後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

波打ち際へ車を入れて海水浴の出来る千里浜の風景

2010年07月21日 | 写真

関東地方は波打ち際へ車を入れる事は禁止です。鹿島灘や九十九里浜の一部では許可されていますが砂粒が大きく車輪が埋まってしまい、4輪駆動車でないと入って行けません。ところが金沢の北にある千里浜では砂粒が細かくて車輪が埋まらない波打ち際が8kmに渡って解放されています。車を水際へ停め、車中や傍に張ったテントの中で着替えたり、真水で体を洗ったりして海水浴が楽しめます。その自由さが楽しいのか人々がとても楽しそうにしています。砂浜へは観光バスも入って行けます。日本はつくずく広いと思います。そんな楽しい海水浴が出来る浜辺があるのですね。下の写真は乗って行った観光バスから撮りました。家族づれで海水浴へ行くことを想像しながら、お楽しみ下さい。

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現在の天皇制と憲法9条は永久に存続する・・・何故か?

2010年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム

山紫水明のこの国に生まれた幸運を感謝しています。下の様な光景は日本の何処にでもあります。有難くで頭が下がります。しかし、民主主義の国というのに、「国民投票」は一度もありません。その為の法律も無いのです。今回はこの問題を書いてみました。その結果、現在の天皇制と憲法9条は永久に存続するという結論になりました。皆様のご意見を頂ければ嬉しく思います。

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重要な問題に関しては国民投票を行う。そして解決に努力する。これは民主主義の重要な基本条件です。

例えば、天皇制の可否や、改良の方向性などについては国民の多数決で決めるのです。

明治維新以来、第二次大戦で国が破滅するまで明治天皇、大正天皇、そして昭和天皇は大きな役割をして来ました。それは明白な歴史的事実です。従って終戦後、アメリカ占領が終り、日本が独立国家になった1951年以後に天皇制を存続するか否かの国民投票をすべきでした。半数以上の国民が存続へ賛成なら、その制度をどの様に改良すべきかを又国民投票で決めるべきでした。

日本の政治家や官僚は天皇の威光があると自分の権力を振るいやすい事実があります。従って天皇制へ対しての国民投票には大反対です。

誤解の無いように明記しますが、私自身は天皇制の存続に賛成です。それは日本民族の文化の一部なのです。しかしもっと情報公開をすべきです。そして国民と親しく接する機会を現在の10倍位へ増加すべきと信じています。

憲法9条では武力の永久放棄を決めています。

私自身は、この憲法9条を変えて、武力の保持を認める。しかし他国の侵略の為には武力を使用しないと変更した方が良いと思っています。

しかし国民投票をすると、平和維持の為に憲法9条の存続に賛成する人が半数以上になる可能性があります。そのような結果になると現在の日米安保体制を見直さなければなりません。米軍基地を撤廃し、駐留なきアメリカ軍によって日本の安全を守るという方向へなります。従って政権を持っている与党とアメリカ政府は国民投票の実施に反対です。

天皇制に関する国民投票も憲法9条に関する国民投票は日本では永久に実行されないでしょう。

従って、天皇制も憲法9条も変更されないのです。将来も変更はありません。しかし事後承諾的な軍備拡張が進みます。天皇の権威の確立の方向へ少しづつ移行して行きます。日本の民主主義は特有の問題を持っています。他国の民主主義にも夫々の問題を抱えながら変化して行くのでしょう。人の世には完全というものがありません。変化しないものもありません。従って島国、日本に生まれた幸せな運命に感謝しています。(終り)


あなたの遺産は何でしょうか?・・・遺産は無い方が良い!

2010年07月21日 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日、岐阜県の白川郷の世界遺産、合掌造りを見ながら考えたことです。

世界遺産は人類が将来の人々の為に注意深く保存している自然景観や建造物などでだそうです。しかし「注意深く保存する」という事が現在生きている人々へ過大な犠牲を、時には理不尽な犠牲を強要している場合もありそうで、何かいかがわしい制度のような気がします。もっとはっきり言えばそんなものは日本には不要です。捕鯨反対と同じように過度な理想主義は現在生きている人々の自由と平等を束縛します。

このような立場に立って写真を撮れば、合掌造りが世界遺産になったために困っている様子を示すことができます。下の写真は合掌造りの家の暗さや不便さに苦労しながら生きている一家の様子が覗えます。右側の現在風の部屋で生活し、雨戸の閉まっている左の合掌造りの部分はあまり使って居ないようです。白川郷の集団の圧力で取り壊すことが出来ないようです。

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下の納屋の写真は農家の納屋です。崩れそうなので、大きなビニール布で壁を覆って、倒壊を防いでいます。反対側にはトタン屋根の広い納屋がありました。

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下は、嘗てはある家族が住んでいた廃屋を、あるNGOが無理して保存しようとしている農家の写真です。何か汚い感じがします。人が住んでいないので荒れているのです。庭には雑草が生えています。

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白川郷の村内を散策してみると合掌造りの家々と普通の平屋建ての清潔そうな家々が混じってあります。平屋に住んで居る人々が 、「合掌造りは、勘弁してくれよ!」と言って立て直したようです。世界遺産になって儲かっているのは土産物屋だけです。入場料を取って公開している数軒の合掌造りの家だけです。他の村民の生活は決して楽そうではありません。やっぱりこういう中途半端な世界遺産は止めたほうが良いという意見にも賛成したくなります。

人間が死んで子孫に残すべき遺産とは何が良いのでしょうか?あるいは遺産なんか残さずに綺麗に後始末をして旅立つのが良いのではないでしょうか?

貴方はどのようにお考えでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人