学名:Platanthera mandarinorum Reichb.f. subsp. mandarinorum var. neglecta
日当たりのよい明るく湿った草地を好んで生育する多年草である。草丈は20 - 50 cmになる。最下部の葉は広線形、茎葉は線状長楕円形。花は白緑色で8 - 15個つける。 背萼片は広卵形 - 円形で、側花弁と背萼片が同じ高さになる。唇弁は舌状で下垂する。距は上方に捻れて伸び、その姿が鷺に似ることからこの名がある。 花期は6 - 7月。山梨県では富士北麓の草原で発見されたがきわめて個体数が少なく、まだ十分な調査が行われていない。
草むらに隠れるように生えていたマイサギソウ 2023年7月 富士北麓で撮影
既に花が傷んでいた。周辺を探したがこの1株しか見当たらず、個体数はきわめて少ない。
マイサギソウの花。距が上向きに曲がって伸びるのが特徴で、その姿はまさに鷺である。
環境省の絶滅危惧種には入っていないが、18道県で絶滅危惧種に指定されている。山梨県ではきわめて発見が困難な種である。
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