後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

健全な2大政党育成の為に民主党へ投票します

2010年07月07日 | 日記・エッセイ・コラム

076 政治とは、利害の対立するいろいろな人々の現実的な問題を解決しながら、多数の人々が妥協できる政策を実施することです。

従って万人にとって理想的な政党は存在しません。完璧なマニフェストなどと言うものは存在しません。国民の利害が異なる限り、政党への評価が分かれるのが当然です。自民党より民主党がましだから投票するという言い方も曖昧すぎます。何を尺度にして、民主党がましだからと判定するのでしょうか?評価する視点によって政党の評価は大きく異なるのは当然です。政党もそうなら個々の候補者の評価も判定しにくいのが普通です。選挙は権力闘争でもあるのです。当然、当選してから約束を破る人も多くいます。

そこで私は選挙運動中に候補者の言っていることで投票先は決めないようにしています。民主主義の運用の上で重要な2大政党の数年おきの政権交代というものを日本でも実験するために投票することにしています。しかし、2大政党の他に小さな政党があって、独自の政策を持つことも重要とも考えています。

その上で政治原理の上から疑問を感じる党へは投票しないようにしています。

独裁制へつながる危険性のあるイデオロギーを看板にした政党は遠慮したいです。それから政治と宗教を分離したほうが良いという、「政教分離の原則」に従って宗教勢力へ関係するような政党は遠慮したいと思っています。勿論、そのような党は清潔で、人々の暮らしを真剣に考えてくれるという立派な側面はあります。しかし原則的には勘弁して貰いたいと思っています。

要するに、今回の参議院選挙で民主党へ投票する理由は、2大政党の政権交代が良いかも知れないと考えているからです

皆様の意見を頂ければ嬉しく思います。敬具、藤山杜人


「民主党へ投票します」という記事へ対する4件のコメントへお答えします

2010年07月07日 | うんちく・小ネタ

昨日、「民主党へ投票して、官僚のシビリアン・コントロールを徹底して貰いたい!」という記事を掲載しましたところ4人の方から真摯なコメントを頂きました。

コメントを下さって方々へ深く感謝します。

参議院選挙の投票日の7月11日も迫っていますので、この際、コメントへ対して私の答えをお送りいたします。

不勉強のせいで答えになっていない場合もありますがご寛容の程をお願い申し上げます。

(1)鬼家さんへのお答え:

投票を棄権するのも、しないのも国民が持っている基本的な自由です。

棄権の場合には3種の理由が有ると思います。全く選挙に無関心だから棄権する。関心があるが折角の日曜日に行くのが億劫だ。信頼して投票すべき候補者が居ないから棄権する。棄権の理由には、この3種があると想定できます。民主主義とはこの3種の優劣を議論しないのが原理原則です。ですから鬼家さんのお考えはそれで良いと思います。投票はしたい人がすれば良いのです。

コメント有難う御座いました。

(2)ロッキーさんへのお答え:

宮崎県の家畜の口蹄疫のことは国民の皆が心を痛めている大事件です。確かに政権政党である民主党の対応策が遅れたお陰で拡大したと思います。そして不適切な行政指導で農家の人々に大きな痛手を与えたことも事実だと思っています。

今回に限らず日本の内閣の危機管理体制が出来ていない上、大臣や官僚の無責任な対応が被害を増大しています。このことは何度も叫ばれていながら一向に改善されないのが残念です。

それと、石原さんの演説を民主党が妨害したという件へ対して私は答えが用意出来ませんでした。ご勘弁下さい。コメント有難う御座いました。

(3)がんばってさんへのお答え:

「愚民化政策を行い、子供たちを不登校や引きこもり、ワーキングプア、ネットカフェ難民にした「自民党・官僚政治」を生き返らせてはなりません。・・・・」というご意見に半分くらい同感です。

しかし私は数年前に、不登校の本人や親からの相談を受ける仕事をした経験があります。その体験によると不登校の原因は単純に政治が悪いからとは言いきれません。本当の原因はもっともっと複雑で、解明されていません。単純に政治が悪いと断罪しても、問題の解決にはなりません。民主党が政権を持っていても簡単には解決しないと思います。自民党より、少し改善する方向になるとは感じています。コメント有難う御座いました。

(4)山さんへの答え:

大変深く勉強した上でのご判断に敬意を表します。経済活性化の面で投票先を決めようとすればご意見のようになるのですね。勉強になりました。

私も何となく、「みんなの党」も真面目で良いと感じていました。

しかし国家財政の大きな累積赤字を考えると、それが将来、現在の若い人々の負担になって酷いことになる可能性があるのです。民主党は勇気を持って、その問題を取り上げたのですから、長期的には正しい政策ではないでしょうか?

経済の活性化を短期的に考えれば確かに大きなブレーキになることは同感です。

コメント有難うございました。

下に4人の方々からのコメントを掲載しておきます。皆様からのさらなるコメントをお待ちしています。藤山杜人

====鬼家(オニイエ)雅雄さんから=======

おはようございます。

私は今回棄権することにしました。前回の衆議院選挙で与野党逆転で国民も期待していたでしょう。
馬鹿みたいな政策に見事裏切られたという感じです。棄権すると世間では政治に関心なく無責任のように思われます。
関心があるから棄権するのです。役に立ちそうもない立候補者の誰を入れろというのでしょうか。
適当に書いて入れるほうが私は無責任だと思います。
政治で国民生活が良くなることは日本ではありえない話だと思います。

↓の動画みてどう思われますか。

http://www.youtube.com/watch?v=APQZDR36srg
宮崎を見捨てた民○党

http://www.youtube.com/watch?v=swcb1QDn6o0
民○党 石原の演説を妨害

がんばってください!
愚民化政策を行い、子供たちを不登校や引きこもり、ワーキングプア、ネットカフェ難民にした「自民党・官僚政治」を生き返らせてはなりません。国民を不幸にし、国を腐敗させた政治を、今回の選挙で完全に絶滅すべきです。
「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読みましたか。子供を壊される恐怖と、腹の底から込み上げる怒りを感じませんでしたか。これ以上、だまされ子供を不孝にするのは止めましょう。
この参院選は、官僚に支配され特別会計も教育も問題にしないマスコミに騙されず、「自民党・官僚政治」を滅ぼす国民の戦いです。


思い出の上高地、憧れの上高地・・・その写真集をお送りします

2010年07月07日 | 写真

7月5日午後1時から3時にかけて、大正池から河童橋へ梓川沿いに歩きました。青空の見える日でした。かつて上高地に遊んだ方々にとっては思い出深いと思います。機会がなくて憧れている方々もいます。そんな方々へ送る写真集です。撮影は家内が担当しました。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人

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上の写真は河童橋から50mくらい上流へ行った左岸から撮った穂高の連峰です。岳沢に残雪が光っていました。

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上の写真は河童橋です。昔のままの木造の吊り橋の姿でした。

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上の写真は大正池から見た穂高連峰の写真です。この写真の反対側には焼ケ岳がそびえています。

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大正池から河童橋に登る途中に田代橋の所で道をそれて杜の中を右方向へ少し登ると帝国ホテルがあります。寄って食事をしたり、コーヒーを飲んで一休みするところです。上の写真はその庭から見上げたホテルの風景です。スイスの山岳地のホテルを模して土台には石組みが使われ、屋根は特殊な赤色で塗ってあります。

上高地の記事を2,3日前に掲載しましたところ、Vasenoirさんという友人からコメントがありました。新婚旅行で行きましたと、初々しい妻を思い出したような内容でした。そこでそのような思い出をお持ちの方々へもう少し風景写真を下にサムネイルでお送りいたします。

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