後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

素晴らしい光景ですか?それとも貴方は心配になりませんか?

2010年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

秋風の立つ山中湖が波たっています。美しい白鳥と雁がゆったり泳いでいます。鯉も群がっています。生き物が居る自然の風景はそれだけで感動的です。まず写真をお楽しみ下さい。

007 008 020 023

私はこのように白鳥や雁やカモ類が日本の湖や沼に棲みついていて、シベリヤへ渡って行かないことを大変心配しています。白鳥が可愛いからといって餌を多量にやるから棲みついてしまうのです。一番下の写真の子供は1袋100円の餌を手に持って鯉へやっています。それを雁や白鳥が集まって来て食べています。

白鳥や雁は幸せないのでしょうか?渡り鳥が飛ばなくなれば翼の筋肉が衰えてしまいます。それで本当に良いのでしょうか?可愛いから餌を多量にやって棲みつかせることは良い事なのかとても心配です。やはり季節になったら飛んで来る方が自然で良いと信じています。皆様はどのようにお考えでしょうか?


足しげく通ったスケート場は幻のように消えてしまった

2010年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム

夫婦は何事も一緒に行動するという鉄則を守ろうとしてきました。1961年にオハイオ州で新婚生活を始めたので、アメリカ流の夫婦の掟に染まった結果です。しかしこの掟はなかなか過酷な掟です。

しかし、夫婦の間の掟と諦めて相手の趣味になるべく付き合います。 妻の趣味はいろいろありますが、フィギュアスケートもその一つです。中学1年から後楽園、新宿コマ、軽井沢、白樺湖などのスケート場で滑ったというのです。結婚後も毎冬、4,5回は滑りたいと言います。

ところが、が私は運動音痴で、全てのスポーツが嫌いなのです。

しかし夫婦の掟がある以上、逃げるわけにもいきません。スケート靴を買って、冬の間車に積んで35年間もスケートをしました。それは過酷なものでした。

奥多摩、諏訪湖、富士山、白樺・蓼科、西武園、読売ランドなどの屋外スケート場へも滑りに行きました。強風や吹雪がふきつけてくる零下10度や15度の中で妻が娘と息子を従えて滑っています。結局、妻がスケート靴を脱いだのは60才の時でした。結婚したのが25才の時でしたから、私は35年も夫婦の掟に従ってお付き合いしたのです。

昨日、奥多摩街道をドライブしているとき、足しげくスケートに通った小作の屋内スケート場と沢井のスケート場の傍を通りました。よく通ったところなので懐かしく思い車を停めて回りを見て、写真を撮って来ました。

下の写真の一番上は小作の屋内スケート場の駐車場と切符売り場のあった高台の上から見た多摩川の流れです。振りかえって屋内スケート場のあった所はすっかり変わっています。2枚目の写真にあるように、瀟洒な建売住宅が並んでいるだけです。そこにスケート場があったなどと誰も想像が出来ません。幻のように消えてしまったのです。

そこで多摩川をもっと遡って御岳の手前の沢井の野外スケート場に行ってみました。そこは道路工事の資材置き場になっていました。その事務所の人に聞くと、もう15年くらい前にスケート場は廃業したと言います。その後で鯉の養殖をしていたが鯉は売れないのでそれも止めたそうです。そして鯉が勝手に生きているから見て行きなさいと言います。成程、数匹の鯉が岸に立った私の足元に寄ってきます。

下の2枚の写真は、野外スケート場のあった池です。これは完全に消えてしまったわけではありません。しかし若い男女や子供達が楽しそうに滑っていたあの光景は永久に消えてしまったのです。陳腐な言い方ですが、夢まぼろしのようです。

皆様はそのようなご経験が御座いますでしょうか?まあ、それだけのお話です。

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。藤山杜人

053 070 097 098