山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

フユノハナワラビとコヒロハヤスリの生育する公園  令和4年10月11日

2022年10月15日 | 里に咲く花
 大月市出張の帰り道、猿橋を散策した後に中央道を使って移動し、笛吹市の公園に立ち寄ってみる。昨年は草刈りされてセンブリやフユノハナワラビがほとんど刈り払われてしまっており、稀少なシダのコヒロハハナヤスリもほんの数株しか胞子穂を出さなかった。今年はどうなっているだろうか?


    今年はセンブリが刈り取られずに残っていた。


    まだほとんど蕾。あるいは日没が近付いて花が閉じてしまったかも知れない。


    花が散った後のネジバナ。この花が残っているならば今年は刈り取られていないはずである。


    咲き残りのネジバナ


    フユノハナワラビも今年はしっかりと胞子穂を伸ばしている。


    もうすぐ胞子を飛ばしそうである。


    たくさん生えていたフユノハナワラビ


    葉の先端部はあまり尖らない。


    コヒロハハナヤスリの生える場所も刈られていないのだが、メリケンカルカヤが増殖している。これはこれで問題である。


    今年はしっかりと胞子穂を伸ばしてくれたコヒロハハナヤスリ


    個体数もそれなりにある。メリケンカルカヤが増殖した場所ではあまり見かけない。


    2本出た株


    まだ胞子を飛ばしていない胞子穂


    こちらは既に胞子を放出した後


    今年はしっかりと生えてくれて一安心のコヒロハハナヤスリ。

 メリケンカルカヤが大増殖してくると抜き取るような作業を考えなければならないかも知れない。ひとまずは刈り取られずにしっかりと生えてくれたコヒロハハナヤスリに一安心である。

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大月市猿橋および周辺を散策  令和4年10月11日

2022年10月15日 | 番外編
 大月市に出張があり、猿橋にほど近い場所だった。まだ猿橋は訪れたことが無かったため、仕事を終えてから猿橋に立ち寄ってみる。


    駐車場のすぐ近くに猿橋がある。


    木造の橋。普通に渡れる。


    猿橋から下流部を見下ろす。下にあるのが用水路、上が国道20号線の橋。


    上流域を見下ろす。かなり深い渓谷である。高所が苦手な私は足がすくんでしまう。


    一段下のところから見る猿橋。精巧な造りをした木橋である。


    さらに下に下りてみる。展望台から見上げる猿橋。


    河原に下り立つ。上流部には中央道の橋が見える。


    中央道と岩殿山


    滝が流れ落ちている。


    遊歩道伝いに先まで行ってみると公園があった。


    百蔵山


    扇山


    花はあまり見かけないが何種類かシダが生えていた。これはヒメワラビであろう。


    ソーラスは円腎形をしているはずだが、成熟していて形が良く分からない。


    こちらはたぶんオオヒメワラビ。葉が柔らかい。


    軸に翼があり小羽片は柄が無い。


    これはあまり見かけないシダ。たぶんヌリワラビであろう。


    細長いソーラスが裂片の中央寄りに付くはずだが、成熟して楕円形に見える。


    駐車場脇にあるイチョウの木に銀杏がたくさん成っていた。

 さほど歩いたわけでは無いが、1時間以上も初めて訪れる橋や渓谷、さらに生えているシダなどを楽しんだ。あまり期待していなかったのだが、こんなところでヌリワラビと思わしきシダに出会えるとは思わなかった。

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