山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

オベリスクの月再び 北杜市明野  令和2年11月18日

2020年11月19日 | 星空
 前日の月齢1.9の月はGPSを紛失するというトラブルで位置が合わず、鳳凰山オベリスクの上を通過する月になってしまった。この日は山中湖方面での富士山山頂あたりを通過する月を考えていたがこのまま失敗したままでは終われない。再度位置を計算して再び北杜市明野に向かう。しかし空模様がいまいちである。しかも日没を過ぎた頃から空一面に雲が広がり出してしまう。運気が落ちた今の状態では天は味方してくれないのか?


    今回は登録した座標とほぼ同じ位置で視野を確保出来た。しかし空模様が・・・!?


    鳳凰山の上は辛うじてスペースが空いている。


    この日は前日野口さんが登場したばかりの国際宇宙ステーションISSが月の左側を通過して行くはずだった。しかし雲に阻まれ見えず。


    雲の隙間に時折月が見える。


    一瞬の雲間に現れた月


    しかし、月が鳳凰山に近付くと・・・


    まさかの月が姿を見せた。


    鳳凰山オベリスクと月


    オベリスクにかかる月


    沈み行く月

 そしてこちらが狙っていた1,140㎜望遠レンズで捉えたオベリスクの月である。


    鳳凰山地蔵岳の月


    オベリスクに近付く月


    オベリスクの月


    オベリスクと地球照の月

 雲が広がって星が見えなくなった時はほとんど諦めていたが、待ってみるものである。鳳凰山の上に空いていたわずかな空の隙間に月が現れてくれた。天が味方してくれたのである。失敗続きでも辛抱していれば良い日が来るのである。前日の撮影は失敗だったが、その時に撮影した経験が生きてシャッタースピードとIso感度は分かっていたので焦らずに撮影が出来た。久しぶりにガッツポーズが出て、気分良く撤退となった。

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オベリスクの月 北杜市明野  令和2年11月17日

2020年11月19日 | 星空
 夕暮れの西の空に月齢1.9の細月が沈んで行くこの日、朝から空が晴れ渡り絶好の細月観察日和となった。富士山山頂に沈んで行く場所も計算してあるが仕事を終えてからの移動だと間に合わない可能性が高く、今回は鳳凰山オベリスクの上に月を沈めてみようと目論んだ。中央道を使って急いで現地に移動し、座標をGPSで確認して・・・のはずだったが、助手席に置いたはずのGPSが何としても見つからない。月はどんどん鳳凰山に向かって沈んできている。止む無し、だいたいこの辺・・・というところでカメラを構えるが、1カット目を撮った瞬間に位置がずれているのが分かる。しかしもはや場所移動するような時間的余裕は無し。


    鳳凰山地蔵岳と月齢1.9の細月。このカットを撮った瞬間に月がオベリスクを越えて沈むことが分かる。しかしもはや場所移動している時間は無い。


    オベリスクの上に輝く月


    飛行機が地球照の月に突入。


    もう1台の望遠レンズ


    さらにエクステンダー装着して1,140㎜望遠。


    月が流れてしまわないようにシャッタースピードとIso感度を調整する。Iso6400まで上げてシャッタスピードを4秒以内で切らないと月が流れることが分かった。


    地球照の月と飛行機


    月を貫く


    予定ではオベリスクの上に沈むはずだったがGPSが見当たらず位置がずれてしまった。


    残念。

 折角の綺麗な地球照の月だったのに予定の位置に月を沈めることが出来ず悔しい思いをして撤退となる。ここのところ探索してもシダは見つからず、月やダイヤを狙ってもいまいち。運が地に落ちた気がする。

 明るい場所まで戻ってGPSを探してみると、助手席から滑り落ちてその先に置いてあったゴミ袋の中に落ちていた。見つからないはずである。今回は失敗だったが、きっとそのうち良いことがある・・・はずだ。

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