日向山の先にある倉掛山・大岩山界隈はかつて登山道が整備されておらず、細い踏み跡を赤テープ頼りに歩く静かな山歩きができるルートだったが、最近は看板が取り付けられ道標も立って人も多く入るようになったと聞く。駒薙から大岩山方面には2度行っているが、途中で左に分かれる鞍掛山にはまだ登っていない。ここは甲斐駒ケ岳の絶好の展望台になっている。そして途中の岩場にはこの季節にクモイコザクラが咲くと聞く。
数日前からこの山に行こうと思っていたところ、相棒の植田さんも行くと言っていた。しかし、私の出発時間が不確定なために別々に行くことになった。7時過ぎ、矢立石の日向山登山道入り口に行くと、既に手前の駐車場はいっぱいで、ゲート近くの道脇に車を止める。植田さんの車が無いところをみると、おそらくは下の竹宇駒ケ岳神社から登っているのだろう。まずは林道を進み、錦滝に向かう。
ヤマツツジと甲斐駒ケ岳
錦滝とユキワリソウ
滝の脇に咲いたユキワリソウ
正面からユキワリソウ
ユキワリソウ
滝の近くに咲いていたミヤママンネングサ(だと思う)
今回は300㎜までズーム可能なレンズを持って行ったが、デジタルカメラはやはり赤系統に弱く、どうしても花の色が紫色がかってしまい撮影が難しい。
30分ほど錦滝で時間を費やし、いよいよ日向山への急登りとなる。何度も登っている道だが、何度登っても苦労する急登だ。雁ヶ原手前で左に分かれる鞍掛山方面への分岐があり、そちらに進む。日向山からの道と合流するコルを過ぎるとまた道は急登に変わる。上部の笹籔はかつて踏み跡があちらこちらにあって赤テープ頼りに登った記憶があるが、今ではすっかり普通の登山道になっている。
タガソデソウ 林道脇にもちらほら咲いており、この山では良く見かける。
登山道には看板が数か所に付いている。道もわかりやすくなった。
笹籔の中に隠れていたツバメオモト
ツバメオモト
見下ろす日向山雁ヶ原
まだ花が咲いていないが、マイヅルソウの大群落
急登を登り切ると傾斜が緩くなり、ところどころで鳳凰山や富士山の眺望が開けるようになる。さらに進むと花崗岩の露出した展望台のようになったところがあり、そこからは甲斐駒ケ岳、鳳凰山、富士山を一望することができる。そこを過ぎると間もなく、駒岩という鞍掛山と大岩山の分岐点に到着する。
鞍掛山越しの甲斐駒ケ岳
鳳凰山の裾野に見えた富士山
展望岩から見る甲斐駒ケ岳、鳳凰山、富士山(右から)
ミツバツツジは花付きがいまひとつ。
駒岩の鞍掛山分岐。かつては小さな看板しか無かったと記憶しているが、今では立派な道標が立っている。
11時、駒岩に到着。錦滝を8時に出発したので3時間かかったことになる。ここで軽食をとって出発しようとしたところ、鞍掛山から戻って来た植田さんに出会った。予想通り、竹宇駒ケ岳神社から登り日向山を越えて来たそうだ。しかも、矢立石出発時間は私と10分ほどしか違わない。さすがに週3~4回山を歩いている植田さんは速い!(いや、私が遅すぎるのだろう)。駒岩で待っていてくれるというので、2時間は見ておいてくれと言って私は鞍掛山に行く。一旦は激下りとなり、その下の岩にはお目当てのクモイコザクラが満開だった。
途中に咲いていたコイワカガミ
キバナノコマノツメがちらほら
ミツバツツジと甲斐駒ケ岳
クモイコザクラの咲く岩
満開のクモイコザクラ
クモイコザクラ 上品なピンク色
クモイコザクラ
その先は見上げるような激登りとなる。ところどころロープを頼りに登ると、登り切った少し先に眺望の無い鞍掛山山頂があった。甲斐駒ケ岳の展望台はそこから10分ほど先にある。
鞍掛山への激登り
鞍掛山山頂
鞍掛山展望台と甲斐駒ケ岳
甲斐駒ケ岳と黒戸山
残雪の甲斐駒ケ岳
山頂にある石碑? 壊れた社のようにも見える。
足がへばってしまい、待っている植田さんには悪いがここでしばし休憩させてもらう。そして駒岩に戻ったのは午後1時半、往復に2時間半もかかった。
帰りにもクモイコザクラ
帰り際に天候が良ければ日向山に立ち寄る予定だったが、次第に空は雲が広がってどんよりしてきた。日向山には立ち寄らず、錦滝に下りて林道を行き、矢立石のゲートには午後4時に到着した。
鞍掛山はいつか行かねばと半分義務感に駆られていた山だった。お目当てのクモイコザクラはちょうど良い時期に見ることができたが、その他の花はあまり出会えなかった。いつか、あの展望台から甲斐駒ケ岳の上を流れる天の川を眺めてみたい。
数日前からこの山に行こうと思っていたところ、相棒の植田さんも行くと言っていた。しかし、私の出発時間が不確定なために別々に行くことになった。7時過ぎ、矢立石の日向山登山道入り口に行くと、既に手前の駐車場はいっぱいで、ゲート近くの道脇に車を止める。植田さんの車が無いところをみると、おそらくは下の竹宇駒ケ岳神社から登っているのだろう。まずは林道を進み、錦滝に向かう。
ヤマツツジと甲斐駒ケ岳
錦滝とユキワリソウ
滝の脇に咲いたユキワリソウ
正面からユキワリソウ
ユキワリソウ
滝の近くに咲いていたミヤママンネングサ(だと思う)
今回は300㎜までズーム可能なレンズを持って行ったが、デジタルカメラはやはり赤系統に弱く、どうしても花の色が紫色がかってしまい撮影が難しい。
30分ほど錦滝で時間を費やし、いよいよ日向山への急登りとなる。何度も登っている道だが、何度登っても苦労する急登だ。雁ヶ原手前で左に分かれる鞍掛山方面への分岐があり、そちらに進む。日向山からの道と合流するコルを過ぎるとまた道は急登に変わる。上部の笹籔はかつて踏み跡があちらこちらにあって赤テープ頼りに登った記憶があるが、今ではすっかり普通の登山道になっている。
タガソデソウ 林道脇にもちらほら咲いており、この山では良く見かける。
登山道には看板が数か所に付いている。道もわかりやすくなった。
笹籔の中に隠れていたツバメオモト
ツバメオモト
見下ろす日向山雁ヶ原
まだ花が咲いていないが、マイヅルソウの大群落
急登を登り切ると傾斜が緩くなり、ところどころで鳳凰山や富士山の眺望が開けるようになる。さらに進むと花崗岩の露出した展望台のようになったところがあり、そこからは甲斐駒ケ岳、鳳凰山、富士山を一望することができる。そこを過ぎると間もなく、駒岩という鞍掛山と大岩山の分岐点に到着する。
鞍掛山越しの甲斐駒ケ岳
鳳凰山の裾野に見えた富士山
展望岩から見る甲斐駒ケ岳、鳳凰山、富士山(右から)
ミツバツツジは花付きがいまひとつ。
駒岩の鞍掛山分岐。かつては小さな看板しか無かったと記憶しているが、今では立派な道標が立っている。
11時、駒岩に到着。錦滝を8時に出発したので3時間かかったことになる。ここで軽食をとって出発しようとしたところ、鞍掛山から戻って来た植田さんに出会った。予想通り、竹宇駒ケ岳神社から登り日向山を越えて来たそうだ。しかも、矢立石出発時間は私と10分ほどしか違わない。さすがに週3~4回山を歩いている植田さんは速い!(いや、私が遅すぎるのだろう)。駒岩で待っていてくれるというので、2時間は見ておいてくれと言って私は鞍掛山に行く。一旦は激下りとなり、その下の岩にはお目当てのクモイコザクラが満開だった。
途中に咲いていたコイワカガミ
キバナノコマノツメがちらほら
ミツバツツジと甲斐駒ケ岳
クモイコザクラの咲く岩
満開のクモイコザクラ
クモイコザクラ 上品なピンク色
クモイコザクラ
その先は見上げるような激登りとなる。ところどころロープを頼りに登ると、登り切った少し先に眺望の無い鞍掛山山頂があった。甲斐駒ケ岳の展望台はそこから10分ほど先にある。
鞍掛山への激登り
鞍掛山山頂
鞍掛山展望台と甲斐駒ケ岳
甲斐駒ケ岳と黒戸山
残雪の甲斐駒ケ岳
山頂にある石碑? 壊れた社のようにも見える。
足がへばってしまい、待っている植田さんには悪いがここでしばし休憩させてもらう。そして駒岩に戻ったのは午後1時半、往復に2時間半もかかった。
帰りにもクモイコザクラ
帰り際に天候が良ければ日向山に立ち寄る予定だったが、次第に空は雲が広がってどんよりしてきた。日向山には立ち寄らず、錦滝に下りて林道を行き、矢立石のゲートには午後4時に到着した。
鞍掛山はいつか行かねばと半分義務感に駆られていた山だった。お目当てのクモイコザクラはちょうど良い時期に見ることができたが、その他の花はあまり出会えなかった。いつか、あの展望台から甲斐駒ケ岳の上を流れる天の川を眺めてみたい。
週末も密かに元気に咲く花が見られれば良いですね。
あっちの花、咲いていると良いですね。若干早いかなという気がします。スズムシの咲いているところがあるとい情報いただいてますので、目を凝らして探してください(笑)。
実は、私もこの日、クモイコザクラを見に行きました!
帰りにザックをおいて散策していた時にすれ違いました!すれ違ったあとで、あれ?ひょっとして山梨百名山からみる風景の人ではないかと気が付きました。
やっぱりご本人でしたね
これからもお邪魔します
鞍掛山のクモイコザクラは最近道が整備されて登山者がだいぶ増えました。これからもたくさん咲いてくれると良いですね。
何度かお邪魔させていただいておりましたが、
書き込むのは初めてのcyu2(ちゅちゅ)と申します。
sanaeさんやのぞむさんと仲良くさせて頂いております。
私も先週ようやく念願のクモイさんに会いに行ってきました。
本当に小さくてかわいくて感激でした!
でも錦滝のユキワリソウは2,3株しかなく、自分の望遠では撮れませんでした。
クモイさんもよっしーさんの行かれた日はドンピシャだったのですね、写真を拝見して私が見た日はずいぶん少なかったんだ、と感じました。
実は先日甲斐岩鏡を検索していてこちらに辿りつき、
私は電車バス派なので色々行き方を考えて・・・の千代田湖。参考にさせていただきありがとうございました。
興味深い記事がたくさんあり、大変参考になります。これからもちょくちょく寄らせていただきますのでどうぞよろしくお願い致します(*^_^*)