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山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

甲斐駒ケ岳に沈む極細の月 北杜市須玉町  令和3年1月14日

2021年01月15日 | 星空
 昨年年末に大接近した木星と土星はもう離れてしまい、夕暮れの時の高度がだいぶ低くなりもう観察するのも難しくなってしまっている。この日はその日没の頃の木星に月齢0.9の極細の月が接近する日である。道志村の県境あたりまで行けば富士山山頂に月が沈められそうだが、林道が通行止めになっており歩くには午後出発では時間が足りない。ならば鳳凰山オベリスクを狙って北杜市明野から狙おうかとも思ったが、日没10分後にオベリスクに沈む月では写らないだろう。カシミール3Dと航空写真を使っていろいろと検討したところ、北杜市須玉の山奥にある海岸寺というお寺の近傍からだと日没20分後の月が撮れそうである。高速を使って現地に移動する。


    道路脇で視野が確保出来た。甲斐駒ケ岳の裾にもうすぐ夕陽が沈む。


    日没の甲斐駒ケ岳

 さて、問題はここからである。月齢0.9極細の月は肉眼では見えないかも知れないので、シャッターを切りながらモニターで月を確認しつつ時を待つ。


    月齢0.9の細月は見えるのか?


    なんとなくそれっぽいのが写ってきたが・・・





    肉眼では全く見えず、この画像でもいまいち。パソコン上の大きな画像では木星の姿も見えている。


    もう1台の望遠レンズ装着した画像






    なんとか撮れた甲斐駒ケ岳に沈む極細の月


    月が沈んだ後、画像右の下の方に木星、右3分の2の上の方に水星も現れたが・・・この画像の大きさでは見えにくい。

 もう少し標高の高いところまで行ってあと10分遅い時間のこの極細月を眺めることが出来れば、地球照の月になったのかも知れない。またの機会に狙ってみよう。


コメント (2)
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