山地のやや湿り気のある広葉樹林の林床や林縁を好んで生育するピンク色の可愛らしいランである。八ヶ岳や奥秩父、南アルプス、御坂山系、富士山など広範囲に生育している。しかし、森林の伐採や鹿の食害、地面の乾燥化などによる生育環境の変化により個体数が減少している場所が多い。富士山では林道の拡張工事により大規模な生育地が消滅したとの話を聞いている。

カモメラン 平成22年6月 瑞牆山で撮影。この頃はそれなりの個体数の花が咲いていた。

同上 この当時の画像を見ると花の周辺には他の草が茂っていた。

平成26年6月 瑞牆山で撮影。この頃から花が咲かなくなり、個体数の減少が目立つようになる。令和に入ってからは葉は見かけるが花はほとんど見なくなった。

平成23年7月 八ヶ岳で撮影。初めて見た時の八ヶ岳の個体。この場所も下草が茂りそれなりの数が咲いていた。

令和1年7月 同じ場所で撮影。下草が減って乾燥化し、さらに斜面が崩落して個体数が減少している。

同上。 もはや虫の息、といった感がある。

平成27年6月 南アルプスで撮影。

同上

同上 減少してきている感はあるが比較的安定して生育している。

令和1年6月 御坂山系で撮影。一歩間違えば瑞牆山のように絶滅に近い状態になっていたであろうが、保護策の設置で復活してくれた。

同上。下草が茂り元気なカモメラン。しかしこの場所は令和2年に保護柵を乗り越えて鹿が侵入し、半減してしまった。

上顎片が白く唇弁の紫色が濃い特殊な個体

アルビノの個体

令和2年6月 御坂山系で撮影。設置されて4年目の保護柵。柵の中は草が茂り、植生の違いは明らかである。

同上。一時は鹿の食害で10株ほどしか咲かなかったが、ようやく復活してきたカモメラン。

全盛期のころまでにはまだ程遠いが、かなりの個体数が復活してくれた。
個人的に設置した保護策であるがこれが無ければこの御坂山系のカモメランは絶滅に近い状態に追い込まれていたかも知れない。それなりの苦労はあったが設置した甲斐があったと思っている。
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⇒山梨県の希少野生動植物種と指定種・特定種について
⇒山梨県の絶滅危惧の植物 ~科別分類~

カモメラン 平成22年6月 瑞牆山で撮影。この頃はそれなりの個体数の花が咲いていた。

同上 この当時の画像を見ると花の周辺には他の草が茂っていた。

平成26年6月 瑞牆山で撮影。この頃から花が咲かなくなり、個体数の減少が目立つようになる。令和に入ってからは葉は見かけるが花はほとんど見なくなった。

平成23年7月 八ヶ岳で撮影。初めて見た時の八ヶ岳の個体。この場所も下草が茂りそれなりの数が咲いていた。

令和1年7月 同じ場所で撮影。下草が減って乾燥化し、さらに斜面が崩落して個体数が減少している。

同上。 もはや虫の息、といった感がある。

平成27年6月 南アルプスで撮影。

同上

同上 減少してきている感はあるが比較的安定して生育している。

令和1年6月 御坂山系で撮影。一歩間違えば瑞牆山のように絶滅に近い状態になっていたであろうが、保護策の設置で復活してくれた。

同上。下草が茂り元気なカモメラン。しかしこの場所は令和2年に保護柵を乗り越えて鹿が侵入し、半減してしまった。

上顎片が白く唇弁の紫色が濃い特殊な個体

アルビノの個体

令和2年6月 御坂山系で撮影。設置されて4年目の保護柵。柵の中は草が茂り、植生の違いは明らかである。

同上。一時は鹿の食害で10株ほどしか咲かなかったが、ようやく復活してきたカモメラン。

全盛期のころまでにはまだ程遠いが、かなりの個体数が復活してくれた。
個人的に設置した保護策であるがこれが無ければこの御坂山系のカモメランは絶滅に近い状態に追い込まれていたかも知れない。それなりの苦労はあったが設置した甲斐があったと思っている。
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