後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

山岳ホテルとしての上高地帝国ホテルのたたずまい

2010年07月12日 | 写真

スイスのインターラーケンからアイガーの麓へ入った所や、フランスのモンブランの麓にあるシャモニーなどの登山基地には石組みの山岳ホテルがあります。その雰囲気を彷彿させるのが上高地帝国ホテルです。穂高連峰を背景に梓川の清流がそばを流れています。そのホテルのたたずまいを撮った写真を数枚お送り致します。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。

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日本の民主主義の政権党への厳しさ・・・国民の審判の重さ

2010年07月12日 | 日記・エッセイ・コラム

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今回の参議院選挙の結果をいろいろな視点から考えています。私は何回もこのブログで書きましたが、民主党と蓮舫さんへ投票しました。蓮舫さんはゆうゆう当選しましたが、民主党の当選者数は自民党に大きく負けました。惨敗です。個人的には残念に思いますが、投票者の審判の厳しさを客観的に分析し、100%受け入れることにしました。

昨年、民主党が政権をとってからの9ケ月の間、随分と大きな失敗をし、国民へ大きな損害を与えたことが原因です。小沢前幹事長の不明朗な金銭問題と100名以上の国会議員を連れての北京訪問。鳩山前首相の母親からの政治資金提供と愚かしい普天間基地県外移転騒動による日米関係の悪化。そして菅首相の唐突過ぎる消費税増加方針の発表。これだけ大きな失敗を重ねたので国民が民主党の政権担当能力へ対して、大きな不信感を持ったのです。いくら前原国土交通大臣のダム建設中止や蓮舫さんとそのスタッフによる事業仕分けが人気を集めたとは言え、大きな失政の陰で見えなくなってしまったのです。

国民は政権党の失敗に対しては厳しい審判を下します。これが日本の民主主義なのです。選挙制度が健全に機能しています。私は民主党が惨敗して残念には思いますが、その一方で深い安堵感を覚えました。政権党の失敗は直接的に国民へ損害をもたらします。それは待ったなしの厳しさです。

小沢さんも鳩山さんも、そして菅さんも権力を握ったとたん、自分独りで何でも出来ると錯覚し、国民の感情を忘れたのです。権力ほど怖いものはありません。

月給を貰っている人々は毎月高い所得税を強制的に引かれ、その残額を貰います。不動産税も都民税も市民税も支払っています。国民健康保険の費用の一部も支払っています。車を買えば多額の重量税を支払います。そして何を買っても5%の消費税が強制されるのです。汗水たらして働いて得たお金からはもう一銭たりとも税金を払いたくないのです。

権力を握った菅さんが愚かにもこの感情を忘れてしまったのです。ですから消費税を増加して、その税収を何に使うかという方針と法律を準備しないで、兎に角増税しようとしたのです。人々はそのような菅さんの思い上がりを厳しく断罪したのだと理解しました。選挙制度が存在しているこの社会に深い満足を覚えました。

皆様は今回の参議院の改選結果についてどのようなご意見をお持ちでしょうか?コメントとしてご意見を頂ければ大変嬉しく存じます。(終り)


ネットで知り合った忘れ得ぬ人々(1)自然へのみずみずしい感動と共にに生きる人

2010年07月12日 | 日記・エッセイ・コラム

ネットのお陰で知り合って、忘れ得ぬ人になった人々が沢山居ます。その人々のお陰で、私の寂しい筈の老境が豊かに輝き、幸せに過ごしています。感謝にたえません。そこでそのような方々を皆様へもご紹介しながら、感動的な出会いを記して見たいと思います。沢山の方を忘れられないので、シリーズ記事として書いて行きたいと思います。

その第一回目として「推薦したいブログ」の中から3人の方をご紹介致します。自然へ対して毎日、毎日みずみずしい感動をおぼえ、活き活きとした日々を送っている人です。

まず琵琶湖のほとりにお住まいで感性豊かな写真と文章を毎日発表している、ちひろさんの写真を下に示します。

雨だから蘇る、雨だから煌めく、雨だから浮かれる!私も雨が大好き!というような散文詩のような文章が写真に必ずついています。ハグロトンボの写真です。

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このちひろさんは良いご主人と母親孝行の息子さんに囲まれ幸多い生活を送っています。しかし御父上は太平洋戦争で、ちひろの海が墓場になっってしまったそうです。人間はみな何かしら大きな悲しみを背負っているのですね。日本舞踊を長い間なさっています。お会いしたことはありませんが、何故か儚い雰囲気に包まれた美しい方と想像しています。(http://blog.goo.ne.jp/hanafubuki33

さて次は鬼家(オニイエ)雅雄さんです。3年前に私へブログの仕方を教えてくれた方です。一生独身で甲斐駒岳の麓の山林の中に自分で大きな山荘を作り、周りの自然を楽しみながら悠々と生きている方です。草花を愛し、キノコを栽培し、敷地の真ん中を流れる清流の周りに風流な池を作り、モリアオガエルを育てています。

彼の周囲をいろどる自然の美しい写真は全て分類、編集して、HP「里山に住んで」(http://ihcuik69.web.fc2.com/ )に集められています。その中で特に私が好きなのは「ビオトープの庭」の写真です。都会ではあまり見られない可憐な花々の美しい写真が沢山あります。山に生える大木に咲く花の写真もあります。ホウの木に咲く白い花は都会では見られないので下にお送りします。

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この写真の出典は、http://ihcuik69.web.fc2.com/niwa.html です。鬼家さんの山荘は私の山林の中の小屋から500mくらいの所にあります。時々お邪魔して草花やモリアオガエルを見せてもらっています。山林に囲まれているのでインシシや猿や鹿が庭に遊びにくるそうです。本当に自然がお好きなのです。

最後に重要な方をご紹介いたします。千波湖や偕楽園の美しい水戸にお住まいの、玲さんです。お父上が水戸市の市長をなさったこともある名家にお育ちになりました。裕福な家庭で育ったので写真ものびやかで、心楽しくなります。教養もあって写真には俳句や和歌がさりげなく添えられています。

下のヤマモモの写真には芭蕉の句がそえてありました。「やまももの 落つる 音無し 五月雨」 (http://blog.goo.ne.jp/koiredawa より)

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玲さんは写真を本格的に習い高級なカメラを使っているので実に感動的な写真を掲載しています。何度も私のブログへ転載してご紹介していますのでご存知の方も多いと思います。お会いしたことはありませんが、お嬢さん育ちの高貴な美しさをたたえた方ではないかと想像しています。

以上の3人との絆は鬼家さんのブログの上で出来あがったのです。ちひろさんと玲さんが鬼家さんの草花の写真を何度も褒めていました。その文章に感心して鬼家さんに頼んで、ちひろさんと玲さんをご紹介して貰ったのです。それ以来3年になりますが、今も変わらずに新鮮な気持ちで交流しています。3人の方々の自然に対する毎日の感激が変わらないのです。人間の絆とは不思議なものです。

今日も皆様のご健康をお祈りします。そして、心豊かになるようなネット上での交流があります事を真剣に御祈り申し上げます。藤山杜人