山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

朝霧高原のスミレを散策  平成30年4月21日

2018年04月21日 | 花・花・花
 3月下旬に訪問した時にはまだ野焼きが行われる前で、何も花は咲いておらず、キスミレ1輪だけしか出会えなかった霧高原である。その後野焼きが行われてそろそろキスミレが咲いている頃だろう。富士本栖リゾートの芝桜祭りで道路の混雑を覚悟していた朝霧高原だったが、以外にも渋滞しておらずすんなりと目的地に到着できた。


    空は快晴。キジムシロと富士山。


    野焼きを待っていたかのように咲き出すキスミレ。


    焼け野原の跡に咲き出すキスミレはたくましさを感じる。


    こんな焼け野原に咲くからこそ美しいのかも知れない。


    この場所はキスミレを保護するために野焼きが行われない特別な場所。


    驚くほどにたくさん咲いていた。


    キスミレ


    焼け野原を散策して存分に楽しませていただいたキスミレ。

 場所を移動してもう1ヶ所訪問してみる。


    道路の脇にミヤマカタバミが咲いている。


    と思ったら、その先にはこれでもかというくらいにたくさん咲いていた。圧巻。


    ナガバノスミレサイシン。少し赤紫色がかっていて葉を見ないとヒナスミレのように見える。


    スポットライト浴びるナガバノスミレサイシン


    咲き残っていたヒナスミレ。もうほとんど終わっていた。


    お目当てだったギザギザの葉をしたこのスミレも終わっていた。

 見たかったのはギザギザの葉をしたオクタマスミレだったのだが、今年は花期が早くもう花は枯れていた。別の場所で見てきたばかりだから良しとしよう。

 満開のキスミレを思う存分楽しませてもらった朝霧高原スミレ散策だった。


    何テンナンショウ?いつものマムシグサ(カントウマムシグサ)が葉を開いていないだけか?この種は今後の課題だ。
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ベニカヤラン咲く 富士北麓の森  平成30年4月21日

2018年04月21日 | 花・花・花
 今年の3月下旬に一度訪問しているベニカヤランだが、その時はまだ固い蕾だった。そろそろ咲いているはずだ。

 この日は朝から快晴で風も穏やかで、ベニカヤラン撮影には絶好の条件となった。朝の8時ごろから撮影を始める予定だったのだが、目を覚ませばもう7時半になっていた。目覚まし時計をかけ忘れた。現地到着は9時を過ぎてしまう。20m~30mほど高い木の上に着生しているこのランは、300㎜以上の超望遠レンズで撮影しないと撮れないため、風で木が揺れるとブレてしまってうまく撮れない。前回訪問時に試し撮りしてみたBorg570mm が良い感触で撮影出来たのだが、今回はエクステンダーを修理中の車の中に置き忘れてきてしまい、1140㎜の超望遠は使えなくなってしまった。それでも、以前のBorg300mmよりは高解像度の画像が得られるはずだ。


    開花しているベニカヤラン。ほとんどBorg570mm 1本で撮り歩く。


    この木がいちばん多く着生している。


    ほぼ満開。


    トリーミング


    別株トリーミング


    角度を変えて下から撮影。


    トリーミング


    同じ木の別株トリーミング


    別の木


    さらに別の木


    上と同じ木の別株トリーミング

 近距離で見られる株は見当たらず、全てBorg570mmで撮影した画像である。撮影条件が良かったこともあるのだが、それ以上に新調したレンズは解像度が高い。エクステンダーを装着すればさらに詳細な部分まで撮影出来たかも知れないが、とりあえずはこのくらい撮れれば上出来である。ベニカヤラン(別名マツラン)は2005年の山梨県レッドデータブックでは記載されていなかったが、今年発刊された2018年版では絶滅危惧種ⅠB類に分類されている貴重な花である。
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