山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

リンネソウ(スイカズラ科)

2020年11月06日 | スイカズラ科
 高山帯のハイマツ樹林下や亜高山帯の針葉樹林下に生育する常緑小低木である。花期は7~8月。スミレの花のような小さな薄ピンク色の花を咲かせる。山梨県では八ケ岳と鳳凰山で生育を確認しているが個体数は少ない。


    リンネソウ 令和1年8月八ヶ岳で撮影


    同上 リンネソウの花。薄ピンク色の花の中は濃いピンク色をしている。


    令和1年8月 八ヶ岳の別の場所で撮影


    この場所では固まって咲いていたが発見したのはこの場所だけだった。


    令和2年8月 鳳凰山で撮影


    同上 群生していたがまだ蕾だった。

 ⇒山梨県の絶滅危惧のスイカズラ科植物一覧

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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山梨県の絶滅危惧のスイカズラ科植物一覧

2020年11月06日 | スイカズラ科
2018年版山梨県レッドデータブックに登録されているスイカズラ科の植物は以下の通りである。

絶滅危惧ⅠA類(CR)

 リンネソウ (2005山梨県EN 2017環境省-)
    
 スルガヒョウタンボク (2005山梨県EN 2017環境省EN)
    
 クロミノウグイスカグラ(2005山梨県CR2017環境省-)
    
 ホザキツキヌキソウ(2005山梨県CR2017環境省CR)
    
 イワツクバネウツギ(2005山梨県CR2017環境省VU)
    


絶滅危惧ⅠB類(EN)

 チシマヒョウタンボク(2005山梨県VU2017環境省VU)
    

 ニッコウヒョウタンボク(2005山梨県EN2017環境省-)
    
 ハヤザキヒョウタンボク(2005山梨県EN2017環境省-)
    
    
 コウグイスカグラ(2005山梨県EN2017環境省-)
    

 オオヒョウタンボク(2005山梨県EN2017環境省-)
    


絶滅危惧Ⅱ類(VU)

 ツルカノコソウ(2005山梨県VU2017環境省-)
    
 キバナウツギ(2005山梨県VU2017環境省-)
    

情報不足(DD)

 キンギンボク(2005山梨県DD2017環境省-)
 タカネマツムシソウ(2005山梨県DD2017環境省-)
    
 


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ヒロハノカワラサイコ(バラ科)

2020年11月06日 | バラ科
 草原のやや固い地面の上を好んで生育する多年草である。花期は7~9月。花はキジムシロに似た黄色い花で地面を這うように生育するところも似ている。葉の形に特徴があり、奇数羽状複葉で互生し、7~15枚程度の小葉からなる。良く似たカワラサイコに比べて背が低く立ち上がらず、小葉の幅が広くて小葉間の隙間が狭いところが異なる。山梨県では富士山麓の草原で生育が確認されているが他の場所にも生育している可能性がある。


    ヒロハノカワラサイコ 平成30年8月 富士山麓で撮影


    同上 花はキジムシロに似ている。


    同上 地面を這うように茎を伸ばす。


    同上


    同上 


    令和1年8月 同じ場所で撮影


    同上 草むらの中では無くタイヤ痕の周辺のやや固い地面を好んで生育している。


    同上 葉は奇数羽状複葉で互生する。カワラサイコよりも小葉の幅が広くて隙間が少ない。

 ⇒山梨県の絶滅危惧のバラ科植物一覧

 ⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

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キンロバイ(バラ科)

2020年11月06日 | バラ科
 高山帯の岩礫地を好んで生育する落葉小低木である。花期は7~8月。山梨県では北岳周辺に多く生育しているが八ケ岳にもあるらしい。


    キンロバイ 平成20年7月 北岳で撮影


    同上 キンロバイ咲くお花畑と間ノ岳


    平成29年7月北岳で撮影


    同上 折角の満開で良い状態だったが霧で霞んでしまった。


    令和1年8月 北岳で撮影


    同上 折角の満開かつ青空広がる好天だったのにカメラ電池切れでスマホで撮影。結構写るものだと感心した。

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タテヤマキンバイ(バラ科)

2020年11月06日 | バラ科
 高山帯の砂礫地に生育する落葉小低木である。花期は7~8月。3枚の小葉の先端部は鋸歯状で、黄緑色の大き目の萼片に包まれた細めの黄色い花を咲かせる。山梨県では北岳周辺に生育し、個体数はそこそこにある。また、富士山にも生育しているが個体数は少ない。


    タテヤマキンバイ 平成29年7月 北岳で撮影


    同上


    令和1年8月 北岳で撮影


    同上 花弁よりも萼片のほうが大きく、花っぽくない花。


    令和1年9月 富士山で撮影。


    同上 花は既に散っておりまだ確認出来ていない。

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今期最初の割れるダイヤモンド富士 朝霧高原 令和2年11月5日

2020年11月06日 | ダイヤモンド富士
 11月になりもうダイヤモンド富士の季節が到来である。もちろん夏場でも撮れるのだが空気が澄んでくるこれからの季節のほうがキラリと輝くダイヤは撮り易くなる。撮影位置はもう朝霧高原道の駅よりも北側の場所までやって来た。前日から空はスッキリと晴れてこの日も絶好の朝のダイヤモンド富士日和となった。朝起きられるかどうかが問題だったのだが目覚まし無しで5時半に目を覚まし、薄暗いうちに自宅を出発して朝霧高原道の駅の近傍に向かう。ダイヤ30分前に現地到着したが、しばらくぶりの撮影でレンズの組み立てやフィルター装着などのセッティングに時間がかかり、三脚を立ててカメラの設置が出来たのはダイヤ10分前になってしまった。空はスッキリと晴れておりまだ富士山頂の雪が少ないので雪煙は舞っていない。さて、きっちりと割れてくれるかどうか?


    2台のカメラをセットする。EosM5に200㎜望遠。


    EosRPに1,140㎜望遠。センサーの汚れが目立つ。

 さて、計算したダイヤの時間の10秒前からシャッター連写を開始する。実際には約20秒後にダイヤが始まった。
















 シーズン最初の割れるダイヤモンド富士はたいてい失敗するものだが、今回は珍しくキッチリと割れてくれた。場所が平坦地で起伏が無かったのが幸いしたようである。ただ、剣ヶ峰の湾曲に対して太陽が大きいためにティアラという多分割ダイヤモンド富士にはこの場所からではならないことが分かる。ティアラを撮るにはもっと富士山に近付かないとダメであろうが、そうすると撮影場所が狭いうえに地形の起伏があり、今度は立ち位置が非常に難しくなる。


    ススキに朝日が射し込んで輝いていた。


    このススキを前景にしたダイヤも良さそうである。

 天候とタイミングを見て再写に行くつもりである。この日は朝の車の渋滞が酷く、勤務時間ギリギリで職場に到着した。


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