昨年は日程が合わず訪問出来なかったが、それ以外の年は恒例のように訪問している山を訪れてみる。天候が不安だったのだが数日前に予報が晴れに変わり、甲府は猛暑日になりそうである。雨の心配はほとんど無さそうだが、暑さが心配で水を少し多めに持って登ることにする。
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ニッコウキスゲは笹薮に飲まれており、鹿の食害もあるようでだいぶ数が少なくなっている。
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ススキの中に隠れるように咲いているヤマトキソウ
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今年は数が少なくなかなか発見出来ない。
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こちらはヤマサギソウであろう。
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まだ咲き始めたばかりのものが多かった。
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ヒメムヨウランはそこそこに数があるがもう終盤だった。
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笹の中に生えていたコハクラン。見つかったのはきわめて偶然である。
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もう痛んでいたコハクランの花
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ちょうど見ごろのものを1本発見した。
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唇弁の模様は赤紫色をしているコハクラン
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草むらの中に咲いているタカネアオチドリ。個体数はきわめて少ない。
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見たかったこの草はもう終盤だった。
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今にも脱落しそうな場所に咲いていた草
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1円玉ほどの小さな株も花を咲かせたようである。個体数は年々減少しているように見える。
この山に咲くラン科の花たちは年々開花時期が早くなっているようで、既に少し遅かったものが多かった。今年は全体的にラン科植物はハズレ年であろうと思うのだが、それを考慮しても稀少なラン科の花たちは減少しているように見受けられる。生育地がイネ科の植物に占拠されてしまっていることと、土砂が流れて流出してしまっているものがあるようである。どうやって保護すれば良いのかはかなり難しい問題であろう。