マザーテレサがインドに、「神の愛の宣教者会」(Missionaries of Charity)を作り、現在は4800人の修道女が世界各国で貧しい人々へ奉仕しています。昨日はそのコルコタの本部で「マザーテレサ生誕100年記念式」が行われました。AFP報道を見ると数多くのインド人修道女が熱心に祈っています。「マザーテレサ生誕100年記念式」を検索するとその報道が出てきます。この修道会の本部メンバーは大部分がインド人女性のようです。
ところで日本人とこの修道会との繋がりはどのようになっているのでしょうか?日本人女性でこの修道会の会員になった方も居るようです。調べていましたら、この修道会に感動して神父になった片柳敏洋さんの「ブログ」を見つけました。以下にそのブログから片柳神父の書いた文章の一部を転載いたします。
=====http://d.hatena.ne.jp/hiroshisj/20081007/1223391205からの抜粋文=====
ロザリオの聖母の記念日であり、「神の愛の宣教者会」(Missionaries of Charity,略称M.C.)の創立記念日でもある今日、「神の愛の宣教者会」名古屋修道院で初ミサを立てる恵みを頂きました。
今から10年半ほど前、イエズス会での修練を始めるために埼玉の実家から広島のイエズス会修練院に向かう途中で、わたしはM.C.の名古屋修道院に立ち寄りました。そのときに、「いつかまた司祭になって戻って来たいと思います」とシスター方に話したことを今も鮮明に覚えていますが、今日ついにその約束を果たすことができたのです。
マザー・テレサがM.C.を始めなければ、わたしはマザー・テレサに会いにカルカッタに行くこともなかったでしょうし、司祭への道を考えることも決してなかったでしょう。その意味で、今日の記念日はわたしの司祭召命にとっても大きな意味を持っています。司祭への道を歩み始めてからも、以前にご紹介したSr.マーガレット・メリーを初めとするたくさんのM.C.シスターたちがわたしの召命を祈りで支えてくれました。特に、ローマでは1人のM.C.シスターがわたしの霊的同伴者として祈ってくださっています。彼女たちの祈りがなければ、わたしが司祭召命の道をここまで歩いてくることはできなかったでしょう。
マザー・テレサが始めたM.C.を通して、「神の国」がこの地上に根を張り、枝を伸ばしていっているのをひしひしと感じます。わたしも、その枝の一つとして司祭召命を最後まで全うしたいと今日のミサを立てながら改めて思いました。
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上の文中に、「神の愛の宣教者会」名古屋修道院という表現があります。すると名古屋以外のあちこちに、「神の愛の宣教者会」の女子修道院が存在していることが推察されます。マザー・テレサは、日本を初めて訪れた後、日本から帰ってまもなく4人のシスターを日本に派遣しました。東京から始まったシスターたちの活動は、今は、名古屋、別府に修道院をおいて、未婚の母親のため、またホームレスのおじさんたちのための支援活動を行っているようですがHPや公報情報が少なく詳細が分かりません。住所だけは分かりましたのでご報告します。
日本の「神の愛の宣教者会」の4か所の支部の住所は、(1)女子修道院、郵便番号123東京都足立区西新井本町3-5-24電話03-3898-3866、(2)女子修道院、郵便番号497愛知県海部郡七宝町大字安松1-21、電話052-441-5141、(3)女子修道院、郵便番号874大分県別府市大字浜脇3307-1、電話0977-21-7044、(4)男子修道院、郵便番号110東京都台東区日本堤2-2-14 電話03-3876-2864 です。
詳細は、これから調べて行くつもりです。今日はとりあえず片柳神父様のことだけをご紹介いたします。(続く)