軍隊が勝手なことをしないように、政治家が管理することをシビリアン・コントロールと言います。最近、オバマ大統領がアフガニスタン駐留軍の司令官を罷免しました。司令官が政治的な発言をしたのです。共和党も民主党も当然のと事としてオバマ大統領を支持したそうです。
それと同じような発想で、日本の官僚組織を政治家が、選挙民を代表して管理することが非常に重要なことと信じています。
私は仕事の関係で、通産省や経済産業省のお役人のお世話になりました。お世話になった方々へ弓を引くようで恐縮ですが、中央省庁の係長や課長が自分の一存で数十億円のお金を使っているのを何度もみて来ました。全てが無駄とは言い切れませんが、首を傾げるような事業へ平気で使います。それも自分がいずれ天下りするような財団法人や社団法人へ補助金のような形で使うのです。天下りをするために新しい社団法人を作ります。新しいNPOを作ります。要するに国民の為にお金を使うのではなく、自分の省庁の繁栄の為だけに使うのです。それが、官僚が人々の上に君臨してきた日本の伝統なのです。
それを事業仕分けなどを実施して、政治家が官僚をコントロールしようとしているのが民主党なのです。
選挙民の代表の政治家が官僚の上に立って、管理するという発想を実行したのは民主党が初めてです。勿論、民主党にも悪いところが沢山あります。
しかし、官僚のシビリアン・コントロールを徹底して貰いたいと強く期待しています。
今回の参議院選挙では、私は民主党へ投票する予定です。皆様の考え方をお教え頂ければ嬉しく思います。
今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人