年は1株だけ。問題なのはツル性の植物に囲まれてしまっていること。保護ネットはツルが絡みつくのに持って来いである。

手で引き抜いて出来るだけツルを除去する。

昨年花を咲かせた株もしっかり残っていた。

嬉しいことにネット際にもう1株出ていた。ネットの位置を変えて中に囲い込む。

この場所は昨年と同様に2株咲いた。はびこっていた笹を除去した後である。

頑張って種を付けて株を増やしてくれ!

問題なのが小さく囲ったこの場所。何も出ていない。

さらに遊歩道脇の鉄柵の中も何も出ていない。
5ヶ所のうち高めの保護柵で広めに囲った2ヶ所は昨年と同じく株は出たが、姑息的に低いネットで囲った場所は鉄柵を含めて3ヶ所のうち2ヶ所が何も出ず1ヶ所は鹿の食害に遭っている。もう1ヶ所あるのだが時間が足りず回り切れなかった。おそらく、低いネットで狭く囲うだけではこのキンランにとって良い環境が造り出せないのではないだろうか?出ないのであれば柵を解除するか、あるいはもっと広く囲うかを検討しなければならないと思う。単純に今年が外れ年で出ないだけならば良いのだが、全く何も出ないというのはやはりおかしい。作戦はまだ始まったばかりだ。さらなる観察と工夫を重ねて、いつかキンランがたくさん咲く山にしてみたいと願う。

ギンランも目に見えて数を減らしている。危うし、〇〇山!

見ごろを迎えていたカザグルマだが、今年は花数がかなり少ない。

盗掘ではないと思われる。

地面を這うように咲いたカザグルマ。

紫色のほうは例年と変わらず咲いている。

見入ってしまう美しさ。

こちらはまだ開き切っていない。
カザグルマの白花が目に見えて少ないが、まだ痛んでいる花が無いところをみるとこれから咲くのかも知れない。
さて、目的地のキンラン保護柵の場所に行ってみる。

柵は一応倒れてはおらず、キンランも生えてはいるが花は無し。

良く見てみると花穂がちぎれており葉先もちぎれている。どうやら鹿の食害に遭ったらしい。

次の場所。昨年は2株咲いたが今年は1株だけ。問題なのはツル性の植物に囲まれてしまっていること。保護ネットはツルが絡みつくのに持って来いである。

手で引き抜いて出来るだけツルを除去する。

昨年花を咲かせた株もしっかり残っていた。

嬉しいことにネット際にもう1株出ていた。ネットの位置を変えて中に囲い込む。

この場所は昨年と同様に2株咲いた。はびこっていた笹を除去した後である。

頑張って種を付けて株を増やしてくれ!

問題なのが小さく囲ったこの場所。何も出ていない。

さらに遊歩道脇の鉄柵の中も何も出ていない。
5ヶ所のうち高めの保護柵で広めに囲った2ヶ所は昨年と同じく株は出たが、姑息的に低いネットで囲った場所は鉄柵を含めて3ヶ所のうち2ヶ所が何も出ず1ヶ所は鹿の食害に遭っている。もう1ヶ所あるのだが時間が足りず回り切れなかった。おそらく、低いネットで狭く囲うだけではこのキンランにとって良い環境が造り出せないのではないだろうか?出ないのであれば柵を解除するか、あるいはもっと広く囲うかを検討しなければならないと思う。単純に今年が外れ年で出ないだけならば良いのだが、全く何も出ないというのはやはりおかしい。作戦はまだ始まったばかりだ。さらなる観察と工夫を重ねて、いつかキンランがたくさん咲く山にしてみたいと願う。

ギンランも目に見えて数を減らしている。危うし、〇〇山!