数日前の林道歩きの筋肉痛がまだ抜けず、あまり歩きたい気分では無い。遅めに起きて某中学校の桜の木の下に生えているフユノハナワラビでも見に行こうかと出発したが、ちょっと寄り道して太刀岡山の駐車場の前を通りかかったら駐車スペースが空いていた。車を止めて登るかどうか考えるが、紅葉真っ盛りのこの時期に登らずしていつ登るのか?という気になり、行ってみることにした。山頂までは急登だが普通に歩けば2時間はかからないはずである。あくまでもそれは登山道を普通に歩けばの話で、そのつもりで出発したが脇道らしきものがあってついついそれを辿ってしまってまたまたドツボにハマってしまう。毎度のように道が無くなり、そのまま道無き急斜面を直登することになってしまう。
駐車場から見上げる太刀岡山の鋏岩。紅葉真っ盛りである。
このルートを歩くのは15年ぶりくらいだろうか。もうほとんど覚えていない。
岩の隙間から何やら細長いシダが伸びている。コバノヒノキシダかと思ったが良く見れば大型のトラノオシダだった。
何となく脇道があったので入ってみる。この近傍にヒカゲワラビというのが生えているらしいのだがまだ見たことが無い。これはイヌワラビだった。
その近くに一株だけ生えていたのはアカハナワラビだった。だいぶ目が慣れてきてハナワラビの仲間は区別が付くようになってきた。
炭焼き窯の跡。この辺りまでは道らしきものがあったが・・・
お決まりの斜面の崩落と倒木で道は消失。そのまま道無き斜面を直登する。
目指したのは太刀岡山西面にある岩場。ここはクライマーがやって来るはずなので道があると思ったのだが・・・?
斜面を直登して太刀岡山西面にある大きな岩壁の側面に登り着いた。紅葉は見頃だが岩壁を見るに良い場所は見当たらなかった。この場所はクライマーがやって来る場所だと思っていたのだがどうやらそうでは無いようである。道があるだろうと思ったのだがそんなものは見当たらず、岩壁の横を通り抜けてまた道無き斜面をひたすら上に登る。すると尾根筋の登山道にポンと抜け出た。
斜面を直登していると石積があった。これも炭焼き窯の跡のようである。
咲き残りのシロヨメナ
ひたすらに上に向かって登って行くと・・・
尾根筋で正規の登山道に抜け出た。
正規の登山道も急登ではあるが道無き斜面に比べると遥かに歩き易く、登山道のありがたさを身をもって感じた。
太刀岡山山頂に到着。
残念ながら富士山は雲に隠れて見えない。
太刀岡山は双耳峰で、三角点と標柱は標高の低い南峰にある。こちらが最高点の北峰だが何も立っていない。
適当に間食しながら登って来たのと、思いのほか時間がかかってしまい時刻は午後3時近くになってしまった。休まずに下山するが・・・下りて行くと岩壁でクライマー6~7人が岩登りの練習をしていた。その奥に先ほど通過した岩壁のほうに行けそうな道が付いていた。どうやら岩壁のあたりでは道が不明瞭で見落としたようである。そしてもう1本、北西面にある鋏岩に行けそうな道を発見し、行ってみる。
途中の大岩。ホールドがいくつも打ち込んでありこの岩でクライミングの練習をするようだが、この下にもっと大きな岩があって若者たちが練習していた。
岩壁に着生していたシノブは紅葉していた。向こうに見えるのは茅ヶ岳。
鋏岩に下りる途中にある大岩。
鋏岩の付け根に下り着く。
苔の生えた岩壁
鋏岩を見上げる
付着しているのはヤマユリらしい。先端部に種が付いている。
変わったシダが付いていないか探すが・・・イワヒバ。
こちらはミサキカグマ。目ぼしいシダは見つからず。
鋏岩の下にそのまま下りたが道は見つからず、獣道らしき細い道を辿って斜面をトラバースし登山道に戻った。時刻は午後4時を過ぎ森の中は薄暗くなってきており、少しばかり焦ったが無事に日没前に駐車場に到着した。
残照の鋏岩
岩場の多い太刀岡山の急登側ルートならば、ひょっとしたらヒモカズラのような岩に着生するシダに出会えるのではないかと考えて登ったが、残念ながら今回巡った岩壁にはそれらしきものは見当たらなかった。ヒモカズラはやや標高の高い場所を好んで生育して居るので太刀岡山では少し低かったかも知れない。筋肉痛の足は疲労困憊になったがなんとか普通に歩けた。
駐車場から見上げる太刀岡山の鋏岩。紅葉真っ盛りである。
このルートを歩くのは15年ぶりくらいだろうか。もうほとんど覚えていない。
岩の隙間から何やら細長いシダが伸びている。コバノヒノキシダかと思ったが良く見れば大型のトラノオシダだった。
何となく脇道があったので入ってみる。この近傍にヒカゲワラビというのが生えているらしいのだがまだ見たことが無い。これはイヌワラビだった。
その近くに一株だけ生えていたのはアカハナワラビだった。だいぶ目が慣れてきてハナワラビの仲間は区別が付くようになってきた。
炭焼き窯の跡。この辺りまでは道らしきものがあったが・・・
お決まりの斜面の崩落と倒木で道は消失。そのまま道無き斜面を直登する。
目指したのは太刀岡山西面にある岩場。ここはクライマーがやって来るはずなので道があると思ったのだが・・・?
斜面を直登して太刀岡山西面にある大きな岩壁の側面に登り着いた。紅葉は見頃だが岩壁を見るに良い場所は見当たらなかった。この場所はクライマーがやって来る場所だと思っていたのだがどうやらそうでは無いようである。道があるだろうと思ったのだがそんなものは見当たらず、岩壁の横を通り抜けてまた道無き斜面をひたすら上に登る。すると尾根筋の登山道にポンと抜け出た。
斜面を直登していると石積があった。これも炭焼き窯の跡のようである。
咲き残りのシロヨメナ
ひたすらに上に向かって登って行くと・・・
尾根筋で正規の登山道に抜け出た。
正規の登山道も急登ではあるが道無き斜面に比べると遥かに歩き易く、登山道のありがたさを身をもって感じた。
太刀岡山山頂に到着。
残念ながら富士山は雲に隠れて見えない。
太刀岡山は双耳峰で、三角点と標柱は標高の低い南峰にある。こちらが最高点の北峰だが何も立っていない。
適当に間食しながら登って来たのと、思いのほか時間がかかってしまい時刻は午後3時近くになってしまった。休まずに下山するが・・・下りて行くと岩壁でクライマー6~7人が岩登りの練習をしていた。その奥に先ほど通過した岩壁のほうに行けそうな道が付いていた。どうやら岩壁のあたりでは道が不明瞭で見落としたようである。そしてもう1本、北西面にある鋏岩に行けそうな道を発見し、行ってみる。
途中の大岩。ホールドがいくつも打ち込んでありこの岩でクライミングの練習をするようだが、この下にもっと大きな岩があって若者たちが練習していた。
岩壁に着生していたシノブは紅葉していた。向こうに見えるのは茅ヶ岳。
鋏岩に下りる途中にある大岩。
鋏岩の付け根に下り着く。
苔の生えた岩壁
鋏岩を見上げる
付着しているのはヤマユリらしい。先端部に種が付いている。
変わったシダが付いていないか探すが・・・イワヒバ。
こちらはミサキカグマ。目ぼしいシダは見つからず。
鋏岩の下にそのまま下りたが道は見つからず、獣道らしき細い道を辿って斜面をトラバースし登山道に戻った。時刻は午後4時を過ぎ森の中は薄暗くなってきており、少しばかり焦ったが無事に日没前に駐車場に到着した。
残照の鋏岩
岩場の多い太刀岡山の急登側ルートならば、ひょっとしたらヒモカズラのような岩に着生するシダに出会えるのではないかと考えて登ったが、残念ながら今回巡った岩壁にはそれらしきものは見当たらなかった。ヒモカズラはやや標高の高い場所を好んで生育して居るので太刀岡山では少し低かったかも知れない。筋肉痛の足は疲労困憊になったがなんとか普通に歩けた。