ブログに参議院選挙のことを書くとき、日本人の私はいろいろな理由で恐る恐る書いています。特にこのブログの読者は老境の方々が多いので心配です。
日本には聖徳太子の十七条の憲法にある「和をもって尊しとす」を信じている人々が多いのです。選挙で誰それに投票すると書いてしまうと反対意見の人々は私を憎みまます。明日は民主党へ入れます。蓮舫さんへ投票しますと書くと反対派の人々が感情的になるのです。書くことが「和を崩す」ことになりかねません。
選挙に感情的な反応をするかぎり、真の民主主義が育ちにくいのです。このような精神風土は戦後65年経っても一向に改善されません。実に困ったものです。
選挙で誰に投票するかは個人の自由です。しかし、それぞれが誰に、どのような理由で投票するか?こういう問題は感情抜きで討論、議論することが本当の民主主義を根付かせる為に非常に重要です。お互いに間違った判断や思い違いをしている事が有ります。討論や議論をするとそれが分かるのです。
私は2大政党の政権交代の健全な育成の為に民主党に入れます。蓮舫さんは事業仕分けで良い仕事をしたので、続きをして貰いたいのです。
こう明快に書いても誰も反論してくれません。私の考えの間違いを誰も教えてくれません。
今朝、オバマ大統領は毎週7万通の手紙と1万通のメールを受け取り、それらをどの様に処理するか? という記事を掲載しました。アメリカ人は大統領でも、感情的にならないで読んでくれると信じて不平不満を書いて、手紙として送るのです。
「直訴は手打」という封建文化を心の底に抱いている我々日本人もシステムを変えれば実行出来ると思います。総理大臣宛ての手紙やメールを受け取り、全てに目を通し、分類、整理する責任者を公式秘書室の中で決めれば良いのです。来た手紙の整理結果を毎週公表すれば良いのです。毎日10通だけ責任者が選び、総理大臣は必ず毎日読むことにすれば良いのです。
とにかく、どうも日本の選挙は不明朗な雰囲気がつきまといがちです。そのように感じるのは私の偏見でしょうか?皆様のご意見をコメントとして頂ければ本当に嬉しく思います。お待ちしています。