山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

スルガヒョウタンボク(スイカズラ科)

2020年11月13日 | スイカズラ科
 亜高山帯の林内に生育する落葉小低木である。花期は5~6月。葉腋から花柄を伸ばし、先端に黄緑色~赤褐色の花を2個つける。咲きはじめの個体は黄緑色だが、花期終盤には赤褐色に変わって行く。山梨県・静岡県・長野県に生育しており、山梨県では主に櫛形山周辺の南アルプスに生育している。個体数はあまり多く無く、鹿の食害を受けているため一部では保護柵設置による保護対策が行われている。


    スルガヒョウタンボク 令和1年5月 櫛形山で撮影


    同上


    同上 葉腋から花柄を伸ばして先端に2個の花を咲かせる。結実するとひょうたん型の実を付ける。


    同上 スルガヒョウタンボクの花。別名アオバヒョウタンボク。


    同上 斜側面から見る2個の花

 ⇒山梨県の絶滅危惧のスイカズラ科植物一覧

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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紅葉の富士川町高下界隈を散策 令和2年11月11日

2020年11月13日 | 番外編
 年休をとって早朝からダイヤモンド富士撮影の予定だったが・・・起きた時間が4時半と早過ぎたので2度寝入りすると、今度は6時を過ぎてしまい間に合わなくなってしまった。諦めてゆっくり寝て起きたのは10時である。なんとももったいない年休になってしまった。折角の好天なのにこのまま自宅で過ごすのはもったいないので、来月から始まる高下界隈のダイヤモンド富士下見を兼ねて出かけることにする。


    富士川町高下から見る富士山。このあたりは冬至の頃の白山岳ダイヤモンド富士の撮影ポイント。少し木が伸びた感がある。


    紅葉の山並と富士山。12月上旬はこちら側が撮影ポイントに適している。


    高下はユズの里である。あちらこちらにユズの木が植えてある。


    ススキと紅葉と富士山


    高下よりもさらに上にある八雲池。池には水草がたくさん浮かんでいる。


    これはヒルムシロなのか、オヒルムシロなのか?枯れた花穂がたくさん出ている。そのうち端のほうを少し引き抜いて水中葉を確認してやろうと思っている。


    紅葉と森を映す八雲池


    周辺に生えているシダは?


    最下羽片は根元側が小さくなっている。触った感じが柔らかく、ヤワラシダであろうと思ったが・・・


    ソーラスはやや大き目である。どうやらハリガネワラビのようである。


    このイノデは?葉にツヤが無い。


    中間部の鱗片は痛んでいて形が見にくいが幅広いものが混じっている。おそらくツヤナシイノデだろう。


    数本ハナワラビの仲間が生えていた。


    葉は全体的に紅葉し始めている。辺縁の鋸歯は細かいがさほど尖ってはおらずアカハナワラビであろう。


    さらにその上の林道からの景色。紅葉真っ盛りだが、少し散り始めている。


    紅葉の山並と富士山


    午後3時を過ぎるともう陽が陰って来る。折角の手前の紅葉した木は真っ暗。


    昨年林道脇で見つけたが既に枯れており確認しておきたかったのがこの花。


    思った通りセンブリだった。しかし到着時間が遅く既に花は閉じていた。


    わずかに開き残っていたセンブリの花


    夕暮れが近付く富士山

 コンビニに寄りそびれて昼食を買えず、車中にあった飴とソイジョイで済ませたが、午後4時を過ぎるとさすがに空腹が強くなった。消化不良の1日ではあるが確認しておきたかったセンブリは見ることが出来たし紅葉の山並と富士山も撮ることが出来た。これにて撤退。久しぶりに櫛形町のガストに立ち寄ってみたが、注文がタッチパネル式に変わっていたのはちょっとばかり驚いた。

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