後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

ネットの上で選挙運動をするのが何故いけないか?

2010年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム

068_2 ブログに参議院選挙のことを書くとき、日本人の私はいろいろな理由で恐る恐る書いています。特にこのブログの読者は老境の方々が多いので心配です。

日本には聖徳太子の十七条の憲法にある「和をもって尊しとす」を信じている人々が多いのです。選挙で誰それに投票すると書いてしまうと反対意見の人々は私を憎みまます。明日は民主党へ入れます。蓮舫さんへ投票しますと書くと反対派の人々が感情的になるのです。書くことが「和を崩す」ことになりかねません。

選挙に感情的な反応をするかぎり、真の民主主義が育ちにくいのです。このような精神風土は戦後65年経っても一向に改善されません。実に困ったものです。

選挙で誰に投票するかは個人の自由です。しかし、それぞれが誰に、どのような理由で投票するか?こういう問題は感情抜きで討論、議論することが本当の民主主義を根付かせる為に非常に重要です。お互いに間違った判断や思い違いをしている事が有ります。討論や議論をするとそれが分かるのです。

私は2大政党の政権交代の健全な育成の為に民主党に入れます。蓮舫さんは事業仕分けで良い仕事をしたので、続きをして貰いたいのです。

こう明快に書いても誰も反論してくれません。私の考えの間違いを誰も教えてくれません。

今朝、オバマ大統領は毎週7万通の手紙と1万通のメールを受け取り、それらをどの様に処理するか? という記事を掲載しました。アメリカ人は大統領でも、感情的にならないで読んでくれると信じて不平不満を書いて、手紙として送るのです。

「直訴は手打」という封建文化を心の底に抱いている我々日本人もシステムを変えれば実行出来ると思います。総理大臣宛ての手紙やメールを受け取り、全てに目を通し、分類、整理する責任者を公式秘書室の中で決めれば良いのです。来た手紙の整理結果を毎週公表すれば良いのです。毎日10通だけ責任者が選び、総理大臣は必ず毎日読むことにすれば良いのです。

とにかく、どうも日本の選挙は不明朗な雰囲気がつきまといがちです。そのように感じるのは私の偏見でしょうか?皆様のご意見をコメントとして頂ければ本当に嬉しく思います。お待ちしています。


久しぶりに霞ケ浦へヨットに行ってきました

2010年07月10日 | 写真

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今日は晴れ上がりました。暑いからと家の中でクーラーの当たってばかり居るのと怠惰になると思い、ヨットへ行きました。私がヨットへ行くのは趣味だけではなく、強い精神を鍛える為でもあります。戦前の生まれなので、何かつらい事を続けると精神が強くなると教わりました。

それが習慣になってしまい、この暑いのに太陽に当たりに行くのです。ヨットも年間36回(毎月平均3回)以上行くようにしています。つらい仕事です。

しかしいずれ老化して出来なくなるのです。それまでは頑張って見ようと思います。

そうは言っても暑すぎました。2時間のセイリングで逃げ帰ってきました。メインセイルも上げなかったのですが、爽快な気分になりました。暑い間、皆様はどのようにしてお過ごしでしょうか?毎度、同じような写真で恐縮です。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。(終り)


オバマ大統領は毎週7万通の手紙と1万通のメールを受け取り、それらをどの様に処理するか?

2010年07月10日 | 日記・エッセイ・コラム

昨日、アメリカ大使館からメールを貰いました。ウェブサイト「Connect USAhttp://ConnectUSA.jpに掲載されている情報はブログへ転載しても良いというメールです。。早速ですが、我々があまり知らない驚くべき事実をご紹介します。

アメリカ人は毎週、オバマ大統領へ6万5000通もの手紙を書き、1万通ものメール、1000通のFaxを送り、更に毎日1500件から3500件の電話がかかってきます。そして大統領秘書室ではその膨大な手紙やメールを読み、寄せられた意見や不満を分類整理します。その結果を大統領へ報告し、さらに毎日10通の手紙をオバマさんへ手渡します。オバマさんはその就任直後から10通の手紙を毎日読む事を日課にしているそうでます。毎日、10通の手紙を読み、その中から何通かへは自ら返事を書いています。

詳しくは、日本語字幕付ビデオ アーカイブ:ホワイトハウスのビデオ:ホワイトハウスの内側:大統領への手紙(Inside the White House - Letters to the President )をご覧下さい。

この情報相互公開の重要性は以下のような理由で明白です。

(1)ありのままの米国を大統領が身近に感じることができます

(2)毎日読む10通の手紙の内容は、楽しい手紙も怒りの手紙もあります。多くは生活に不満や苛立ちを感じている人からです

(3)大統領秘書室任務は入手した全情報を通信室室長マイク・ケレハーが、分析して 一般の人々の声を大統領に伝えることを支援します

(4)そして大統領に届けたことを手紙を送った人に知らせます

(5)大統領あての全メッセージがマイク・ケレハーのもとへ来ます。そして毎日選ぶ10通は次のことを考慮して選ぶます。1、届く手紙を代表しているか?。2、ニュース性があるか?。

3、無視できないメッセージか?。

(5)選ばれた手紙を読んで問題別に分類します。そして最後に毎日10通選び、オバマさんへ届けます。

(6)これによって有権者の心配や関心が直接大統領に伝わります。それが大統領の強い望みです。大統領が隔絶されないようにわたしたちが気を配ります。

(7)大統領自身が書く返事は1日に3通から4通です。

以上のような大統領と一般人との情報の共有こそが、アメリカの直接民主主義を支えている重要な鍵になっているのです。日本の場合とあまりにも違っています。

明日の参議院選挙を前にして日米の民主主義の内実の相違の大きさに溜息がでます。この続編はまた書き続けます。(続く)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人