後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

秋のオープンガーデンのお知らせ・・・陽賜里工房ガーデンです

2010年08月11日 | インポート

陽賜里工房ガーデンの様子はこの記事の前の記事、偶然見つけた美しい庭と老婦人 でご説明しました。そこの恒例、秋のオープンガーデンを下記のように開催するそうです。私も参加します。皆様のご参加をお待ちしています。

9月23日(木)から25日(土)の午前10時から午4時まで、

場所は山梨県北杜市武川町 山高 3567-556

なお25日(土)は昼11:30から14:00くらいまで、たい焼きパーティをします。(参加費は1人500円です)

たい焼きの中の美味しい具の持ち込みもOKです。(基本的な材料は用意します。)

23日と24日は、お弁当を広げてのんびりして下さい。

@昨年しました桜染めをしたい方はご連絡下さい。材料は準備出来ます。(染める布はご持参下さい。) 

連絡先:携帯電話:090-4170-0370 Fax:042-551-3487

e-mail: t-taraku@t-net.ne.jp 


偶然見つけた美しい庭と老婦人

2010年08月11日 | 写真

それは昨年の夏の事でした。北杜市の真原桜並木の青葉のトンエルを車でゆっくり走っていました。車窓から左を何気なく見ると、緩やかな南向きのスロープの広い庭に淡い色の花々が咲き乱れ、小さな木造の家の前に白髪の婦人が椅子に腰掛け、膝の上に白い布を広げているのが目に止まりました。

「ターシャが!」、と家内がつぶやくのです。すぐに引き返して、路肩に車を停め、訪れました。

細い路地を入り、名刺を出しながら声をかけました。晴れやかな笑顔の老婦人がやさしい声で話します。十数年前に、息子さんとこのへんを回ってここの土地を買い、小屋を建てたそうです。「二人で東京から時々泊まりがけで庭作りに通ってきます。息子も造園が好きで一年を通うして花々が咲くようにつくってくれました」と微笑みながら話して下さいました。南向きの傾斜地には、まさしくターシャの庭のように自然そのままの草花が豊かに咲いています。息子さんはボランテア活動をしながら、時々「草木染めの体験教室」も開催しています。

写真をお楽しみ頂ければ嬉しくおもいます。(終わり)

016 018 021 017


戦争で無くなった人々の追悼碑を読んでみる

2010年08月11日 | 日記・エッセイ・コラム

013

011 014 003 001 009

今年も間もなく8月15日、敗戦記念日がやって来ます。毎年、天皇皇后、首相らが臨席して終戦記念日の追悼会が開催されます。テレビや新聞がその記事を大きく出しています。

筆者は隠れキリシタンも尊敬しているカトリック教徒です。しかし神社にはよく立ち寄ります。其処には地域のいろいろな歴史を刻んだ石碑が幾つか立っています。

それらを読むのが何故か習慣になっています。

先日、偶然立ち寄った、立川市の旧砂川村の鎮守様の境内で、さきの大戦で戦死した兵士や、空襲で亡くなった戦没者者の慰霊碑を見ました。穏やかな農村から元気に出征し、帰って来なかった若者、200人以上の姓名が刻みこんであります。その下には空襲で亡くなった村人、数十人の名前も刻み込んであります。巨大な石碑です。

元気に出征した若者が何故帰らなかったのかと残された家族が嘆いています。そのせつせつたる気持ちの文章が涙を誘います。

東京都下には昔は北多摩郡、西多摩郡、南多摩郡という農村地帯があり、草深い村々がありました。現在も、当時の村の鎮守の森へ寄ると必ずこのような戦死者や戦没者を悼む石碑があります。砂川村だけはありません。あちこちで見ました。

石碑だけではありません。山林の中の小屋へ行く度にある村落を通る抜けます。その村落の入り口に巨大な御影石の角柱が道を挟んで2本立っています。外から入ってくると石柱の表には何も刻んでありません。しかし2本とも裏には大きく、「武運長久」と刻んであります。出征して出て行く若者をここまで家族が送って来て、「武運長久」を祈ったのでしょう。左右2本に同じ文が彫ってあるのです。「必ず生きて帰って来てください!!!」という強い願いを表しているようです。

この石柱の間を通って戦場へ行った若者のうち何人が生きながらえて再び帰って来たのでしょう?2本の石柱の間を車で通る度に悲しい気持ちになります。

どんな理由があっても戦争はすべきでないと思い直します。皆様の家の近所に戦争被害者の追悼碑がありますでしょうか?農村地帯へ行くと神社にはあります。ご覧になさって下さい。あれから65年になります。しかし石碑はそのまま立っています。静かに立っています。8月になると毎年思い出します。

==========================

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。藤山杜人