山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

湿地に生えるモウセンゴケ 令和6年7月19日

2024年07月20日 | 山に咲く花
 収集した情報が正しければ、八ヶ岳山麓にある湿地の中にモウセンゴケが生えているはずである。時期的にそろそろ花を咲かせている頃ではないかと思う。天気は良好だが山の上には雲がかかっているようである。午前の仕事を終えて午後から訪問してみる。

    八ケ岳には雲がかかっていてあまりご機嫌は良く無いが、おかげで少し涼しい。

    小さな川が何本か流れ込む湿地帯

    クサイが群生している。

    ヒメシダの群生

    まだ花が開いていないが、これはウキヤガラであろう。

    これはゴウソと思われる。湿地や水辺を好む植物がたくさん生えている。

    水際の草むらの中を覗き込んでみるとあっさりと探しているモウセンゴケが見つかった。

    粘着性のある腺毛を伸ばすモウセンゴケの葉

    白い蕾を付けているものを多数見かける。

    草むらの中に顔を出したモウセンゴケの花

    まだほとんどが蕾で、花が開くのは2~3日先になりそうである。

    それなりに数はあった。

    少し離れた別の場所にも生えていた。先端を持ち上げかけた花穂がたくさん出ている。

    この場所は生育条件が良いようで、蕾がたくさんある。

    これは植栽のものであろうが、珍しい花が咲いていた。

    キンロバイ。北岳ではたくさん見かけるが、八ヶ岳の山梨県側ではまだ出会っていない。

    自生のものはまだ見たことが無いこの木。見つけるのはかなり難しいと思っている。

    これはミヤマビャクシンであろう。丸い実がたくさん付いている。

 羽衣池周辺にあるのではないかと思っていたモウセンゴケであるが探しても見当たらず、それとは別の場所に生育していた。あまり踏み荒らされるような場所では無く、これからも元気に生育してくれると思う。この条件の湿地ならばエゾリンドウも咲くのではないだろうか。10月ごろに再訪してみたいと思っている。カフェに立ち寄ってくつろぎ、大人の平日の午後をたっぷりと楽しんだ。


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富士川沿いの静岡県境道路を散策 令和6年7月17日

2024年07月20日 | シダの仲間
 富士川沿いの急斜面に付けられた県境の道は側面から小さな川が流れ込んで斜面が湿っており、たくさんのシダが生育している。山梨県ではあまり見られないシダも生育しているはずである。

    道路脇のスペースに車を止めて散策に出かける。暑くて汗だくになる。

    カタヒバがたくさん着生している。上にあるのはイワギボウシの葉。
    群生しているカタヒバ

    イワタバコが咲いていたがもう終盤である。

    結構たくさん生えていた。

    ゲジゲジシダの群落

    これはミゾシダであろう。裏側に細長い線状ソーラスが付着していた。

    大型のフモトシダ

    葉がまだ若いヒメカナワラビ

    見たかったのは水際を好んで生えるこのイブキシダ

    下のほうに付く羽片が小さくなるが、この株は典型的ではなくもっと極小になる。

    ヨコグラノキの幹はこんな感じだと思ったが・・・

    赤い実が付いておらず青くてやや大きな実が付いている。探したがヨコグラノキは見つからなかった。

    ヤブミョウガの花が咲いていた。背が高く葉に光沢がある。

    こちらはハナミョウガであろう。背が高くならず葉の光沢は渋い。

    ヤブレガサであろう。探しているオオモミジガサは見つかる気がしない。

    大汗をかいてヘロヘロだが、もう1ヶ所見に行ってみる。

    この石垣にはイタビカズラが生えている。

    実を期待したのだがここでも見つからず。

 他にも探索したい場所があったのだが、暑過ぎてとても歩く気にはなれず、これにて本日は撤退する。


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